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薬剤師ネクスト経営塾

ヤーボイ点滴静注液50mg

作成又は改訂年月

** 2018年1月改訂 (第5版)
* 2016年4月改訂

日本標準商品分類番号

874291

日本標準商品分類番号等

国際誕生年月
2011年3月

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤
ヒト型抗ヒトCTLA-4モノクローナル抗体

承認等

販売名

ヤーボイ点滴静注液50mg

販売名コード

4291430A1026

承認・許可番号

承認番号
22700AMX00696000
欧文商標名
YERVOY Injection

薬価基準収載年月

2015年8月

販売開始年月

2015年8月

貯法・使用期限等

貯法
遮光し,凍結を避け,2〜8℃で保存
使用期限
外箱に表示

規制区分

生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品
注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分(1バイアル(10mL)中の分量)
イピリムマブ(遺伝子組換え) 50mg
添加剤(1バイアル(10mL)中の分量)
トロメタモール塩酸塩 31.5mg
塩化ナトリウム 58.4mg
D-マンニトール 100mg
ジエチレントリアミン五酢酸 0.39mg
ポリソルベート80 1.10mg
その他pH調節剤を含有する。
本剤はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

性状

外観
無色〜微黄色の澄明又はわずかに乳白光を呈する液で,微粒子をわずかに認めることがある。
pH
6.6〜7.6
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
約1

一般的名称

イピリムマブ(遺伝子組換え)製剤

警告

本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与すること。
本剤投与により,重篤な下痢,大腸炎,消化管穿孔があらわれることがあり,本剤の投与終了から数ヵ月後に発現し,死亡に至った例も報告されている。投与中だけでなく,投与終了後も観察を十分に行い,異常が認められた場合には,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。(「用法及び用量に関連する使用上の注意」,「重要な基本的注意」,「重大な副作用」の項参照)
本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与すること。
本剤投与により,重篤な下痢,大腸炎,消化管穿孔があらわれることがあり,本剤の投与終了から数ヵ月後に発現し,死亡に至った例も報告されている。投与中だけでなく,投与終了後も観察を十分に行い,異常が認められた場合には,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。(「用法及び用量に関連する使用上の注意」,「重要な基本的注意」,「重大な副作用」の項参照)

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

効能又は効果

用法及び用量

通常,成人にはイピリムマブ(遺伝子組換え)として1日1回3mg/kg(体重)を3週間間隔で4回点滴静注する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

本剤は他の抗悪性腫瘍剤と併用しないこと。(「その他の注意」の項参照)
副作用が発現した場合には,下記の基準を参考に本剤の投与を延期又は中止すること。(「重要な基本的注意」,「重大な副作用」の項参照)
(0)投与延期及び中止の基準
(1)副作用
・Grade 2の副作用(内分泌障害及び皮膚障害を除く),Grade 3の皮膚障害,症候性の内分泌障害
処置:Grade 1以下又はベースラインに回復するまで投与を延期する。内分泌障害については,症状が回復するまで投与を延期する。
上記基準まで回復しない場合は,投与を中止する。
(2)副作用
・Grade 3の副作用(内分泌障害及び皮膚障害を除く),局所的な免疫抑制療法が有効でないGrade 2以上の眼障害,Grade 4の皮膚障害
処置:投与を中止する。
GradeはNCI-CTCAE(Common Events)ver.3.0に準じる。
本剤は,90分かけて点滴静注すること。なお,本剤を希釈して投与する場合には,生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液を用いること。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)

重要な基本的注意

副作用

副作用等発現状況の概要
<国内臨床試験><海外臨床試験>
海外第3相試験において,本剤が単独投与された131例中105例(80%)に副作用が認められた。主な副作用は,下痢36例(27%),そう痒症,疲労各32例(24%),悪心31例(24%),発疹25例(19%),嘔吐16例(12%),食欲減退15例(11%)であった。(承認時)

「重大な副作用」及び「その他の副作用」の発現頻度は,国内第2相試験及び海外第3相試験の本剤群の結果を合わせて算出した。(:海外第3相試験の本剤+gp100併用群での発現頻度)
上記試験以外で認められた副作用については頻度不明とした。
重大な副作用
大腸炎,消化管穿孔
大腸炎(7%),消化管穿孔(1%)があらわれることがあり,死亡に至った例も報告されている。また,消化管穿孔があらわれた後に敗血症があらわれた例も報告されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,本剤の投与延期又は中止,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
重度の下痢肝不全,肝機能障害重度の皮膚障害
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)(1%未満),薬剤性過敏症症候群(頻度不明)等の重度の皮膚障害があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,本剤の投与延期又は中止,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
下垂体炎,下垂体機能低下症,甲状腺機能低下症,副腎機能不全末梢神経障害
ギラン・バレー症候群(1%未満)等の末梢神経障害があらわれることがあり,死亡に至った例も報告されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,本剤の投与延期又は中止,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
腎障害間質性肺疾患
急性呼吸窮迫症候群(1%未満),肺臓炎(1%未満)等の間質性肺疾患があらわれることがあり,死亡に至った例も報告されているので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,本剤の投与延期又は中止,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
**筋炎筋炎:
筋炎(頻度不明)があらわれることがあるので,筋力低下,筋肉痛,CK(CPK)上昇等の観察を十分に行い,異常が認められた場合には,本剤の投与中止,副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
Infusion reaction
その他の副作用
皮膚皮膚皮膚消化器消化器消化器内分泌内分泌肝臓肝臓腎臓呼吸器呼吸器筋骨格系筋骨格系全身・投与部位全身・投与部位全身・投与部位代謝代謝代謝神経系神経系精神心・血管系心・血管系血液血液感染症感染症生殖器

高齢者への投与

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

授乳婦に投与する場合は,授乳を中止させること。[動物実験(サル)における妊娠期間中の投与で,乳汁中への移行が認められている。また,ヒトIgGはヒト乳汁中に移行するため,本剤も移行する可能性がある。1)

小児等への投与

適用上の注意

1.調製時
本剤投与前に,溶液を目視により確認すること。本剤は半透明〜白色の微粒子を認めることがあるが,微粒子はインラインフィルターにより除去される。なお,着色異物又は明らかな変色が認められる場合は使用しないこと。
本剤は,そのまま,もしくは生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液を用いて1〜4mg/mLの濃度に希釈し,投与すること。
用時調製し,調製後は速やかに使用すること。また,残液は廃棄すること。
2.投与時
本剤は点滴静注用としてのみ用い,急速静注は行わないこと。
本剤は,0.2〜1.2ミクロンのメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。
本剤は,独立したラインにより投与すること。

その他の注意

薬物動態

1.血中濃度
(1)単回投与<外国人における成績>2)2)
根治切除不能な悪性黒色腫患者12例に本剤3mg/kgを投与したときの血漿中濃度から算出した薬物動態パラメータ及び血漿中濃度推移を以下に示す。
(表1参照)

図1:単回投与時の血漿中イピリムマブ濃度推移(平均値+標準偏差)
2.反復投与<日本人における成績>3)3)
日本人根治切除不能な悪性黒色腫患者20例に本剤3mg/kgを3週間間隔で4回点滴静注したときの血清中濃度を以下に示す。
(表2参照)

薬物動態の表

Cmax(μg/mL)84.5(38%)
AUC(0-21d)(μg12383(32%)
Tmax(h)※※1.75(1.5, 4.0)
T-HALF(day)※※※17.3(11.0)
CL(mL/h)※※※13.8(8.1)
Vss(L)※※※5.88(1.61)
※:幾何平均値(変動係数),※※※※:中央値(最小値, 最大値),※※※※※※:平均値(標準偏差)
サイクル(測定日)ピーク濃度
トラフ濃度
1(1日目)59.0(36%)[20]
3(43日目)79.0(27%)[16]16.4(25%)[14]
4(64日目)17.5(31%)[14]
※:幾何平均値(変動係数)[例数]

臨床成績

1.国内第2相試験3)3)
根治切除不能なIII期/IV期の悪性黒色腫患者20例(前治療歴を有する患者16例,前治療歴のない患者4例)を対象として,本剤3mg/kgを3週間間隔で4回点滴静注した。有効性評価項目であった奏効率(修正WHO規準に基づく主治医判定による完全奏効(CR)又は部分奏効(PR))は10.0%(95%信頼区間:1.2, 31.7%)であった。
2.海外第3相試験(ランダム化二重盲検比較試験)4)4)
前治療歴を有する根治切除不能なIII期/IV期の悪性黒色腫患者※1※1676例を対象として,本剤3mg/kgとgp100※2※2,本剤3mg/kg又はgp100を3週間間隔で4回投与した(本剤は点滴静注,gp100は皮下注射)。主要評価項目とされた全生存期間の結果は以下のとおりであった。
※1※1:HLA-A2※0201陽性患者のみが対象
※2※2:悪性黒色腫由来の抗原ペプチド,未承認

図2:全生存期間のKaplan-Meier曲線

臨床成績の表

 本剤+gp100

本剤群
gp100群
死亡イベント数306100119
生存期間中央値[月]
10.0
10.1
6.4
gp100群に対する

0.68
0.66
gp100群に対するp値
0.0004
0.0026
本剤群に対する

1.04
本剤群に対するp値0.7575

薬効薬理

作用機序

有効成分に関する理化学的知見

一般名:
イピリムマブ(遺伝子組換え)
Ipilimumab(Genetical Recombination)
本質:

承認条件

医薬品リスク管理計画を策定の上,適切に実施すること。
国内での治験症例が極めて限られていることから,製造販売後,一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は,全症例を対象に使用成績調査を実施することにより,本剤使用患者の背景情報を把握するとともに,本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し,本剤の適正使用に必要な措置を講じること。

包装

ヤーボイ点滴静注液50mg:10mL1バイアル

主要文献及び文献請求先

社内資料:拡充型出生前及び出生後の発生に関する試験
社内資料:海外第1相臨床試験(MDX010-15)
社内資料:国内第2相臨床試験(CA184396)
Hodi, F. S., al.:N. Engl. J. Med. 363(8):711(2010)

文献請求先

問い合わせ先 *「主要文献」に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社 メディカル情報部
(住所)東京都新宿区西新宿6-5-1
(TEL)0120-080-340(オプジーボ/ヤーボイ専用ダイヤル)

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

*製造販売元
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社
東京都新宿区西新宿6-5-1
プロモーション提携
小野薬品工業株式会社
大阪市中央区久太郎町1丁目8番2号

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
4291430A1026 ヤーボイ点滴静注液50mg イピリムマブ(遺伝子組換え) 50mg10mL1瓶 485342

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