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薬剤師ネクスト経営塾

ニチコデ配合散

作成又は改訂年月

**2017年8月改訂(第7版)
*2017年7月改訂

日本標準商品分類番号

872229

薬効分類名

鎮咳剤

承認等

販売名

ニチコデ配合散

販売名コード

2229100B1110

承認・許可番号

承認番号
22100AMX01582000
欧文商標名
Nichicode

薬価基準収載年月

2009年9月

販売開始年月

2009年9月

貯法・使用期限等

 貯法
使用期限等室温保存,遮光保存
 使用期限
使用期限等外箱等に表示の使用期限内に使用すること

規制区分

 劇薬
説明事項(分包品を除く)

組成

 ニチコデ配合散
組成
1g中に次の成分・分量を含有する。
 成分・分量
有効成分ジヒドロコデインリン酸塩  10mg
有効成分dl
有効成分クロルフェニラミンマレイン酸塩  4mg
添加物乳糖

製剤の性状
  白色の散剤である。

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
アヘンアルカロイドに対し過敏症の既往歴のある患者
緑内障の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
カテコールアミン製剤(アドレナリン,イソプレナリン等)を投与中の患者[併用により,不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれがある。(「相互作用」の項参照)]

効能又は効果

**用法及び用量

通常成人1日3gを3回に分割経口投与する。
なお,症状により適宜増減する。
小児には以下のように経口投与する。
12才以上15才未満 成人量の2/3

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げるおそれがある。]
心・呼吸機能障害のある患者[呼吸抑制を増強するおそれがある。]
肝・腎機能障害のある患者[副作用が発現するおそれがある。]
脳に器質的障害のある患者[脳血管を拡張し,脳脊髄液圧を上昇させるおそれがある。]
ショック状態にある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
代謝性アシドーシスのある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
甲状腺機能異常のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
薬物依存の既往歴のある患者[薬物依存を生じるおそれがある。]
*高齢者,衰弱者[高齢者,衰弱者は代謝・排泄機能が低下しているため,副作用が発現するおそれがある。(「高齢者への投与」の項参照)]
高血圧症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
糖尿病の患者[血糖のコントロールに悪影響を及ぼすおそれがある。]
妊婦(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)

重要な基本的注意

用法・用量通り正しく使用しても効果が認められない場合は,本剤が適当でないと考えられるので,投与を中止すること。また,経過の観察を十分に行うこと。
*重篤な呼吸抑制があらわれるおそれがあるので,12歳未満の小児には投与しないこと。(「小児等への投与」の項参照)
*重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがあるので,18歳未満の肥満,閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患を有する患者には投与しないこと。
過度の使用を続けた場合,不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれがあるので,使用が過度にならないように注意すること。
眠気,めまいが起こることがあるので,本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

相互作用

相互作用の概略
相互作用の概略本剤に含まれるジヒドロコデインリン酸塩は,主として肝代謝酵素UGT2B7,UGT2B4及び一部CYP3A4,CYP2D6で代謝される。

併用禁忌

(併用しないこと)
薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
カテコールアミン製剤

不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれがある。メチルエフェドリン塩酸塩及びカテコールアミン製剤はともに交感神経刺激作用を有する。

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
中枢神経抑制剤




中枢抑制作用が増強されることがある。ジヒドロコデインリン酸塩,クロルフェニラミンマレイン酸塩はともに中枢神経抑制作用を有する。
抗コリン剤
便秘又は尿貯留が起こるおそれがある。ジヒドロコデインリン酸塩は抗コリン作用を増強する。
MAO阻害剤


メチルエフェドリン塩酸塩の作用が増強されることがあるので,減量するなど注意すること。メチルエフェドリン塩酸塩は交感神経刺激作用を有する。

副作用

副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
1. 無顆粒球症,再生不良性貧血(頻度不明)
無顆粒球症,再生不良性貧血があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
2. *呼吸抑制(頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがあるので,息切れ,呼吸緩慢,不規則な呼吸,呼吸異常等があらわれた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
なお,ジヒドロコデインリン酸塩による呼吸抑制には,麻薬拮抗剤(ナロキソン,レバロルファン等)が拮抗する。
その他の副作用
 頻度不明
過敏症注1)顔面潮紅,発疹,そう痒感
血液注1)血小板減少症
依存性注2)薬物依存
*呼吸循環器系心悸亢進,血圧変動
精神神経系眠気,疲労,めまい,発汗,頭痛,神経過敏,熱感
消化器悪心・嘔吐,便秘,食欲不振,口渇
泌尿器多尿,排尿困難
注1:症状(異常)が認められた場合には投与を中止すること。
注2:反復使用により生じることがあるので,観察を十分に行うこと。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意すること。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ジヒドロコデインリン酸塩の類似化合物(モルヒネ)の動物実験で催奇形性が報告されている。]
分娩時の投与により新生児に呼吸抑制があらわれることがある。
授乳中の婦人には,本剤投与中は授乳を避けさせること。[ジヒドロコデインリン酸塩の類似化合物(コデイン)で,母乳への移行により,乳児でモルヒネ中毒(傾眠,哺乳困難,呼吸困難等)が生じたとの報告がある。なお,CYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では,母乳中のジヒドロモルヒネ濃度が高くなるおそれがある。]1),2)1),2)

小児等への投与

*12歳未満の小児には投与しないこと。[呼吸抑制の感受性が高い。海外において,12歳未満の小児で死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある。]

その他の注意

遺伝的にCYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では,本剤に含まれるジヒドロコデインリン酸塩の活性代謝産物であるジヒドロモルヒネの血中濃度が上昇し,副作用が発現しやすくなるおそれがある。

薬物動態

1. 溶出挙動
ニチコデ配合散は,日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたジヒドロコデインリン酸塩10mg/g・dl‐メチルエフェドリン塩酸塩20mg/g・クロルフェニラミンマレイン酸塩4mg/g散の溶出規格に適合していることが確認されている。3)3)

有効成分に関する理化学的知見

1. ジヒドロコデインリン酸塩
(1) 一般名
ジヒドロコデインリン酸塩
(Dihydrocodeine Phosphate)
(2) 化学名
(5R,6S)-4,5-Epoxy-3-methoxy-17-methylmorphinan-6-ol monophosphate

(3) 分子式
C18H23NO3・H3PO418H23NO3・H3PO4
(4) 分子量
399.38
(5) 性状
白色〜帯黄白色の結晶性の粉末である。
水又は酢酸(100)に溶けやすく,エタノール(95)に溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品の1.0gを水10mLに溶かした液のpHは3.0〜5.0である。
本品は光によって変化する。
2. dl‐メチルエフェドリン塩酸塩dl‐メチルエフェドリン塩酸塩
(1) 一般名
dl‐メチルエフェドリン塩酸塩
dl‐Methylephedrine Hydrochloride)
(2) 化学名
(1RS,2SR)-2-Dimethylamino-1-phenylpropan-1-ol monohydrochloride

(3) 分子式
C1111H1717NO・HCl
(4) 分子量
215.72
(5) 性状
無色の結晶又は白色の結晶性の粉末である。
水に溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けにくく,酢酸(100)に溶けにくく,無水酢酸にほとんど溶けない。
本品の水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
本品1.0gを水20mLに溶かした液のpHは4.5〜6.0である。
(6) 融点
207〜211℃
3. クロルフェニラミンマレイン酸塩
(1) 一般名
クロルフェニラミンマレイン酸塩
(Chlorpheniramine Maleate)
(2) 化学名
(3RS)-3-(4-Chlorophenyl)-N,N-dimethyl-3-pyridin-2-ylpropylamine monomaleate

(3) 分子式
C16H19ClN2・C4H4O416H19ClN2・C4H4O4
(4) 分子量
390.86
(5) 性状
白色の微細な結晶である。
酢酸(100)に極めて溶けやすく,水又はメタノールに溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けやすい。
本品は希塩酸に溶ける。
本品の水溶液(1→20)は旋光性を示さない。
本品1.0gを新たに煮沸して冷却した水100mLに溶かした液のpHは4.0〜5.5である。
(6) 融点
130〜135℃

取扱い上の注意

2. 安定性試験
本品につき加速試験(40℃,相対湿度75%,6ヵ月)を行った結果,ニチコデ配合散は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。4)4)

包装

ニチコデ配合散
  1g×1200包
  1000g(バラ)

主要文献及び文献請求先

Koren G.et al:Lancet 2006;368:704
Madadi P.et al:Clinical 2009;85(1):31-35
日医工株式会社 社内資料:溶出試験
日医工株式会社 社内資料:安定性試験

文献請求先

問い合わせ先主要文献欄に記載の文献・社内資料は下記にご請求下さい。

日医工株式会社 お客様サポートセンター
〒930-8583 富山市総曲輪1丁目6番21
  フリーダイアル(0120)517-215
  Fax(076)442-8948

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
日医工株式会社
富山市総曲輪1丁目6番21

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
2229100B1110 ニチコデ配合散 鎮咳配合剤 1g 6.4

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