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薬剤師ネクスト経営塾

ザイロリック錠50

作成又は改訂年月

** 2017年12月改訂 (第18版)(下線:改訂箇所)
* 2016年11月改訂 (第17版)

日本標準商品分類番号

873943

薬効分類名

高尿酸血症治療剤

承認等

販売名

ザイロリック錠50

販売名コード

3943001F2027

承認・許可番号

承認番号
21400AMZ00186
商標名
Zyloric Tablets

薬価基準収載年月

2002年7月

販売開始年月

2002年7月

貯法・使用期限等

貯法 
室温保存
使用期限
包装に表示

基準名

日本薬局方
アロプリノール錠

規制区分

処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

1錠中の日局アロプリノール含量
50mg
添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、マクロゴール6000

性状

白色のフィルムコート錠であり、識別コード及び形状は下記のとおりである。
識別コード
GX EJ2
表(直径)


側面(厚さ)

質量
92mg

販売名

ザイロリック錠100

販売名コード

3943001F1314

承認・許可番号

承認番号
21400AMZ00185
商標名
Zyloric Tablets

薬価基準収載年月

2002年7月

販売開始年月

1969年1月

貯法・使用期限等

貯法 
室温保存
使用期限
包装に表示

基準名

日本薬局方
アロプリノール錠

規制区分

処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

1錠中の日局アロプリノール含量
100mg
添加物
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ポビドン、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、マクロゴール6000

性状

白色の割線つきのフィルムコート錠であり、識別コード及び形状は下記のとおりである。
識別コード
GX CM2
表(直径)


側面(厚さ)

質量
183mg

一般的名称

アロプリノール Allopurinol

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

用法及び用量

通常、成人は1日量アロプリノールとして200〜300mgを2〜3回に分けて食後に経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
肝疾患を有するか、又はその既往歴のある患者[肝障害が発現又は増悪するおそれがあるので、投与する場合は定期的に肝機能検査を実施すること。]
腎機能障害のある患者[高い血中濃度が持続するので、減量等を考慮すること(「重要な基本的注意」の項参照)。]
高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
メルカプトプリン(6-MP)又はアザチオプリンを投与中の患者[「相互作用」の項参照]
ペントスタチンを投与中の患者[「相互作用」の項参照]

重要な基本的注意

本剤の投与により皮膚症状又は過敏症状が発現し、重篤な症状に至ることがあるので、発熱、発疹等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと(「重大な副作用」の項参照)。
腎機能障害のある患者では本剤やその代謝物の排泄が遅延し高い血中濃度が持続するので、投与量の減量や投与間隔の延長を考慮すること。特に腎不全患者副作用が発現した場合は重篤な転帰をたどることがあり、死亡例も報告されているので、患者の状態を十分に観察し注意しながら投与すること(「慎重投与」の項参照)。
急性痛風発作がおさまるまで、本剤の投与を開始しないこと。
投与初期に尿酸の移動により、痛風発作の一時的な増強をみることがある。[血中尿酸値を測定しながら投与し、治療初期1週間は1日100mg投与が望ましい。]
本剤投与中に痛風が増悪した場合にはコルヒチン、インドメタシン等を併用すること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
(1)次の医薬品の代謝または排泄を阻害するとの報告がある。
薬剤名等
メルカプトプリン(6-MP)
アザチオプリン
臨床症状・措置方法
骨髄抑制等の副作用を増強する。
これらの薬剤の用量を1/3〜1/4に減量すること。
機序・危険因子
本剤がアザチオプリンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害する。その結果6-メルカプトプリンの血中濃度が上昇する。
薬剤名等
ビダラビン
臨床症状・措置方法
ビダラビンの作用を増強し、幻覚、振戦、神経障害等が発現したとの報告がある。副作用の発現に注意すること。
機序・危険因子
本剤がビダラビンの代謝を抑制し、ビダラビンの作用を増強すると報告されている。
薬剤名等
クマリン系抗凝血剤
ワルファリンカリウム
臨床症状・措置方法
クマリン系抗凝血剤の作用を増強するとの報告がある。
凝固能の変動に注意し、クマリン系抗凝血剤の投与量の減量あるいは投与間隔の延長を考慮すること。
機序・危険因子
本剤による肝代謝酵素活性の低下作用により、クマリン系抗凝血剤の代謝を阻害するためクマリン系抗凝血剤の半減期が延長すると報告されている。
薬剤名等
クロルプロパミド
臨床症状・措置方法
クロルプロパミドの作用を増強する。血糖値の変動に注意し、クロルプロパミドの投与量の減量あるいは投与間隔の延長を考慮すること。
機序・危険因子
尿細管分泌の競合によりクロルプロパミドの半減期が延長すると報告されている。
薬剤名等
シクロホスファミド
臨床症状・措置方法
骨髄抑制が発現したとの報告がある。
定期的に血液検査を行い、白血球減少等の副作用の発現に注意すること。
機序・危険因子
本剤または本剤の代謝物がシクロホスファミドの肝代謝を阻害する、または、シクロホスファミド腎排泄を競合阻害すると報告されている。
薬剤名等
シクロスポリン
臨床症状・措置方法
シクロスポリンの血中濃度が上昇し、腎機能低下が発現したとの報告がある。
シクロスポリンの投与量に注意すること。
機序・危険因子
本剤がシクロスポリンの肝代謝を阻害するためシクロスポリンの血中濃度が上昇すると報告されている。
薬剤名等
フェニトイン
臨床症状・措置方法
フェニトインの血中濃度が上昇し、嗜眠が発現したとの報告がある。
フェニトインの投与量に注意すること。
機序・危険因子
本剤がフェニトインの肝代謝を阻害するためフェニトインの血中濃度が上昇すると報告されている。
薬剤名等
キサンチン系薬剤
テオフィリン等
臨床症状・措置方法
キサンチン系薬剤(テオフィリン等)の血中濃度が上昇する。
キサンチン系薬剤の投与量に注意すること。
機序・危険因子
本剤がテオフィリンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するためテオフィリンの血中濃度が上昇すると報告されている。
薬剤名等
ジダノシン
臨床症状・措置方法
健康成人及びHIV患者において、ジダノシンのCmax 及びAUCが2倍に上昇したとの報告がある。ジダノシンの投与量に注意すること。
なお、ジダノシンの半減期には影響は見られていない。
機序・危険因子
本剤がジダノシンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するため、ジダノシンの血中濃度が上昇すると考えられる。
薬剤名等
(2)次の医薬品との併用により過敏反応を発現するとの報告がある。患者の状態を注意深く観察し、発熱を伴う皮疹等の過敏症状が発現した場合には直ちに両剤の投与を中止すること。
薬剤名等
ペントスタチン
臨床症状・措置方法
重症の過敏反応(過敏性血管炎)が発現したとの報告がある。
機序・危険因子
機序は不明である。
薬剤名等
カプトプリル
臨床症状・措置方法
過敏症状(Stevens-Johnson症候群、関節痛等)が発現したとの報告がある。
機序・危険因子
機序は不明である。特に腎障害のある患者では注意すること。
薬剤名等
ヒドロクロロチアジド
臨床症状・措置方法
重症の過敏反応(悪寒、全身性の皮疹等)が発現したとの報告がある。
機序・危険因子
機序は不明である。
薬剤名等
アンピシリン
臨床症状・措置方法
発疹の発現が増加するとの報告がある。
機序・危険因子
機序は不明であるが、本剤または高尿酸血症によりアンピシリンの過敏反応が増強される可能性が報告されている。

副作用

副作用等発現状況の概要
調査症例2866例中、118件(4.1%)の副作用が認められた。(承認時〜1973年7月までの集計)
なお、本項には頻度が算出できない副作用を含む。
重大な副作用
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、脱性皮膚炎等の重篤な皮膚障害脱性皮膚炎等の重篤な皮膚障害(頻度不明注1)注1))又は過敏性血管炎(頻度不明注1)注1))があらわれることがある。特に肝障害又は腎機能異常を伴うときは、重篤な転帰をたどることがある。従って、発熱、発疹等が認められた場合には、直ちに投与を中止し、再投与しないこと。また、ステロイド剤の投与等適切な処置を行うこと。
*薬剤性過敏症症候群1)1):初期症状として発疹、発熱がみられ、更にリンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、肝機能障害等の臓器障害を伴う遅発性の重篤な過敏症状(頻度不明注1)注1))があらわれることがある。また、1型糖尿病(劇症1型糖尿病を含む)を発症し、ケトアシドーシスに至った例も報告されている。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化したり、脳炎等の中枢神経症状があらわれたりすることがあるので注意すること。
*ショック、アナフィラキシー(頻度不明注1)注1))があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少(頻度不明注1)注1))があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
劇症肝炎等の重篤な肝機能障害、黄疸(頻度不明注1)注1))があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
腎不全、腎不全の増悪、間質性腎炎を含む腎障害(頻度不明注1)注1))があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
間質性肺炎(頻度不明注1)注1))があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症(頻度不明注1)注1))があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等の症状があらわれた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
その他の副作用
過敏症注2)注2)
0.1〜5%未満
過敏症注2)注2)
頻度不明注1)
そう痒、関節痛
血液注2)注2)
0.1%未満
血液注2)注2)
頻度不明注1)
腎臓注2)注2)
頻度不明注1)
消化器
0.1〜5%未満
消化器
頻度不明注1)
全身症状
0.1〜5%未満
全身症状
0.1%未満
全身症状
頻度不明注1)
その他
0.1〜5%未満
その他
頻度不明注1)
注1)自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした。
注2)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

本剤の主代謝物は主として腎から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、用量に留意して慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[動物実験(マウス)の妊娠10日目又は13日目に50及び100mg/kgを腹腔内投与したところ、胎児に催奇形作用が認められたと報告されている2)2)。]
授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。
[ヒト母乳中へ本剤及びその代謝物が移行することが報告されている。]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。

適用上の注意

1.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

その他の注意

使用中は摂水量を多くし、1日の尿量を2L以上とすることが望ましい。
外国における疫学調査報告で、本剤の投与により白内障があらわれたとの報告がある3)3)。
動物実験において、鉄剤と併用した場合に、本剤の大量投与により、肝の鉄貯蔵量が増加したとの報告がある。
*漢民族(Han-Chinese)を対象としたレトロスペクティブな研究において、アロプリノールによる中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)及び皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)等の重症薬疹発症例のHLA型を解析した結果、51例中全ての症例がHLA-B5801保有者であったとの報告がある4)4)。また、別の研究では、アロプリノールにより中毒性表皮壊死融解症及び皮膚粘膜眼症候群を発症した日本人及びヨーロッパ人において、それぞれ10例中4例(40%)、27例中15例(55%)がHLA-B5801保有者であったとの報告もある5),6)5),6)。なお、HLA-B5801の保有率は漢民族では20-30%に対し、日本人及びヨーロッパ人では1-2%である。

薬物動態

1.吸収
健康成人に本剤(アロプリノールとして200mg)を単回経口投与したとき、未変化体であるアロプリノールは、約2.1時間後に最高血中濃度が平均1.48μg/mLに達し、半減期は約1.6時間であった。
一方、主代謝物であるオキシプリノールは、約4.6時間後に最高血中濃度が平均4.10μg/mLに達し、半減期は約17.1時間であった。
2.代謝・排泄注)注)
アロプリノールはキサンチンオキシダーゼにより酸化されて、大部分オキシプリノールとなる7)7)。
1414C-アロプリノール169mgを単回経口投与した場合、一部は未変化のまま尿中に排泄され、残りの大部分はオキシプリノールに代謝されて、48時間で投与量の約40%が尿中に排泄される。また、投与量の20%が未吸収のまま48時間で糞便中に排泄される8)8)。
注)外国人における成績である。

臨床成績

国内延べ15施設において343例について実施された臨床試験で、痛風、高血圧症を伴う高尿酸血症に対する有効率は、それぞれ88.0%(146/166)、86.4%(153/177)であった9),10)9),10)。

薬効薬理

アロプリノールは、キサンチンオキシダーゼに対して、ヒポキサンチン及びキサンチンと拮抗することによって尿酸の生合成を抑制し、その結果血中尿酸値及び尿中尿酸値を低下させる11)〜14)11)〜14)。また、アロプリノールの主代謝物であるオキシプリノールもキサンチンオキシダーゼ抑制作用を有する15)15)。

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名
アロプリノール(Allopurinol)
2.化学名
1H-Pyrazolo〔3,4-d〕pyrimidin-4-ol
3.分子式
C55H44N44O
4.分子量
136.11
5.構造式
6.性状
白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。N,N-ジメチルホルムアミドに溶けにくく、水に極めて溶けにくく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液又はアンモニア試液に溶ける。
7.融点
320℃以上(分解)

包装

ザイロリック錠50:100錠(10錠×10)PTP
ザイロリック錠100:100錠(10錠×10)PTP,140錠(14錠×10)PTP,500錠 瓶,1000錠(10錠×100)PTP

主要文献及び文献請求先

*厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
Fujii T,et al.:Jpn Pharmacol,22,201-206(1972)
Garbe E,et al.:Arch Ophthalmol,116,1652-1656(1998)
Hung I,et al.:Proceeding Science(PNAS),102,4134-4139(2005)
Kaniwa N,et al.:Pharmacogenomics,9,1617-1622(2008)
Lonjou C,et al.:Pharmacogenetics Genomics,18,99-107(2008)
Elion GB,et al.:Am Med,45,69-77(1968)
Elion GB,et al.:Biochem Pharmacol,15,863-880(1966)
塩  宏ほか:臨床と研究,55,1885-1889(1978)
大谷麗二:臨床と研究,56,2677-2681(1979)
Elion GB:Ann Dis,25,608-614(1966)
伊佐真之ほか:日本薬理学雑誌,64,108-122(1968)
Rundles RW,et al.:Trans Physicians,76,126-140(1963)
大島良雄ほか:リウマチ,8,349-370(1968)
Rundles RW:Ann Dis,25,615-620(1966)

文献請求先

問い合わせ先 グラクソ・スミスクライン株式会社
**東京都港区赤坂1-8-1カスタマー・ケア・センター
**TEL:0120-561-007(9:00〜17:45
FAX:0120-561-047(24時間受付)

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

**グラクソ・スミスクライン株式会社
東京都港区赤坂1-8-1

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
3943001F1314 ザイロリック錠100 アロプリノール 100mg1錠 23.1
3943001F2027 ザイロリック錠50 アロプリノール 50mg1錠 12.7

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