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クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」

作成又は改訂年月

** 2018年5月改訂 (第14版)
* 2017年10月改訂

日本標準商品分類番号

876149

日本標準商品分類番号等

効能又は効果追加承認年月(最新)
2009年8月

薬効分類名

マクロライド系抗生物質製剤

承認等

販売名

クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」

販売名コード

6149003R1054

承認・許可番号

承認番号
21800AMZ10199000
商標名
CLARITHROMYCIN

薬価基準収載年月

2006年7月

販売開始年月

2006年7月

貯法・使用期限等

貯法
遮光室温保存(気密容器)
開封後は湿気を避けて保存すること
使用期限
外箱等に表示

規制区分

処方箋医薬品
注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」:1g中に日局クラリスロマイシン100mg(力価)を含有する。
添加物として、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、エチルセルロース、カルメロースNa、軽質無水ケイ酸、サッカリンNa、酸化Mg、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、D-マンニトール、香料を含有する。
剤形性状
ドライシロップ白色の粉末状又は粒状で、ストロベリー様の芳香があり、味は甘い

販売名

クラリスロマイシン錠50mg小児用「サワイ」

販売名コード

6149003F1090

承認・許可番号

承認番号
21800AMZ10200000
商標名
CLARITHROMYCIN

薬価基準収載年月

2006年7月

販売開始年月

2006年7月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に表示

基準名

日本薬局方
クラリスロマイシン錠

規制区分

処方箋医薬品
注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

クラリスロマイシン錠50mg小児用「サワイ」:1錠中に日局クラリスロマイシン50mg(力価)を含有する。
添加物として、カルナウバロウ、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、ステアリン酸Mg、タルク、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、ポリソルベート80、マクロゴール6000、メタケイ酸アルミン酸Mgを含有する。
剤形直径(mm)重量(mg)厚さ(mm)性状識別コード外形
フィルムコーティング錠6.1約823.5白色SW CM50

一般的名称

クラリスロマイシン製剤

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
*ピモジド、エルゴタミン含有製剤、スボレキサント、ロミタピドメシル酸塩、タダラフィル(アドシルカ)、チカグレロル、イブルチニブ、アスナプレビル、バニプレビルを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
肝臓又は腎臓に障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)

効能又は効果

**咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、感染性腸炎、副鼻腔炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

用法及び用量に関連する使用上の注意

本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
一般感染症において、小児の1日投与量は成人の標準用量(1日400mg)を上限とすること。
免疫不全など合併症を有さない軽症ないし中等症のレジオネラ肺炎に対し、1日400mg分2投与することにより、通常2〜5日で症状は改善に向う。症状が軽快しても投与は2〜3週間継続することが望ましい。また、レジオネラ肺炎は再発の頻度が高い感染症であるため、特に免疫低下の状態にある患者などでは、治療終了後、更に2〜3週間投与を継続し症状を観察する必要がある。なお、投与期間中に症状が悪化した場合には、速やかにレジオネラに有効な注射剤(キノロン系薬剤など)への変更が必要である。
後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症の治療に用いる場合、国内外の最新のガイドライン2)2)等を参考に併用療法を行うこと。
後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性MAC症の治療に用いる場合、臨床的又は細菌学的な改善が認められた後も継続投与すべきである。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
他のマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者
肝機能障害のある患者〔肝機能障害を悪化させることがある(「副作用」の項参照)〕
腎機能障害のある患者〔血中濃度が上昇するおそれがある、「相互作用」の項参照〕
心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者〔QT延長、心室頻拍(Torsades pointesを含む)、心室細動を起こすことがある(「副作用」の項参照)〕
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

相互作用

相互作用の概略
本剤は、肝代謝酵素チトクロームP450(CYP)3A4阻害作用を有することから、CYP3A4で代謝される薬剤と併用したとき、併用薬剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。また、本剤は、P-糖蛋白質に対する阻害作用を有することから、P-糖蛋白質を介して排出される薬剤と併用したとき、併用薬剤の排出が阻害され血中濃度が上昇する可能性がある。一方、本剤はCYP3A4によって代謝されることから、CYP3A4を阻害する薬剤と併用したとき、本剤の代謝が阻害され未変化体の血中濃度が上昇する可能性があり、また、CYP3A4を誘導する薬剤と併用したとき、本剤の代謝が促進され未変化体の血中濃度が低下する可能性がある。

併用禁忌

併用禁忌
(併用しないこと)
薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ピモジド
QT延長、心室性不整脈(Torsades pointesを含む)等の心血管系副作用が報告されている。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
エルゴタミン(エルゴタミン酒石酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩)含有製剤

血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
*スボレキサント
スボレキサントの血漿中濃度が顕著に上昇し、その作用が著しく増強するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
*ロミタピドメシル酸塩
ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
タダラフィル
左記薬剤のクリアランスが高度に減少し、その作用が増強するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
*チカグレロル
チカグレロルの血漿中濃度が著しく上昇するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
*イブルチニブ
イブルチニブの血中濃度が上昇し、その作用が増強するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
*アスナプレビル

アスナプレビルの血中濃度が上昇し、肝臓に関連した副作用が発現、重症化するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。
バニプレビル
バニプレビルの血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐、下痢の発現が増加するおそれがある。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ジゴキシン嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行うこと。本剤の腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する。
スルホニル尿素系血糖降下剤
低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行うこと。機序は明確ではないが、本剤との併用により、左記薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
カルバマゼピン




左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、左記薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
アトルバスタチンカルシウム水和物

ロバスタチン
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
コルヒチンコルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状(汎血球減少、肝機能障害、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱等)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
ベンゾジアゼピン系薬剤


























左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
抗凝固剤


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。本剤のCYP3A4及びP-糖蛋白質に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝及び排出が阻害される。
抗凝固剤


左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。本剤のP-糖蛋白質に対する阻害作用により、左記薬剤の排出が阻害される。
イトラコナゾール



本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性がある。

本剤と左記薬剤のCYP3A4に対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される。
リファブチン
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある。

本剤のCYP3A4に対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
リファンピシン

本剤の未変化体の血中濃度が低下し、活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤の作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される。

副作用

副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、痙攣、発赤等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
QT延長、心室頻拍(Torsades pointesを含む)、心室細動:QT延長、心室頻拍(Torsades pointesを含む)、心室細動があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、QT延長等の心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者においては特に注意すること(「慎重投与」の項参照)。
劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全:劇症肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症:血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑:中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
PIE症候群・間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴うPIE症候群・間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎、出血性大腸炎:偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症:筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うとともに、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
痙攣:痙攣(強直間代性、ミオクロヌス、意識消失発作等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎障害、尿細管間質性腎炎:急性腎障害、尿細管間質性腎炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アレルギー性紫斑病:アレルギー性紫斑病があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬剤性過敏症症候群3)3):初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
その他の副作用
 頻度不明
過敏症発疹注)そう
精神神経系めまい、頭痛、不眠、幻覚注)注)注)注)注)注)注)
感覚器味覚異常(にがみ等)、耳鳴注)注)注)
消化器悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部膨満感、腹痛、下痢、食欲不振、軟便、口内炎、舌炎、舌変色、口腔内びらん注)注)
血液好酸球増多
肝臓AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、Al-P上昇
筋・骨格筋肉痛注)
その他倦怠感、浮腫、カンジダ症注)注)注)注)
上記のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて、適切な処置を行うこと。

注)あらわれた場合には投与を中止すること。
 頻度不明
精神神経系不眠症、頭痛、めまい、激越、神経過敏症、感覚異常、痙攣、妄想、幻覚、運動過多、躁病反応、偏執反応、末梢神経炎、精神病
感覚器味覚減退、味覚倒錯、難聴、耳鳴、味覚喪失、結膜炎
皮膚発疹、そう
消化器下痢、悪心、食欲不振、腹痛、嘔吐、逆流性食道炎、鼓腸放屁、消化不良、便秘、おくび、口渇、舌炎、舌変色
血液白血球減少、貧血、再生不良性貧血、好中球減少、骨髄機能不全
肝臓肝機能異常、γ-GTP上昇、Al-P上昇、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、胆汁うっ滞性黄疸、肝炎、ビリルビン上昇
*腎臓急性腎障害、BUN上昇、クレアチニン上昇
生殖器子宮頸部上皮異形成、膣カンジダ症
筋・骨格筋肉痛、関節痛
その他高脂血症、トリグリセリド上昇、高尿酸血症、低カリウム血症、徐脈、無力症、アミラーゼ上昇、カンジダ症、疼痛、しゃっくり、発熱、胸痛、さむけ、酵素上昇

高齢者への投与

一般に高齢者では、生理機能が低下しており、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

動物実験で、母動物に毒性があらわれる高用量において、胎児毒性(心血管系の異常、口蓋裂、発育遅延等)が報告されているので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
なお、国外における試験で次のような報告がある。SD系ラット(15〜150mg/kg/日)及びCD-1系マウス(15〜1,000mg/kg/日)において、それぞれ母動物に毒性があらわれる最高用量でラット胎児に心血管系異常並びにマウス胎児に口蓋裂が認められた。また、サル(35〜70mg/kg/日)において、母動物に毒性があらわれる70mg/kg/日で9例中1例に低体重の胎児がみられたが、外表、内臓、骨格には異常は認められなかった。
ヒト母乳中へ移行することが報告されているので、授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。
なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.5倍で推移した。

小児等への投与

低出生体重児及び新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

適用上の注意

レジオネラ肺炎の治療において単独で使用することが望ましいが、患者の症状に応じて併用が必要な場合には以下の報告を参考に併用する薬剤の特徴を考慮し選択すること。
中等症以上の患者にリファンピシンと併用し有効との報告がある。
in vitro抗菌力の検討において、本剤とレボフロキサシンまたはシプロフロキサシンとの併用効果(相乗ないし相加作用)が認められたとの報告がある。
投与時:健常人での薬物動態試験で天然ケイ酸アルミニウムと併用した場合、本剤の吸収が低下するとの報告がある。
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)
調製方法(DS10%):本剤は用時調製の製剤であるので、調製後の保存を避けること。やむを得ず保存する必要がある場合は冷蔵庫に保存し、できるかぎり速やかに使用すること。また、使用時、十分に振り混ぜること。

薬物動態

1.生物学的同等性試験
○クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」
クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」と標準製剤を健康成人男子にそれぞれ0.5g〔クラリスロマイシンとして50mg(力価)〕空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血漿中クラリスロマイシン濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。4)4)
○クラリスロマイシン錠50mg小児用「サワイ」
クラリスロマイシン錠50mg小児用「サワイ」と標準製剤を健康成人男子にそれぞれ1錠〔クラリスロマイシンとして50mg(力価)〕空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血漿中クラリスロマイシン濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。4)4)
血漿中濃度ならびにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
2.溶出挙動
錠50mgは日本薬局方に、DS10%は日本薬局方外医薬品規格第3部に、それぞれ定められた溶出規格に適合していることが確認されている。

薬物動態の表

 Cmax(ng/mL)Tmax(hr)T1/2AUC0-12hr
クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」115±521.2±0.72.5±0.4502±256
標準製剤(ドライシロップ、10%)111±451.2±0.82.4±0.5470±173
(Mean±S.D.)
 Cmax(ng/mL)Tmax(hr)T1/2AUC0-24hr
クラリスロマイシン錠50mg小児用「サワイ」143±1141.3±0.93.4±2.1602±295
標準製剤(錠剤、50mg)131±731.7±1.53.3±1.4567±291
(Mean±S.D.)

薬効薬理

ブドウ球菌属、レンサ球菌属などの好気性グラム陽性菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、百日咳菌、カンピロバクター属などの一部のグラム陰性菌、クラミジア属、マイコプラズマ属及びマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)に対する抗菌作用は他のマクロライド系抗生物質と同等以上であり、良好な組織移行性を示す。5)5)
作用機序は、細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットに結合し、タンパク合成を阻害することによる。

有効成分に関する理化学的知見

0.一般名
クラリスロマイシン(Clarithromycin)
0.略号
CAM
0.化学名
(2R,3S,4S,5R,6R,8R,10R,11R,12S,13R)-5-(3,4,6-Trideoxy-3-dimethylamino-β-D-xylo-hexopyranosyloxy)-3-(2,6-dideoxy-3-C-methyl-3-O-methyl-α-L-ribo-hexopyranosyloxy)-11,12-dihydroxy-6-methoxy-2,4,6,8,10,12-hexamethyl-9-oxopentadecan-13-olide
0.分子式
C3838H6969NO1313
0.分子量
747.95
0.融点
220〜227℃
0.構造式
0.性状
クラリスロマイシンは白色の結晶性の粉末で、においはなく味は苦い。アセトン又はクロロホルムにやや溶けやすく、メタノール、エタノール(95)又はジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。

取扱い上の注意

・安定性試験
DS10%:分包包装(分包をアルミピロー包装)及びバラ包装(ポリエチレン瓶(乾燥剤入り))したものについて、40℃75%RHの保存条件下で6ヶ月間保存したものは定量(力価)試験等いずれの試験項目においても規格に適合した。6)6)
錠50mg:PTP包装したものについて、40℃75%RHの保存条件下で6ヶ月間保存したものは定量(力価)試験等いずれの試験項目においても規格に適合した。7)7)

包装

クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」:
120包(1包0.5g)、100g(バラ)
クラリスロマイシン錠50mg小児用「サワイ」:
100錠(PTP:10錠×10)、500錠(PTP:10錠×50)

主要文献及び文献請求先

**厚生労働省健康局結核感染症課編:抗微生物薬適正使用の手引き
Griffith,D.E.,et al.,Am.J.Respir.Crit.Care Med.,175,367(2007).
厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
前田彰他,診療と新薬,43(5),491(2006).
第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,2016,C-1515.
沢井製薬(株)社内資料[安定性試験]
沢井製薬(株)社内資料[安定性試験]

文献請求先

問い合わせ先 〔主要文献(社内資料を含む)は下記にご請求下さい〕

沢井製薬株式会社 医薬品情報センター
〒532-0003 大阪市淀川区宮原5丁目2-30
TEL:0120-381-999
FAX:06-6394-7355

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
沢井製薬株式会社
大阪市淀川区宮原5丁目2-30

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
6149003R1054 クラリスロマイシンDS10%小児用「サワイ」 クラリスロマイシン 100mg1g 39.2
6149003F1090 クラリスロマイシン錠50mg小児用「サワイ」 クラリスロマイシン 50mg1錠 22.8

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