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薬剤師ネクスト経営塾

ベプシドカプセル50mg

作成又は改訂年月

** 2012年2月改訂 (第11版)
* 2010年1月改訂

日本標準商品分類番号

87424

日本標準商品分類番号等

効能又は効果追加承認年月(最新)
**2012年2月

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤

承認等

販売名

ベプシドカプセル50mg

販売名コード

4240001M2071

承認・許可番号

承認番号
21900AMX00930
欧文商標名
VEPESID Capsules

薬価基準収載年月

2007年12月

販売開始年月

1994年7月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存,吸湿注意
使用期限
3年(使用期限の年月は外箱に記載されています。)

規制区分

劇薬
処方せん医薬品
注意−医師等の処方せんにより使用すること

組成

ベプシドカプセル50mgは1カプセル中,エトポシド50mgを含有する。
添加剤としてマクロゴール,ポビドン,ヒドロキシプロピルセルロース及び無水クエン酸,カプセル本体にゼラチン,ラウリル硫酸ナトリウム及びポリソルベート80を含有する。

性状

本剤は,白色の帯により接着された薄いだいだい色の硬カプセル剤で,内容液は淡黄白色澄明の粘性の液である。
形状

サイズ
2号カプセル
重さ(g)
0.45
識別コード
BMS305

販売名

ベプシドカプセル25mg

販売名コード

4240001M1075

承認・許可番号

承認番号
21900AMX00929
欧文商標名
VEPESID Capsules

薬価基準収載年月

2007年12月

販売開始年月

1994年7月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存,吸湿注意
使用期限
3年(使用期限の年月は外箱に記載されています。)

規制区分

劇薬
処方せん医薬品
注意−医師等の処方せんにより使用すること

組成

ベプシドカプセル25mgは1カプセル中,エトポシド25mgを含有する。
添加剤としてマクロゴール,ポビドン,ヒドロキシプロピルセルロース及び無水クエン酸,カプセル本体にゼラチン,ラウリル硫酸ナトリウム及びポリソルベート80を含有する。

性状

本剤は,白色の帯により接着された薄いだいだい色の硬カプセル剤で,内容液は淡黄白色澄明の粘性の液である。
形状

サイズ
4号カプセル
重さ(g)
0.23
識別コード
BMS304

一般的名称

エトポシドカプセル

警告

**本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。適応患者の選択にあたっては,各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与すること。

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
重篤な骨髄抑制のある患者[骨髄抑制は用量規制因子であり,感染症又は出血を伴い,重篤化する可能性がある。]
本剤に対する重篤な過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)

効能又は効果

**卵巣癌に対して本剤の投与を行う場合には,白金製剤を含む化学療法施行後の症例を対象とし,白金製剤に対する感受性を考慮して本剤以外の治療法を慎重に検討した上で,本剤の投与を開始すること。

用法及び用量

1.肺小細胞癌
エトポシドとして,通常成人1日175〜200mgを5日間連続経口投与し,3週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。
なお,投与量は疾患,症状により適宜増減する。

なお,投与量は疾患,症状により適宜増減する。
2.悪性リンパ腫
患者の状態に応じA法又はB法を選択する。
(1)A法
エトポシドとして,通常成人1日175〜200mgを5日間連続経口投与し,3週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。
なお,投与量は疾患,症状により適宜増減する。

なお,投与量は疾患,症状により適宜増減する。
(2)B法
エトポシドとして,通常成人1日50mgを21日間連続経口投与し,1〜2週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。
なお,投与量は疾患,症状により適宜増減する。

なお,投与量は疾患,症状により適宜増減する。
3.子宮頸癌
エトポシドとして,通常成人1日50mgを21日間連続経口投与し,1〜2週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。
なお,投与量は疾患,症状により適宜減量する。

なお,投与量は疾患,症状により適宜減量する。
4.**がん化学療法後に増悪した卵巣癌がん化学療法後に増悪した卵巣癌
エトポシドとして,通常成人1日50mg/m2を21日間連続経口投与し,1週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。
なお,患者の状態により適宜減量する。
エトポシドとして,通常成人1日50mg/m2を21日間連続経口投与し,1週間休薬する。これを1クールとし,投与を繰り返す。
なお,患者の状態により適宜減量する。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
骨髄抑制のある患者[骨髄抑制を増悪させることがある。]
肝障害のある患者[代謝機能等が低下しているので,副作用が強くあらわれることがある。]
腎障害のある患者[腎機能が低下しているので,副作用が強くあらわれることがある。]
感染症を合併している患者[骨髄抑制により,感染症を増悪させることがある。]
水痘患者[致命的全身症状があらわれるおそれがある。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
小児(「小児等への投与」の項参照)
長期間使用している患者[骨髄抑制等が強くあらわれ,遷延性に推移することがある。]

重要な基本的注意

本剤の投与により骨髄抑制等の重篤な副作用が起こることがあり,ときに致命的な経過をたどることがあるので,以下の点に注意すること。
緊急時に十分処置できる医療施設及び癌化学療法に十分な経験をもつ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与すること。
なお,本剤の使用にあたっては,添付文書を熟読すること。
頻回に臨床検査(血液検査,肝機能検査,腎機能検査等)を行うなど,患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量,休薬,中止等の適切な処置を行うこと。骨髄抑制は用量依存的に発現する副作用であり,用量規制因子である。白血球減少の最低値は一般に,5日間投与[肺小細胞癌及び悪性リンパ腫(A法)]においては投与開始日より約2〜3週間後1)1)に,21日間投与[悪性リンパ腫(B法)及び子宮頸癌]においては投与開始日より約3週間後2)2)にあらわれる。
化学療法を繰り返す場合には,副作用からの十分な回復を考慮し,肺小細胞癌及び悪性リンパ腫(A法)においては少なくとも3週間の休薬,悪性リンパ腫(B法)及び子宮頸癌においては少なくとも1〜2週間の休薬を行うこと。また,使用が長期間にわたると副作用が強くあらわれ,遷延性に推移することがあるので,投与は慎重に行うこと。
他の抗悪性腫瘍剤,放射線照射を併用する場合には,骨髄抑制等の副作用が増悪することがあるので,患者の状態を観察しながら,減量するなど用量に注意すること。
感染症,出血傾向の発現又は増悪に十分注意すること。
小児に投与する場合には,副作用の発現に特に注意し,慎重に投与すること。
小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には,性腺に対する影響を考慮すること(「その他の注意」の項の1.参照)。
手術あるいは放射線治療の補助化学療法として用いた場合,その有効性・安全性は確立していない。
本剤と他の抗悪性腫瘍剤の併用により,急性白血病(前白血病相を伴う場合もある),骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があるので,十分に注意すること。3)〜8)3)〜8)
**卵巣癌に本剤を使用する際には,関連文献(「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書:エトポシド(卵巣癌)」等)を熟読すること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
 抗悪性腫瘍剤,放射線照射
臨床症状・措置方法
骨髄抑制等を増強することがあるので,併用療法を行う場合には,患者の状態を観察しながら,減量するなど用量に注意すること。
機序・危険因子
ともに骨髄抑制作用を有する。

副作用

副作用等発現状況の概要
1.〈概要〉
(1)5日間連続投与(承認時から再審査終了時及び剤型追加承認時)
総症例1,648例(承認時375例及び市販後調査1,273例)における副作用及び臨床検査値異常の発現率は75.9%であり,主なものは白血球減少48.2%,貧血(赤血球減少及びヘモグロビン減少)30.9%,血小板減少20.3%,脱毛32.6%,食欲不振28.0%,嘔気20.7%,嘔吐9.7%,倦怠感9.4%,口内炎5.8%であった。
(2)21日間連続投与(承認時)
総症例181例における副作用及び臨床検査値異常の発現率は96.7%であり,主なものは白血球減少75.1%,ヘモグロビン減少65.7%,血小板減少14.9%,脱毛59.1%,食欲不振51.4%,悪心・嘔吐42.0%,倦怠感30.9%,口内炎13.8%等であった。
重大な副作用
1.汎血球減少(0.2%)等の骨髄抑制
汎血球減少,白血球減少,好中球減少,血小板減少,出血,貧血等があらわれることがあるので,頻回に血液検査を行うなど観察を十分に行い,異常が認められた場合には減量,休薬,中止等の適切な処置を行うこと。
2.間質性肺炎(0.2%)
発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
その他の副作用
肝臓腎臓腎臓消化器消化器過敏症皮膚皮膚精神神経系精神神経系循環器電解質その他その他その他
注:このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

高齢者では,一般に生理機能(骨髄機能,肝機能,腎機能等)が低下しており,本剤の投与で骨髄抑制等の副作用が高頻度に発現しているので,頻回に臨床検査を行い,用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[動物実験(ラット・ウサギ)で催奇形性,胎児毒性が認められている。]
授乳婦に投与する場合には授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。]

小児等への投与

小児に対する安全性は確立していないので,投与する場合には副作用の発現に特に注意し,慎重に投与すること。なお,子宮頸癌では小児に対する使用経験はない。

適用上の注意

1.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

その他の注意

動物実験(イヌ・ラット)で精巣の萎縮,精子形成障害が発現し,投与後約1カ月の休薬において回復性は認められなかった。これらの毒性については,別の動物実験で投与後2又は3カ月の休薬において回復又は回復傾向が認められている。
細菌での修復試験,復帰変異試験,マウスの小核試験において変異原性が認められている。

薬物動態

癌患者に本剤1日1回150mgを5日間経口投与したところ,1日目と5日目の血中濃度の推移に差はなく,蓄積傾向は認められなかった。2),9)2),9)
癌患者に本剤1日1回50mgを21日間経口投与したところ,1日目と21日目の血中濃度の推移に差はなく,蓄積傾向は認められなかった。2),9)2),9)

臨床成績

1.9)〜20)9)〜20)
1.肺小細胞癌
単独投与の試験における奏効率は25.0%(33/132)であった。また,併用療法の試験における奏効率は23.1%(3/13)であった。
2.悪性リンパ腫
単独投与の試験のA法(5日間投与)における奏効率は44.3%(43/97),B法(21日間投与)における奏効率は53.0%(44/83)であった。また,併用療法の試験のA法(5日間投与)における奏効率は81.8%(9/11)であった。
3.子宮頸癌
単独投与の試験(21日間投与)における奏効率は23.5%(23/98)であった。また,子宮頸癌における病理組織別奏効率は,扁平上皮癌では27.1%(23/85)であったが,腺癌8例(うち未治療例1例)及び腺扁平上皮癌5例(うち未治療例はなし)では奏効例はなかった。

薬効薬理

1.抗腫瘍作用21)〜23)21)〜23)
マウス可移植性ルイス肺癌に対して抗腫瘍作用が認められた。
ヌードマウスの可移植性ヒト悪性リンパ腫(Case2及びCase6),ヒト肺癌(LX-1,Lu-134,N231,Lu-24,Lu-61),ヌードマウス皮下移植ヒト子宮頸癌(HeLa S3,TCO-1)及びヌードマウス子宮移植ヒト子宮頸癌(HeLa S3)に対して増殖抑制効果を示した。
2.作用機序24)〜27)24)〜27)
細胞周期のS期後半からG22期にある細胞に対して殺細胞作用を示し,その機序は,DNAに対する直接作用ではなく,DNA構造変換を行う酵素トポイソメラーゼIIの活性を阻害するなどが考えられる。また,この殺細胞作用は作用濃度と作用時間の双方に依存して増強する。

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名
エトポシド(Etoposide)
2.化学名
(5R,5aR,8aR,9S)-9-{[4,6-O-(1R)-Ethylidene-β-DD-glucopyranosyl]oxy}-5-(4-hydroxy-3,5-dimethoxyphenyl)-5,8,8a,9-tetrahydrofuro[3',4':6,7]naphtho[2,3-d][1,3]dioxol-6(5aH)-one
3.構造式
4.分子式
C2929H3232O1313
5.分子量
588.56
6.性状
エトポシドは,白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノールにやや溶けにくく,エタノール(99.5)に溶けにくく,水に極めて溶けにくい。
7.融点
約260℃(分解)

承認条件

子宮頸癌に対する国内における本剤の臨床的有効性及び安全性を確認するため,国内での適切な臨床試験を行い,その結果を含めた市販後調査結果を報告すること。

包装

ベプシドカプセル50mg:20 カプセル
ベプシドカプセル25mg:40 カプセル

主要文献及び文献請求先

小川一誠ほか:癌と化学療法,10(11),2403(1983)
野田起一郎ほか:癌と化学療法,21(10),1633(1994)
Ratain,M.J.et al.:Blood,70(5),1412(1987)
Pui,C.H.et al.:New Eng.J.Med.,325(24),1682(1991)
Pedersen-Bjergaard,J.et al.:Lancet,338(10),359(1991)
Sugita,K.et al.:Am.J.Ped.Hema.Oncol.,15(1),99(1993)
黒田浩明ほか:小児外科,27(10),1246(1995)
平林一美ほか:日小児血液会誌,9,223(1995)
朴 勤植ほか:基礎と臨床,26(3),1136(1992)
吉田 喬ほか:癌と化学療法,21(16),2793(1994)
仁井谷久暢ほか:癌と化学療法,19(4),561(1992)
木村禧代二ほか:癌と化学療法,12(10),2011(1985)
古瀬清行ほか:癌と化学療法,12(12),2352(1985)
松井祐佐公ほか:癌と化学療法,12(9),1801(1985)
本間 威ほか:癌と化学療法,12(2),309(1985)
木村禧代二ほか:癌と化学療法,13(3),496(1986)
小西一郎ほか:癌と化学療法,12(7),1482(1985)
三比和美ほか:癌と化学療法,12(2),314(1985)
野田起一郎ほか:癌と化学療法,25(13),2061(1998)
池田正典ほか:癌と化学療法,25(14),2249(1998)
森田真寿行ほか:日薬理誌,87(1),53(1986)
岡本一也ほか:薬理と臨床,5(12),2175(1995)
松本小百合ほか:癌と化学療法,26(9),1313(1999)
Izumi,Y.et al.:Acta Haematol.Jpn.,48,1371(1985)
Wozniak,A.J.et al.:Cancer Research, 43,120(1983)
Krishan,A.et al.:J.Cell.Biology,66,521(1975)
Chen,G.L.et al.:J.Biol.Chem.,259(21),13560(1984)

文献請求先

問い合わせ先 ブリストル・マイヤーズ株式会社 メディカル情報部
(住所)東京都新宿区西新宿6−5−1
(TEL)0120−093−507

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
ブリストル・マイヤーズ株式会社
東京都新宿区西新宿6-5-1

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
4240001M2071 ベプシドカプセル50mg エトポシド 50mg1カプセル 1460.5
4240001M1075 ベプシドカプセル25mg エトポシド 25mg1カプセル 759.1

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