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薬剤師ネクスト経営塾

オノンカプセル112.5mg

作成又は改訂年月

** 2017年10月改訂 (第18版)
* 2016年4月改訂

日本標準商品分類番号

87449

日本標準商品分類番号等

再審査結果公表年月(最新)
2007年6月
効能又は効果追加承認年月(最新)
2000年1月
効能又は効果追加承認年月(最新)の注意書き
(オノンカプセル)
国際誕生年月
1995年3月

薬効分類名

ロイコトリエン受容体拮抗剤
気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤

承認等

販売名

オノンカプセル112.5mg

販売名コード

4490017M1036

承認・許可番号

承認番号
21700AMZ00620
商標名
ONON

薬価基準収載年月

2005年12月

販売開始年月

2006年1月

貯法・使用期限等

貯法
乾燥剤を同封した気密容器、室温保存
使用期限
外箱に表示(3年)

組成

成分・含量(1カプセル中)
プランルカスト水和物・112.5mg
添加物
マクロゴール4000、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物
カプセルにゼラチン、マクロゴール4000、ラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタンを含有する。

性状

剤形
硬カプセル剤
外形

号数
3号
質量(mg)
約229
長径(mm)
約16.0
短径(mm)
約5.7
色調:頭部
白色〜帯黄白色不透明
色調:胴部
白色〜帯黄白色不透明
識別コード
ono 678

一般的名称

プランルカスト水和物カプセル

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

用法及び用量

通常、成人にはプランルカスト水和物として1日量450mg(本剤4カプセル)を朝食後及び夕食後の2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

(次の患者には慎重に投与すること)

重要な基本的注意

本剤は気管支拡張剤、ステロイド剤等と異なり、すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある。
気管支喘息患者に本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。
長期ステロイド療法を受けている患者で、本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと。
本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発のおそれがあるので注意すること。
本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時にChurg-Strauss症候群様の血管炎を生じたとの報告がある。これらの症状は、おおむね経口ステロイド剤の減量・中止時に生じている。本剤使用時は、特に好酸球数の推移及びしびれ、四肢脱力、発熱、関節痛、肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること。
他のロイコトリエン拮抗剤を投与した患者で、因果関係は明らかではないがうつ病、自殺念慮、自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので、本剤の投与にあたっては患者の状態を十分に観察すること。
本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
主にCYP3A4によって代謝される薬剤
臨床症状・措置方法
本剤及びこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
機序・危険因子
本剤はin vitro試験でCYP3A4により代謝され、これらの薬剤の代謝を競合的に阻害するとの報告がある。
薬剤名等
CYP3A4を阻害する薬剤(イトラコナゾール、エリスロマイシン等)
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
機序・危険因子
in vitro、in vivo試験でこれらの薬剤により本剤の代謝が阻害されるとの報告がある。(「薬物動態」 の項参照)

副作用

副作用等発現状況の概要
1.<気管支喘息>
承認時の臨床試験及び市販後調査において副作用集計の対象となった4,963例中174例(3.5%)に216件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主なものは発疹・そう痒等30例(0.6%)、腹痛・胃部不快感29例(0.6%)、下痢19例(0.4%)、嘔気15例(0.3%)、AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝機能異常17例(0.3%)、ビリルビン上昇7例(0.1%)等であった(再審査終了時)。
2.<アレルギー性鼻炎>
承認時の臨床試験及び市販後調査において副作用集計の対象となった4,277例中200例(4.7%)に258件の副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主なものは下痢42例(1.0%)、腹痛・胃部不快感35例(0.8%)、発疹・そう痒等24例(0.6%)、眠気17例(0.4%)、嘔気13例(0.3%)、AST(GOT)・ALT(GPT)の上昇等の肝機能異常8例(0.2%)、ビリルビン上昇8例(0.2%)等であった(再審査終了時)。
重大な副作用
1.*ショック、アナフィラキシー
ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、意識障害、呼吸困難、発疹等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2.白血球減少
白血球減少(頻度不明※、初期症状:発熱、咽頭痛、全身けん怠感等)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
3.血小板減少
血小板減少(頻度不明※、初期症状:紫斑、鼻出血、歯肉出血等の出血傾向)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
4.肝機能障害
黄疸、AST(GOT)・ALT(GPT)の著しい上昇等を伴う肝機能障害(頻度不明※)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
5.間質性肺炎、好酸球性肺炎
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増加等を伴う間質性肺炎(頻度不明※)、好酸球性肺炎(0.01%)があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
6.**横紋筋融解症
横紋筋融解症(頻度不明※)があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中ミオグロビン上昇等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
その他の副作用
過敏症注)注)
発疹、そう痒等
過敏症注)注)過敏症注)注)
頻度不明
精神神経系精神神経系精神神経系
頻度不明
消化器消化器循環器肝臓肝臓筋骨格系筋骨格系
頻度不明
泌尿器泌尿器
頻度不明
その他
胸部絞扼感、発熱、浮腫、けん怠感、トリグリセリド上昇、出血、好酸球増多、咽喉頭異常感、口渇、耳鳴、尿沈渣陽性
その他
頻度不明
※:頻度不明は自発報告による。
注):発現した場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量する(例えば、1回1カプセルを1日2回)など注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

適用上の注意

1.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

薬物動態

1.血中濃度
健康成人5例に225mgを食後に単回経口投与すると、血漿中濃度は約5時間で最高に達し、その濃度は642ng/mLで、血漿中半減期は約1.2時間である。1)1)
Tmax(hr):5.2±1.1
Cmax(ng/mL):642.3±151.0
AUC0-∞0-∞(ng・hr/mL):2348.7±471.3
T1/21/2(hr):1.15±0.13
平均値±標準偏差
代謝
本剤は主として肝薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)で代謝される(in vitro)。2)
排泄
健康成人5例に225mgを食後に単回経口投与すると、投与後72時間までに尿中及び糞中にそれぞれ投与量の0.24%及び98.9%が排泄される。血漿中、尿中及び糞中の主要代謝物は水酸化体で、尿中排泄物の大部分はそのグルクロン酸抱合体である。1)
蛋白結合率
ヒト血清に対する蛋白結合率は99.7〜99.8%であり、その主結合蛋白はアルブミンである(in vitro、限外ろ過法)。3)
(参考)動物における薬物相互作用〔サル〕

臨床成績

1.気管支喘息
成人気管支喘息に対する二重盲検比較試験において、本剤の有用性が認められている。また、喘息症状の軽減、併用治療薬剤の減量、肺機能の改善効果が認められている。4)4)
二重盲検比較試験を含む臨床試験において、改善以上と判定された症例は334例中217例(65.0%)である。5)5)
2.アレルギー性鼻炎
通年性アレルギー性鼻炎に対する二重盲検比較試験において、病型別の改善率は鼻閉を含む病型では61.2%(79/129例)、鼻閉を含まない病型では54.5%(12/22例)である。また、症状別の改善率は鼻閉では71.8%(94/131例)、鼻汁では60.3%(76/126例)、くしゃみでは54.4%(68/125例)である。6)6)
二重盲検比較試験を含む臨床試験において、改善以上と判定された症例は358例中235例(65.6%)である。7)7)
本剤単独群と本剤に他の抗アレルギー剤を併用した群との直接比較は行っていない。一方、本剤に他の抗アレルギー剤を併用した群と本剤以外の抗アレルギー剤単独群との封筒法による群間比較試験において、改善以上と判定された症例は併用群で26例中19例(73.1%)、単独群で20例中6例(30.0%)である。8)8)

薬効薬理

1.作用機序
本剤は気管支喘息の基本的病態形成に深く関与しているロイコトリエンの受容体に選択的に結合してその作用に拮抗し、気道収縮反応、気道の血管透過性亢進、気道粘膜の浮腫及び気道過敏性の亢進を抑制し、気管支喘息患者の臨床症状及び肺機能を改善させる。
また、本剤は鼻閉、鼻汁、くしゃみを三大主徴とするアレルギー性鼻炎の特徴的病態の成立に重要な役割を演じていることが示唆されているロイコトリエンの受容体に選択的に結合してその作用に拮抗し、鼻腔通気抵抗上昇、好酸球浸潤を伴う鼻粘膜浮腫、鼻粘膜過敏性を抑制し、さらに鼻粘膜過敏性抑制作用を介して間接的に、ヒスタミン、アセチルコリン及びその他の非特異的な刺激によるくしゃみや鼻汁等の臨床症状を改善する。
2.薬理作用
(1)ロイコトリエン(LT)受容体拮抗作用
モルモット肺膜分画及びモルモット鼻粘膜膜分画において、LTC44、LTD44、LTE44の受容体に選択的に結合してその作用に拮抗する。また、ヒスタミン、アセチルコリン及びセロトニン等には拮抗作用を示さず、アラキドン酸代謝酵素にもほとんど影響を与えない(in vitro)。9,10)9,10)
(2)気道収縮抑制作用
気管支喘息患者に経口投与すると、LTC44、LTD44吸入による気道収縮反応を抑制する。11)11)
気管支喘息患者に経口投与すると、抗原吸入による即時型喘息反応及び遅発型喘息反応を抑制する。11)11)
気管支攣縮型喘息患者の気道収縮反応を抑制する。12)12)
感作モルモットの抗原誘発気道収縮を経口投与で抑制する。13)13)
モルモット及びヒトの摘出気道平滑筋のLTC44、LTD44による収縮を抑制する(in vitro)。9,14)9,14)
(3)気道過敏性抑制作用
気管支喘息患者に経口投与すると、メサコリンに対する気道過敏性を改善する。15)15)
モルモットの抗原吸入によるアセチルコリン又はヒスタミンの気道過敏性の亢進を経口投与で、またLTによるヒスタミンの気道過敏性の亢進を静脈内投与で抑制する。13,16,18)13,16,18)
(4)気道の血管透過性及び粘膜浮腫の抑制作用(抗炎症作用)
モルモットの抗原誘発による気道の血管透過性の亢進を経口投与で抑制する。17)17)
モルモットのLTC44、LTD44による気道粘膜の浮腫形成を静脈内投与で抑制する。18)18)
(5)肺機能の改善作用
気管支喘息患者に経口投与すると、努力性呼気1秒量及び最大呼気流量を改善する。4,19)4,19)
(6)鼻腔通気抵抗上昇抑制作用
通年性アレルギー性鼻炎患者に経口投与すると、抗原鼻誘発による鼻腔通気抵抗の上昇を抑制する。20)20)
感作モルモットの抗原誘発による鼻腔通気抵抗上昇を経口投与で抑制する。21)21)
(7)好酸球浸潤を伴う鼻粘膜浮腫の抑制作用
感作モルモットの抗原誘発による好酸球浸潤を伴う鼻粘膜の浮腫を経口投与で抑制する。21)21)
(8)鼻粘膜過敏性抑制作用
感作モルモットの抗原誘発によるヒスタミンに対するくしゃみ反応の増強を経口投与で抑制する。22)22)

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名
プランルカスト水和物(Pranlukast Hydrate)
2.化学名
N-[4-Oxo-2-(1H-tetrazol-5-yl)-4H-chromen-8-yl]-4-(4-phenylbutyloxy)benzamide hemihydrate
3.**構造式
4.分子式
C2727H2323N55O44・1/2H22O
5.分子量
490.51
6.性状
本品は白色〜淡黄色の結晶性の粉末である。
本品はエタノール(99.5)に極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
7.融点
約233℃(分解)

包装

オノンカプセル112.5mg:100カプセル(バラ)、140カプセル(PTP)、420カプセル(PTP)、700カプセル(バラ)、1,400カプセル(PTP)

主要文献及び文献請求先

中島光好ほか:臨床医薬,9(Suppl.1):3,1993
松本一郎ほか:現代医療,31(増IV):2936,1999
石堂雅恒ほか:薬物動態,8:49,1993
宮本昭正ほか:医学のあゆみ,164:225,1993
小野薬品工業:〈気管支喘息〉臨床成績集計(社内資料)
奥田 稔ほか:耳鼻と臨床,44:47,1998
小野薬品工業:〈アレルギー性鼻炎〉臨床成績集計(社内資料)
朝倉光司ほか:臨床医薬,13:2951,1997
小畠隆明ほか:Jpn.J.Pharmacol.,60:227,1992
藤田 学ほか:Jpn.J.Pharmacol.,75:355,1997
山井孝夫ほか:気道収縮抑制作用(社内資料)
田村 弦ほか:臨床医薬,9(Suppl.1):217,1993
中河直樹ほか:Eur.J.Pharmacol.,235:211,1993
山口哲郎ほか:Am.Rev.Respir.Dis.,146:923,1992
藤村政樹ほか:Respir.Med.,87:133,1993
中河直樹ほか:基礎と臨床,26:5251,1992
小畠隆明ほか:Life Sci.,51:1577,1992
淀縄 聡ほか:日胸疾会誌,30:302,1992
宮本昭正ほか:臨床医薬,9(Suppl.1):71,1993
今野昭義ほか:臨床医薬,13:1921,1997
藤田 学ほか:薬理と治療,25:1379,1997
藤田 学ほか:鼻粘膜過敏性抑制作用(社内資料)

文献請求先

問い合わせ先 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。

小野薬品工業株式会社 くすり相談室
〒541-8564 大阪市中央区久太郎町1丁目8番2号
電話 0120-626-190

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売
小野薬品工業株式会社
大阪市中央区久太郎町1丁目8番2号

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
4490017M1036 オノンカプセル112.5mg プランルカスト水和物 112.5mg1カプセル 53.7

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