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薬剤師ネクスト経営塾

オゼックス錠75

作成又は改訂年月

**2018年4月改訂 (第15版、使用上の注意改訂等)
*2010年8月改訂 (使用上の注意改訂)

日本標準商品分類番号

876241

日本標準商品分類番号等

再審査結果公表年月(最新)
1998年3月
再評価結果公表年月(最新)
2004年9月
効能又は効果追加承認年月(最新)
2002年3月

薬効分類名

ニューキノロン系経口抗菌製剤

承認等

販売名

オゼックス錠75

販売名コード

6241010F1020

承認・許可番号

承認番号
20200AMZ00113000
欧文商標名
OZEX

薬価基準収載年月

1990年4月

販売開始年月

1990年7月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等外箱又はラベルに表示の期限内に使用すること

基準名

基準名日本薬局方 トスフロキサシントシル酸塩錠

規制区分

処方箋医薬品注)
説明事項注)処方箋医薬品:注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

成分
組成日局 トスフロキサシントシル酸塩水和物
含量 (1錠中)
組成75mg
トスフロキサシンとして51mg
添加物
組成L−アスパラギン酸、結晶セルロース、トウモロコシデンプン、含水二酸化ケイ素、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、タルク、酸化チタン、カルナウバロウ

性状

色・剤形
性状白色のフィルムコーティング錠
外形
性状
大きさ(mm)
性状直径:7.6、厚さ:3.8
識別コード (PTP)
性状

販売名

オゼックス錠150

販売名コード

6241010F2027

承認・許可番号

承認番号
20200AMZ00114000
欧文商標名
OZEX

薬価基準収載年月

1990年4月

販売開始年月

1990年4月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等外箱又はラベルに表示の期限内に使用すること

基準名

基準名日本薬局方 トスフロキサシントシル酸塩錠

規制区分

処方箋医薬品注)
説明事項注)処方箋医薬品:注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

成分
組成日局 トスフロキサシントシル酸塩水和物
含量 (1錠中)
組成150mg
トスフロキサシンとして102mg
添加物
組成L−アスパラギン酸、結晶セルロース、トウモロコシデンプン、含水二酸化ケイ素、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、タルク、酸化チタン、カルナウバロウ

性状

色・剤形
性状白色のフィルムコーティング錠
外形
性状
大きさ(mm)
性状直径:8.6、厚さ:4.7

一般的名称

トスフロキサシントシル酸塩水和物

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
禁忌
禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
禁忌
禁忌妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない(「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)〕
禁忌
禁忌ただし、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては、炭疽、コレラに限り、治療上の有益性を考慮して投与すること。
禁忌
禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
禁忌
禁忌妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない(「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)〕
禁忌
禁忌ただし、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては、炭疽、コレラに限り、治療上の有益性を考慮して投与すること。
禁忌
禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
禁忌
禁忌妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない(「妊婦・産婦・授乳婦等への投与」の項参照)〕
禁忌
禁忌ただし、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては、炭疽、コレラに限り、治療上の有益性を考慮して投与すること。

効能又は効果

用法及び用量

通常、成人に対して、トスフロキサシントシル酸塩水和物として1日300〜450mg(トスフロキサシンとして204〜306mg)を2〜3回に分割して経口投与する。
2.   ●骨髄炎、関節炎の場合
通常、成人に対して、トスフロキサシントシル酸塩水和物として1日450mg(トスフロキサシンとして306mg)を3回に分割して経口投与する。
3.   ●腸チフス、パラチフスの場合
通常、成人に対して、トスフロキサシントシル酸塩水和物として1日600mg(トスフロキサシンとして408mg)を4回に分割して14日間経口投与する。
なお、腸チフス、パラチフスを除く症例においては、感染症の種類及び症状により適宜増減するが、重症又は効果不十分と思われる症例にはトスフロキサシントシル酸塩水和物として1日600mg(トスフロキサシンとして408mg)を経口投与する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

高度の腎障害のある患者には、投与量・投与間隔の適切な調節をするなど慎重に投与すること(「薬物動態」の項参照)。
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
腸チフス、パラチフスには、除菌を確実にするため14日間投与する。なお、投与中は、臨床検査値の異常変動等の発現に注意すること。
炭疽の発症及び進展抑制には、類薬であるシプロフロキサシンについて米国疾病管理センター(CDC)が、60日間の投与を推奨している。なお、長期投与中は、副作用及び臨床検査値の異常変動等の発現に特に注意すること。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
慎重投与
慎重投与高度の腎障害のある患者
〔高い血中濃度が持続することがある(「薬物動態」の項参照)〕
慎重投与
慎重投与てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者
〔痙攣を起こすことがある〕
慎重投与
慎重投与重症筋無力症の患者
〔類薬で症状を悪化させるとの報告1)がある〕
慎重投与
慎重投与高齢者
〔「高齢者への投与」の項参照〕

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
テオフィリン
アミノフィリン水和物
臨床症状・措置方法
テオフィリンの中毒症状(消化器障害、頭痛、不整脈、痙攣等)があらわれるおそれがある。
観察を十分に行い、血中濃度モニタリングを行うなど注意すること(下記 注1)参照)。
機序・危険因子
〈機序〉
テオフィリンの肝での代謝を抑制し、血中濃度を上昇させることが報告されている。
〈危険因子〉
高齢者
高度の腎障害患者
薬剤名等
フェニル酢酸系、プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤
臨床症状・措置方法
痙攣があらわれることがある。
観察を十分に行い、症状があらわれた場合には両剤の投与を中止し、気道確保と抗痙攣薬の使用など痙攣に対する治療を実施すること。
機序・危険因子
〈機序〉
中枢神経におけるGABAAA受容体への結合阻害作用が非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されることが主な機序と考えられている。
〈危険因子〉
高齢者
てんかん等痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者
高度の腎障害患者
薬剤名等
アルミニウム又はマグネシウム含有の制酸剤、鉄剤、カルシウム含有製剤
臨床症状・措置方法
本剤の効果が減弱されるおそれがある。
同時投与を避けるなど注意すること。
機序・危険因子
〈機序〉
金属カチオンと難溶性の錯塩を形成し、本剤の消化管からの吸収が低下することが報告されている。
注1)健康成人にテオフィリン1日400mgと本剤1日450mgを併用したところ、テオフィリンの最高血中濃度は、併用3日目で1.13倍、5日目では1.23倍の上昇を示した。

副作用

副作用等発現状況の概要
副作用の概要
副作用の概要承認時までの調査では、副作用は4,424例中143例(3.23%)であった。
また、承認後6年間(1990年1月〜1996年1月)の使用成績調査では、25,129例中192例(0.76%)であった。
再審査終了時において、副作用は総症例29,553例中335例(1.13%)に認められ、発現件数は400件であった。その主なものは、発疹66件(0.22%)、胃・腹部不快感57件(0.19%)、下痢・軟便43件(0.15%)等であった。
なお、本項には承認時以降発現した頻度が不明な副作用も含む。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、浮腫、発赤等)
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、浮腫、発赤等)を起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
痙攣、意識障害(意識喪失等)
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用痙攣、意識障害(意識喪失等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
**急性腎障害、間質性腎炎、腎性尿崩症、腎性尿崩症
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用急性腎障害、間質性腎炎、腎性尿崩症等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
無顆粒球症、血小板減少
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用無顆粒球症、血小板減少があらわれることがある。発熱、咽頭痛、皮下・粘膜出血等があらわれた場合には血液検査を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
頻度
(出血性大腸炎:0.1%未満)
重大な副作用
重大な副作用偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、好酸球性肺炎
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれることがある。筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
低血糖
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用低血糖があらわれることがある(高齢者、腎障害患者、糖尿病患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
重大な副作用(類薬)
アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害
重大な副作用(類薬)
重大な副作用(類薬)他のニューキノロン系抗菌剤でアキレス腱炎、腱断裂等の腱障害が報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
*重症筋無力症の悪化
重大な副作用(類薬)
重大な副作用(類薬)他のニューキノロン系抗菌剤で重症筋無力症の悪化が報告1)されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
過敏症
頻度
0.1〜1%未満
その他の副作用
その他の副作用発疹
過敏症
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用光線過敏症
過敏症
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用そう痒感、蕁麻疹、発熱
腎臓
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用クレアチニン上昇
腎臓
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用BUN上昇、血尿
肝臓
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇
消化器
頻度
0.1〜1%未満
その他の副作用
その他の副作用胃・腹部不快感、悪心、下痢・軟便、胃・腹痛
消化器
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、便秘、口内炎、口渇、舌炎
血液
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用白血球減少、好酸球増多、血小板減少、貧血
精神神経系
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用幻覚
精神神経系
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用頭痛、めまい、しびれ、不眠、振戦
その他
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用関節痛、味覚異常
その他
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用倦怠感
上記のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

高齢者への投与
高齢者への投与本剤は主として腎臓から排泄される(「薬物動態」の項参照)が、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、用量並びに投与間隔に留意し、慎重に投与すること。

妊婦・産婦・授乳婦等への投与

妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦・産婦・授乳婦等への投与妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦・産婦・授乳婦等への投与母乳中への移行が報告されているので、授乳中の婦人に投与する場合には授乳を中止させること。

小児等への投与

小児等への投与
小児等への投与低出生体重児,新生児及び乳児に対する安全性は確立していない。
〔「その他の注意」の項参照〕

適用上の注意

薬剤交付時
適用上の注意
適用上の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

その他の注意

その他の注意
その他の注意動物実験(幼若犬)で50mg/kg、500mg/kgを14日間経口投与した結果、関節異常(上腕骨近位端軟骨に微小水疱あるいはびらん)が認められたとの報告がある2)

薬物動態

1.血中濃度3)3)
健康成人に150mg、300mgを食後単回経口投与したときのトスフロキサシンの薬物動態は以下のとおりである。
(「血中濃度の表」参照のこと)
2.組織内移行
(1)扁桃組織4)4)
150〜300mgを3例に単回投与したとき、組織内濃度は130〜195分で0.66〜1.08μg/gを示した。
(2)喀痰5)5)
150mgを2例に単回投与したとき、最高喀痰中濃度は2〜3時間後にそれぞれ0.31μg/mL及び0.34μg/mLの値が得られ、6〜8時間後にも0.20μg/mL前後の濃度が認められた。
(3)前立腺組織6)6)
150mgを5例に単回投与したとき、組織内濃度は2時間で0.120μg/g、4時間で0.245μg/gを示した。
(4)皮膚組織7)7)
450mg(分3)を2例に7日又は10日連続投与したとき、皮膚組織内濃度は最終投与後135分、225分で2.5μg/g、1.43μg/gを示した。
(5)その他
女性性器組織8)8)、胆汁、胆嚢組織9)9)、耳漏4)4)、唾液10)10)、涙液11)11)、抜歯創10)10)、関節液12)12)等に良好な移行が認められている。また、乳汁中へも移行する13)13)。
3.代謝・排泄
健康成人に150mgを食後単回経口投与したとき、24時間までの尿中回収率は45.8%であった3)3)。
また、大部分が未変化体として尿中及び糞中に排泄されるが、未変化体以外に2種の代謝物及びこれらの抱合体が尿中に確認されており、代謝物も含めた24時間までの尿中総回収率は50.7%であった14)14)。
4.腎機能障害者の血中濃度15)15)
腎機能障害者に150mgを食後単回経口投与したとき、次表のとおり、腎機能の低下に伴い血中半減期の延長が認められている。
(「腎機能障害者の血中濃度の表」参照のこと)
5.透析患者の血中濃度15)15)
血液透析患者2例に150mgを単回投与したとき、それぞれ投与3時間後に1.6μg/mL、1.5時間後に1.65μg/mLの血中濃度ピーク値を示し、5時間の透析で透析液中に8.33及び7.31%回収された。

薬物動態の表

投与量150mg300mg
Tmax(hr)2.002.16
Cmax(μg/mL)0.541.06
T1/24.854.44
AUC(μg・hr/mL)4.958.97
腎機能障害の程度(Ccr:mL/min)血中半減期(hr)
正常者(Ccr≧80)3.9
軽度(80>Ccr≧50)4.0
中等度(50>Ccr≧20)9.8
高度(20>Ccr)10.5

臨床成績

臨床成績
臨床成績国内の医療機関で実施された一般臨床試験及び感染性腸炎研究会で調査された腸チフス、パラチフスでは、総症例3,232例について本剤の効果が検討され、その概要は次表のとおりである。
また、二重盲検比較試験で、呼吸器感染症16)、複雑性尿路感染症17)、産婦人科領域感染症18)、皮膚科領域感染症19)、中耳炎20)、歯科・口腔外科領域感染症21)について本剤の有用性が認められている。
なお、炭疽に関する臨床症例は国内外において報告されていない。

臨床成績の表

疾患群疾患名有効率(%)
皮膚科領域感染症表在性皮膚感染症82.1(32/39)
皮膚科領域感染症深在性皮膚感染症87.0(141/162)
皮膚科領域感染症リンパ管・リンパ節炎87.5(7/8)
皮膚科領域感染症慢性膿皮症88.6(132/149)
皮膚科領域感染症100(4/4)
外科領域感染症外傷・熱傷及び手術創等の二次感染86.4(38/44)
外科領域感染症乳腺炎87.0(20/23)
外科領域感染症肛門周囲膿瘍85.7(18/21)
整形外科領域感染症骨髄炎86.5(32/37)
整形外科領域感染症関節炎90.9(10/11)
呼吸器感染症咽頭・喉頭炎95.2(20/21)
呼吸器感染症扁桃炎(扁桃周囲膿瘍を含む)89.6(69/77)
呼吸器感染症急性気管支炎84.9(129/152)
呼吸器感染症肺炎90.2(111/123)
呼吸器感染症慢性呼吸器病変の二次感染77.2(305/395)
尿路感染症膀胱炎84.3(601/713)
尿路感染症腎盂腎炎70.3(109/155)
尿路感染症前立腺炎(急性症、慢性症)63.6(7/11)
尿路感染症精巣上体炎(副睾丸炎)100(20/20)
尿路感染症尿道炎96.6(170/176)
胆道感染症胆嚢炎85.2(23/27)
胆道感染症胆管炎66.7(14/21)
腸管感染症感染性腸炎95.2(119/125)
腸管感染症腸チフス100(8/8)
腸管感染症パラチフス100(7/7)
産婦人科領域感染症バルトリン腺炎96.6(28/29)
産婦人科領域感染症子宮内感染96.6(56/58)
産婦人科領域感染症子宮付属器炎90.4(47/52)
眼科領域感染症涙嚢炎66.7(12/18)
眼科領域感染症麦粒腫90.0(54/60)
眼科領域感染症瞼板腺炎93.9(31/33)
耳鼻科領域感染症外耳炎94.1(32/34)
耳鼻科領域感染症中耳炎73.2(82/112)
耳鼻科領域感染症副鼻腔炎77.3(51/66)
耳鼻科領域感染症化膿性唾液腺炎90.0(9/10)
歯科・口腔外科領域感染症歯周組織炎81.4(70/86)
歯科・口腔外科領域感染症歯冠周囲炎83.7(41/49)
歯科・口腔外科領域感染症顎炎85.4(82/96)

薬効薬理

1.抗菌作用
トスフロキサシンはグラム陽性・陰性菌に対し、幅広い抗菌スペクトルを有し、その作用は殺菌的である。
ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌(ペニシリン耐性肺炎球菌を含む注2)注2))、大腸菌,クレブシエラ属、インフルエンザ菌、緑膿菌,バクテロイデス属に対して優れた抗菌力を示した22)22)。 また、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)、チフス菌、パラチフス菌に対しても優れた抗菌力を示した23)24)25)23)24)25)。 コレラ菌に対するMIC5050、MIC9090はそれぞれ≦0.006μg/mL、0.05μg/mLであった26)26)。なお、炭疽菌に対するMICは0.012μg/mL (1066CFU/mL接種時)であった27)27)。
注2)CLSI(Clinical Institute)の判定基準に基づき、Penicillin(Oral V)に対するMICが2μg/mL以上の場合をペニシリン耐性肺炎球菌と判定した。
2.作用機序28)28)
細菌のDNAジャイレース及びトポイソメラーゼIVを阻害し、殺菌的に作用する。
3.実験的感染症に対する治療効果
実験的に作成したマウスの全身感染症、皮下膿瘍、骨髄炎、肺炎、尿路感染症、免疫低下時の全身感染症に対し、抗菌力を反映する治療効果を示した22)27)29)30)31)22)27)29)30)31)。
また、ヒト胎児肺由来の線維芽細胞でのサルモネラ・エンテリティディスの細胞内感染実験において、細胞内移行と細胞内での殺菌力はオフロキサシン、ノルフロキサシンより優れていた32)32)。
4.耐性
黄色ブドウ球菌、大腸菌、セラチア・マルセスセンス、緑膿菌を用い自然耐性菌出現頻度を検討した結果、その頻度は低く22)22)、また、バクテロイデス・フラジリスの増量的継代法による耐性獲得は低く、MICの上昇は8代継代まで認められなかった33)33)。

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名:
トスフロキサシントシル酸塩水和物
(Tosufloxacin Hydrate)
2.略号:
TFLX(トスフロキサシン)
3.化学名:
7-[(3RS)-3-Aminopyrrolidin-1-yl]-1-(2,4-difluorophenyl)-6-fluoro-4-oxo-1,4-dihydro-1,8-naphthyridine-3-carboxylic mono-4-toluenesulfonate monohydrate
4.構造式:
5.分子式:
C19H15F3N4O319H15F3N4O3C7H8O37H8O3S・H22O
6.分子量:
594.56
7.性状:
白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、水又はエタノール(99.5)にほとんど溶けない。
メタノール溶液(1→100)は旋光性を示さない。
8.融点:
約254℃(分解)

包装

オゼックス錠75:100錠(PTP)
オゼックス錠150:100錠(PTP) 300錠 (PTP) 500錠 (PTP) 900錠 (PTP)

主要文献及び文献請求先

*Sieb,J.P.: Neurology,50,804-807(1998)
社内資料(関節に及ぼす影響)
橋本 茂一  :化学療法の領域,6(8),1694-1705(1990)
河村 正三ほか:Chemotherapy,36(S-9),1341-1353(1988)
那須  勝ほか:Chemotherapy,36(S-9),699-709(1988)
津川 昌也ほか:Chemotherapy,36(S-9),1074-1090(1988)
高橋  久ほか:Chemotherapy,36(S-9),1288-1327(1988)
張  南薫ほか:Chemotherapy,36(S-9),1214-1228(1988)
谷村  弘ほか:Chemotherapy,36(S-9),814-841(1988)
佐々木次郎ほか:Chemotherapy,36(S-9),1488-1507(1988)
矢田 浩二ほか:Chemotherapy,36(S-9),1426-1429(1988)
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発売
大正富山医薬品株式会社
東京都豊島区高田3-25-1
製造販売
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東京都新宿区西新宿3-2-5

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
6241010F1020 オゼックス錠75 トスフロキサシントシル酸塩水和物 75mg1錠 68.2
6241010F2027 オゼックス錠150 トスフロキサシントシル酸塩水和物 150mg1錠 79.6

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