マイページ

薬剤師ネクスト経営塾

アジスロマイシン錠250mg「タカタ」

作成又は改訂年月

** 2017年8月改訂 (第8版)
* 2016年9月改訂

日本標準商品分類番号

876149

日本標準商品分類番号等

効能又は効果追加承認年月(最新)
2016年9月

薬効分類名

15員環マクロライド系抗生物質製剤

承認等

販売名

アジスロマイシン錠250mg「タカタ」

販売名コード

6149004F1141

承認・許可番号

承認番号
22500AMX01405
商標名
AZITHROMYCIN

薬価基準収載年月

2013年12月

販売開始年月

2013年12月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱等に表示(3年)

規制区分

処方箋医薬品
(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

成分・分量
1錠中
アジスロマイシン水和物:262mg
(アジスロマイシンとして250mg(力価))
添加物
無水リン酸水素カルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン、カルナウバロウ

性状

性状
白色のフィルムコーティング錠
外形


裏面

側面

識別コード
TTS-668

一般的名称

アジスロマイシン水和物錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

淋菌を適応菌種とするのは、骨盤内炎症性疾患の適応症に限る。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
他のマクロライド系又はケトライド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
高度な肝機能障害のある患者[肝機能を悪化させるおそれがあるので、投与量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること。]
心疾患のある患者[QT延長、心室性頻脈(Torsades pointesを含む)を起こすことがある。]

重要な基本的注意

アナフィラキシー・ショックがあらわれるおそれがあるので、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと。
ショック、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので注意すること。また、本剤は組織内半減期が長いことから、上記副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意すること。
本剤の使用にあたっては、事前に患者に対して、次の点を指導すること。
・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群が疑われる症状[発疹に加え、粘膜(口唇、眼、外陰部)のびらんあるいは水ぶくれ等の症状]があらわれた場合には、服用を中止し、直ちに医師に連絡すること。
・服用終了後においても上記症状があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、直ちに医師に連絡すること。
意識障害等があらわれることがあるので、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には、注意するよう患者に十分に説明すること。
本剤は組織内半減期が長いことから、投与終了数日後においても副作用が発現する可能性があるので、観察を十分に行うなど注意すること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム)
臨床症状・措置方法
本剤の最高血中濃度低下の報告がある1)1)。
機序・危険因子
機序不明
薬剤名等
ワルファリン
臨床症状・措置方法
国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある2,3)2,3)。
機序・危険因子
マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、本剤での機序の詳細は明らかではない。
薬剤名等
シクロスポリン
臨床症状・措置方法
シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある。
機序・危険因子
マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、本剤での機序の詳細は明らかではない。
薬剤名等
メシル酸ネルフィナビル
臨床症状・措置方法
本剤の1200mg投与で、本剤の濃度・時間曲線下面積(AUC)及び平均最高血中濃度の上昇の報告がある4)4)。
機序・危険因子
機序不明
薬剤名等
ジゴキシン
臨床症状・措置方法
本剤との併用により、ジゴキシン中毒の発現リスク上昇の報告がある5)5)。
機序・危険因子
P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇することを示唆した報告があるが、本剤での機序の詳細は明らかではない。
薬剤名等
(2) 他のマクロライド系薬剤において、下記薬剤による相互作用が報告されている。
なお、本剤のチトクロームP450による代謝は確認されていない。

なお、本剤のチトクロームP450による代謝は確認されていない。
臨床症状・措置方法
1)テオフィリン、ミダゾラム、トリアゾラム、カルバマゼピン、フェニトイン[これらの薬剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されるおそれがある。]
2)エルゴタミン含有製剤[四肢の虚血を起こすことがある。]
薬剤名等
(3) 他の抗菌剤との相互作用
臨床症状・措置方法
本剤と他の抗菌剤との相互作用に関しては、これまでの国内又は外国における他社の臨床試験成績から、マクロライド系、ペニシリン系、キノロン系、テトラサイクリン系、セフェム系及びカルバペネム系抗菌剤との間で相互作用によると考えられる有害事象の報告はない。しかしながら、本剤の組織内濃度持続時間は長く、投与終了後も他の抗菌剤との間に相加作用又は相乗作用の可能性は否定できないので、本剤投与後に切り替える場合には、観察を十分に行うなど注意すること。

副作用

副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー
頻度
頻度不明
**中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症急性汎発性発疹性膿疱症
頻度
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。これらの副作用は本剤の投与中又は投与終了後1週間以内に発現しているので、投与終了後も注意すること。
薬剤性過敏症症候群6)6)
頻度
頻度不明
肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全
頻度
頻度不明
急性腎不全
頻度
頻度不明
偽膜性大腸炎、出血性大腸炎
頻度
頻度不明
間質性肺炎、好酸球性肺炎
頻度
頻度不明
QT延長、心室性頻脈(Torsades pointesを含む)
頻度
頻度不明
QT延長、心室性頻脈(Torsades pointesを含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
なお、QT延長等の心疾患のある患者には、特に注意すること。
白血球減少、顆粒球減少、血小板減少
頻度
頻度不明
横紋筋融解症
頻度
頻度不明
その他の副作用
以下のような症状があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。皮膚注1)注1)
頻度
頻度不明
発疹、蕁麻疹、そう痒症、アトピー性皮膚炎増悪、光線過敏性反応、紅斑、水疱、皮膚剥離、多形紅斑、寝汗、多汗症、皮膚乾燥、皮膚変色、脱毛
血液注2)注2)
頻度
頻度不明
好酸球数増加、白血球数減少、血小板数増加、好塩基球数増加、顆粒球数減少、プロトロンビン時間延長、血小板数減少、貧血、リンパ球数減少、ヘモグロビン減少、白血球数増加
血管障害
頻度
頻度不明
循環器
頻度
頻度不明
肝臓
頻度
頻度不明
腎臓
頻度
頻度不明
消化器注2)注2)
頻度
頻度不明
下痢、腹痛、悪心、嘔吐、腹部不快感、腹部膨満、便秘、口内炎、消化不良、食欲不振、鼓腸放屁、口唇のあれ、黒毛舌、舌炎、舌苔、腹鳴、舌変色、口・舌のしびれ感、おくび、胃炎、口内乾燥、唾液増加、膵炎、アフタ性口内炎、口腔内不快感、消化管障害、口唇炎
精神神経系注2)注2)
頻度
頻度不明
頭痛、めまい、灼熱感、傾眠、味覚異常、感覚鈍麻、不眠症、失神、痙攣、振戦、激越、嗅覚異常、無嗅覚、神経過敏、不安、錯感覚、攻撃性
感染症
頻度
頻度不明
頻度
頻度不明
筋骨格系
頻度
頻度不明
呼吸器
頻度
頻度不明
頻度
頻度不明
生殖器
頻度
頻度不明
代謝
頻度
頻度不明
注入部位
頻度
頻度不明
その他
頻度
頻度不明
注1)症状があらわれた場合には、投与を中止すること。(太字)
注2)「小児等への投与」の項参照。(太字)

高齢者への投与

他社の臨床試験成績から、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であったが、一般に高齢者では、生理機能が低下しており、血中・組織内濃度が高くなることがあるので、患者の一般状態に注意して投与すること。
なお、高度な肝機能障害を有する場合は、投与量並びに投与間隔に留意するなど慎重に投与すること。(「慎重投与2.」の項参照)
投与後に異常が認められた場合には、症状に応じて投与中止あるいは対症療法等の適切な処置を行うこと。
なお、本剤の組織内半減期が長いことを考慮し、症状の観察並びに対症療法を行う場合には、十分な期間行うこと。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ヒト母乳中に移行することが報告されている7)7)ので、授乳中の婦人に投与することを避け、やむを得ず投与する場合には、授乳を中止させること。

小児等への投与

低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。)
他社製剤の承認時に、小児で白血球数減少が認められたのは442例中33例で、このうち9例において好中球数が1000/mm33以下に減少した。白血球数減少が認められた症例の多くは、投与開始7日後あるいは8日後の検査日において回復がみられた。したがって、顆粒球数(好中球数)減少もあわせて十分観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、必要があれば、他の抗菌薬に切り替えた上、症状に応じて対症療法等の適切な処置を行うこと。
他社製剤の承認時の小児における下痢の発現頻度は、2歳未満(124例中8例)では2歳以上(602例中6例)と比べて高いので注意し、これらの症状が認められた場合には症状に応じて投与中止あるいは対症療法等の適切な処置を行うこと。
他社製剤の市販後の自発報告において、小児における興奮の報告が成人に比べて多い傾向が認められているので注意すること。

過量投与

(1)症状
本剤の過量投与により聴力障害を起こす可能性がある。
(2)処置
異常が認められた場合には、投与を中止し、症状に応じて対症療法等の適切な処置を行うこと。
なお、本剤の組織内半減期が長いことを考慮し、症状の観察並びに対症療法を行う場合には、十分な期間行うこと。
(1)症状
外国臨床試験で総投与量が1.5gを超えた症例において、消化器症状の増加が認められている。
(2)処置
これらの症状が認められた場合には、症状に応じて投与中止あるいは対症療法等の適切な処置を行うこと。
なお、本剤の組織内半減期が長いことを考慮し、症状の観察並びに対症療法を行う場合には、十分な期間行うこと。

適用上の注意

1.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

ラットの受胎能及び一般生殖能試験(雄2ヵ月以上、雌2週間以上投与)で、20mg/kg投与の雄雌に受胎率の低下が認められた。
動物(ラット、イヌ)に20〜100mg/kgを1〜6ヵ月間反復投与した場合に様々な組織(眼球網膜、肝臓、肺臓、胆嚢、腎臓、脾臓、脈絡叢、末梢神経等)にリン脂質空胞形成がみられたが、投薬中止後消失することが確認されている。
なお、リン脂質空胞はアジスロマイシン−リン脂質複合体を形成することによる組織像と解釈され、その毒性学的意義は低い。
本剤との因果関係は不明だが、心悸亢進、間質性腎炎、肝壊死、運動亢進があらわれたとの報告がある。

薬物動態

1.生物学的同等性試験8)8)
本剤と標準製剤(錠剤、250mg)をクロスオーバー法により、健康成人男子38名にそれぞれ2錠[アジスロマイシンとして500mg(力価)]を空腹時に単回経口投与し、投与前、投与後0.5、1、2、3、4、5、6、8、12、24、48及び72時間に前腕静脈から採血した。LC/MS/MSにより測定したアジスロマイシンの血漿中濃度の推移及びパラメータは次のとおりであり、統計解析にて90%信頼区間を求めた結果、判定パラメータの対数値の平均値の差はlog0.8〜log1.25の範囲にあり、両剤の生物学的同等性が確認された。

薬効薬理

アジスロマイシン水和物は、細菌の70Sリボソームの50Sサブユニットと結合してタンパク合成を阻害することにより、抗菌作用を現す。従来のマクロライド系抗生物質よりも広い抗菌スペクトルを有し、ブドウ球菌属、レンサ球菌属等のグラム陽性菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌等の一部グラム陰性菌、ペプトストレプトコッカス属、マイコプラズマ属、クラミジア属にも有効である。9)9)

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名
アジスロマイシン水和物[日局]
Azithromycin Hydrate
2.略号
AZM
3.化学名
(2R,3S,4S,5R,6R,8R,11R,12R,13S,14R)-5-(3,4,6-Trideoxy-3-dimethylamino-β-DD-xylo-hexopyranosyloxy)-3-(2,6-dideoxy-3-C-methyl-3-O-methyl-α-LL-ribo-hexopyranosyloxy)-10-aza-6,12,13-trihydroxy-2,4,6,8,10,11,13-heptamethylhexadecan-14-olide dihydrate
4.構造式
5.分子式
C3838H7272N22O1212・2H22O
6.分子量
785.02
7.性状
白色の結晶性の粉末である。
メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすく、水にほとんど溶けない。
8.旋光度
[α]20D20D:-45〜-49°(脱水物に換算したもの0.4g、エタノール(99.5)、20mL、100mm)

取扱い上の注意

1.安定性試験10)10)
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、75%RH、6ヵ月)の結果、3年間安定であることが推測された。

包装

アジスロマイシン錠250mg「タカタ」
PTP包装:60錠(6錠×10)

主要文献及び文献請求先

Foulds,G.,et al.:J. Clin. Pharmacol.,31(2):164,1991.31(2):164,1991.
Woldtvedt,B. R.,et al.:Ann. Pharmacother.,32(2):269,1998.32(2):269,1998.
Lane,G.:Ann. Pharmacother.,30(7/8):884,1996.30(7/8):884,1996.
Amsden,G. W.,et al.:J. Clin. Pharmacol.,40(12-2):1522,2000.40(12-2):1522,2000.
Gomes,T.,et al.:Clin. Pharmacol. Ther.,86(4):383,2009.86(4):383,2009.
厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
Kelsey,J.,et al.:Am. J. Obstet. Gynecol.,170(5-1):1375,1994.170(5-1):1375,1994.
陶易王他:診療と新薬,50(9):827,2013.
日本薬局方解説書編集委員会編:第十七改正 日本薬局方解説書(廣川書店)C-57,2016.
高田製薬(株)社内資料(安定性)

文献請求先

問い合わせ先 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。

高田製薬株式会社 学術部
〒336-8666 さいたま市南区沼影1丁目11番1号
電話 0120-989-813
FAX 048-816-4183

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売
高田製薬株式会社
さいたま市西区宮前町203番地1

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
6149004F1141 アジスロマイシン錠250mg「タカタ」 アジスロマイシン水和物 250mg1錠 107.7

Related Attachments

Title
PDFファイル ブラウザで表示
インタビューフォーム ブラウザで表示
400186_6149004F1141_1_07.sgm ブラウザで表示
400186_6149004F1141_1_07_fig01.gif ブラウザで表示
400186_6149004F1141_1_07_fig02.gif ブラウザで表示
400186_6149004F1141_1_07_fig03.gif ブラウザで表示
400186_6149004F1141_1_07_fig04.gif ブラウザで表示
400186_6149004F1141_1_07_fig05.gif ブラウザで表示