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薬剤師ネクスト経営塾

ギャバロン髄注0.005% 1mL

作成又は改訂年月

**2018年3月改訂 (第9版)
*2013年2月改訂

日本標準商品分類番号

871249

日本標準商品分類番号等

再審査結果公表年月(最新)
**2018年3月
国際誕生年月
1970年9月

薬効分類名

抗痙縮剤

承認等

販売名

ギャバロン髄注0.005% 1mL

販売名コード

1249401A1022

承認・許可番号

承認番号
21700AMY00174
商標名
GABALON INJECTION

薬価基準収載年月

2005年9月

販売開始年月

2005年12月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等包装に表示の使用期限内に使用すること。

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
説明事項※注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

組成1アンプル中に次の成分を含有
有効成分
組成バクロフェン(日局)
0.05mg/1mL(0.005W/V%)
添加物
組成塩化ナトリウム

性状

pH
性状5.0〜7.0
浸透圧比(生理食塩液対比)
性状約1
外観
性状無色澄明の液

販売名

ギャバロン髄注0.05% 20mL

販売名コード

1249401A2029

承認・許可番号

承認番号
21700AMY00175
商標名
GABALON INJECTION

薬価基準収載年月

2005年9月

販売開始年月

2005年12月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等包装に表示の使用期限内に使用すること。

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
説明事項※注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

組成1アンプル中に次の成分を含有
有効成分
組成バクロフェン(日局)
10mg/20mL(0.05W/V%)
添加物
組成塩化ナトリウム

性状

pH
性状5.5〜7.0
浸透圧比(生理食塩液対比)
性状約1
外観
性状無色澄明の液

販売名

ギャバロン髄注0.2% 5mL

販売名コード

1249401A3025

承認・許可番号

承認番号
21700AMY00176
商標名
GABALON INJECTION

薬価基準収載年月

2005年9月

販売開始年月

2005年12月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等包装に表示の使用期限内に使用すること。

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
説明事項※注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

組成1アンプル中に次の成分を含有
有効成分
組成バクロフェン(日局)
10mg/5mL(0.2W/V%)
添加物
組成塩化ナトリウム

性状

pH
性状5.5〜7.0
浸透圧比(生理食塩液対比)
性状約1
外観
性状無色澄明の液

一般的名称

バクロフェン髄注

警告

本剤の長期持続投与は、本剤の髄腔内持続投与用に承認された専用のポンプシステムと組み合わせて行うため、ポンプシステムの植込み手術ならびに専用機器による用量の調節を伴う。したがって、本剤の長期持続投与は、当該手技及び専用機器の取り扱いに関する講習を受けた上で、本剤の安全性及び有効性を十分理解し、施術に関する十分な知識・経験のある医師のみが行うこと。
本剤の長期連用中に投与が突然中断されると離脱症状(高熱、精神状態の変化、強いリバウンド痙縮、筋硬直、横紋筋融解症等)が発現し、死亡に至る例も報告されているので、「使用上の注意」に十分留意し、離脱症状が発現しないよう適切な措置を講じるとともに、患者に対し離脱症状発現の可能性について十分説明すること(「重要な基本的注意」の項参照)。
本剤の投与に際しては、患者又はそれに代わり得る適切な者に対して、本剤の危険性、本剤の投与が長期にわたる可能性があること、ならびに長期持続投与時には専用のポンプシステムと組み合わせて使用する必要があり、ポンプシステムに由来する危険性があることを十分に説明し、文書による同意を得た上で投与を開始すること。

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
ポンプシステム植込み前に感染症に罹患している患者
[感染症に罹患している患者では、術後の合併症のリスクが高まるため。]

効能又は効果

多発性硬化症に由来する痙性麻痺に対する有効性及び安全性は確立しておらず(国内での使用経験がない)、投与にあたっては、疾患を悪化させることがないよう、髄膜炎のリスク等について十分考慮し、適宜髄液検査を実施するなどして、慎重に観察すること。
上肢痙縮に対する有効性及び安全性は確立していない。[臨床試験では下肢痙縮に対してのみ有効性が認められている。]

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
慎重投与
慎重投与てんかん患者及びその既往歴のある患者[症状を誘発するおそれがある。]
慎重投与
慎重投与精神障害のある患者[精神症状が悪化するおそれがある。]
慎重投与
慎重投与消化性潰瘍のある患者[腹痛等の消化器系の副作用が報告されており、症状が悪化するおそれがある。]
慎重投与
慎重投与腎機能低下のある患者[本剤は大部分が未変化体のまま尿中に排泄されるため、このような患者は血中濃度が上昇するおそれがあるので用量の調節に注意すること。]
慎重投与
慎重投与肝障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
慎重投与
慎重投与呼吸不全のある患者[本剤の筋弛緩作用により呼吸抑制があらわれるおそれがある。]
慎重投与
慎重投与自律神経反射異常の既往歴を有する患者[侵害受容刺激あるいは本剤の突然の中止により、自律神経系反射異常発作が起こるおそれがある。]
慎重投与
慎重投与高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
慎重投与
慎重投与小児等(「小児等への投与」の項参照)
慎重投与
慎重投与低体重の患者[低体重の患者に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。]

重要な基本的注意

1.離脱症状
本剤の長期連用中に投与が突然中止・中断されると、高熱、精神状態の変化(幻覚、錯乱、興奮状態等)、痙攣発作、リバウンド症状としての痙縮の増強、筋硬直などの症状が発現し、まれに横紋筋融解症、多臓器不全、及び死に至ることもあるとの報告があるので、投与を中止する場合は、用量を徐々に減量するなど慎重に行うこと。[海外の市販後12年間の調査で82例(死亡に至った17例を含む)の離脱症状が報告されている。]通常、離脱症状は本剤の投与中止・中断後数時間から数日以内に発現している。また、離脱症状の臨床的特徴は、自律神経反射異常、感染症(敗血症)、悪性高体温症、神経遮断性悪性症候群、あるいは代謝亢進状態や広範な横紋筋融解症等に類似することもあるので鑑別に注意すること。
(1)[一般的な原因]
本剤における離脱症状は、カテーテルのトラブル(特に外れ)、ポンプ内の薬液不足、ポンプの電池切れ、又は誤った用量設定等が原因で、発現するおそれがある。ポンプ、カテーテル及びプログラマ(専用の用量調整用の体外プログラミング機器)の説明書を熟読の上、ポンプシステムのプログラミング及びモニタリング、薬液の補充スケジュール及びその手順、ならびにポンプのアラームに十分注意すること。患者及び介護者には薬液補充のための受診の重要性及び離脱症状の初期症状(投与により改善していた痙縮の増悪、そう痒症、血圧低下及び感覚異常)について十分説明し、異常がみられた場合には直ちに受診するよう指導すること。
(2)[処置]
離脱症状に対する治療として、投与中止・中断前の用量あるいはそれに近い用量での本剤の投与再開が推奨される。投与再開が遅れる場合は、バクロフェンの経口投与、ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム等)の経口、経腸、又は静脈内投与により症状の重篤化を予防できることがある。
眠気等を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう注意すること。
本剤の投与に際しては、離脱症状、過量投与等による副作用が発現するおそれがあり、患者又はそれに代わり得る適切な者に対して、これらの初期症状について十分に説明し、異常を感じた場合には、直ちに医師に連絡し、指示を仰ぐよう注意を与えること。
本剤による治療は、原因療法ではなく対症療法であることに留意し、リハビリテーション等の導入について十分に考慮すること。
本剤の投与に際しては、投与部位からの感染に十分注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。(海外において感染による髄膜炎が報告されている。)また、髄液漏による頭痛が発現することがあるので、髄液漏に十分注意し、発現が認められた場合には適切な処置を行うこと。
感染症を有する患者では、効果判定が妨げられる場合があるため、スクリーニング時に感染症に罹患していないことを確認すること。また、感染症により手術に伴う合併症のリスクが高まるため、ポンプシステム植込み前にも患者が感染症に罹患していないことを確認すること。ポンプシステム植込み後に感染症に罹患した場合には、用量調整が困難になることがあるので注意すること。
投薬中の経口抗痙縮薬は、患者の状態を慎重に観察しながら、本剤による治療開始前又は治療開始後の適切な時期に減量又は漸次中止を試みること。ただし、急激な減量又は中止を避けること。
髄液の循環異常を示す患者では、本剤の循環が正常でないため本剤の作用が変化する可能性があるので、注意すること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等 
降圧薬
臨床症状・措置方法
降圧作用を増強するおそれがある。
機序・危険因子
相互に作用を増強すると考えられている。
薬剤名等 
中枢神経抑制薬
  催眠鎮静薬、抗不安薬、麻酔薬等
アルコール
臨床症状・措置方法
中枢神経抑制作用を増強するおそれがある。
機序・危険因子
相互に作用を増強すると考えられている。
薬剤名等 
オピオイド系鎮痛剤
  モルヒネ等
臨床症状・措置方法
低血圧あるいは呼吸困難等の副作用を増強するおそれがある。
機序・危険因子
相互に作用を増強すると考えられている。

副作用

副作用等発現状況の概要
[国内]
副作用の概要
副作用の概要本剤の承認前の臨床試験で報告されたスクリーニング試験[脊髄由来痙性麻痺患者21例、脳由来痙性麻痺患者9例(小児脳性麻痺患者5例を含む)]:単回投与での副作用発現割合は43.3%(30例中13例)であった。副作用として、頭痛及び血圧低下が各13.3%(各4例)、脱力感及び感覚減退が各10.0%(各3例)、悪心、異常感、発熱、排尿困難及び尿失禁が各6.7%(各2例)、腹部膨満感、疼痛、悪寒、鼻咽頭炎、CRP上昇、尿閉、性機能障害、そう痒症、ほてり及び冷感が各3.3%(各1例)に認められた。
長期持続投与試験[脊髄由来痙性麻痺患者16例、脳由来痙性麻痺患者9例(小児脳性麻痺患者5例を含む)]:ポンプシステム植込み後6か月間の副作用発現割合は、56.0%(25例中14例)であった。副作用として、頭痛12.0%(3例)、便秘及びCK(CPK)上昇が各8.0%(各2例)、耳管開放、腹部膨満感、下痢、悪心、胃部不快感、排便障害、脱力感、歩行困難、浮腫、LDH上昇、血圧低下、頸部痛、筋緊張、感覚減退、錯感覚、傾眠、情緒不安定、呼吸困難、そう痒症、高血圧及び冷感が各4.0%(各1例)に認められた。
長期安全性試験[脊髄由来痙性麻痺患者15例、脳由来痙性麻痺患者9例(小児脳性麻痺患者5例を含む)]:ポンプシステム植込み後6か月以降平均32か月、最大36か月の副作用発現割合は54.2%(24例中13例)であった。副作用として、便秘、嘔吐、倦怠感、CK(CPK)上昇、頭痛、感覚減退、そう痒症及び冷感が各8.3%(各2例)、期外収縮、悪心、脱力感、胸部不快感、疼痛、四肢重感、カテーテル留置部位異常感覚、前立腺特異性抗原増加、筋力低下、排尿困難、尿失禁、尿閉、副睾丸炎、前立腺炎及び発疹が各4.2%(各1例)に認められた。死亡例、離脱症状及び過量投与は認められなかった。
[海外]
副作用の概要
副作用の概要本剤の米国臨床試験で報告された脊髄由来痙性麻痺患者での単回投与及びポンプシステム植込み後平均21.0か月、最大101.5か月の副作用発現割合は55.9%(576例中322例)であった。主な副作用として、脱力感25.9%(149件)、傾眠20.1%(116件)、筋緊張低下9.5%(55件)、めまい(ふらつき)9.2%(53件)、嘔気(嘔吐)7.6%(44件)、頭痛7.3%(42件)、しびれ6.1%(35件)、便秘5.2%(30件)、痙攣発作5.0%(29件)が認められた。
脳由来痙性麻痺患者での単回投与及びポンプシステム植込み後平均23.8か月、最大89.5か月の副作用発現割合は54.8%(252例中138例)であった。主な副作用として、嘔気(嘔吐)36.5%(92件)、筋緊張低下32.9%(83件)、傾眠27.8%(70件)、頭痛17.9%(45件)、尿閉10.7%(27件)、痙攣発作9.5%(24件)、めまい(ふらつき)9.1%(23件)が認められた。
重大な副作用
依存性
頻度
頻度不明注)
重大な副作用
重大な副作用バクロフェンの経口投与により幻覚・錯乱等が発現したという報告があり、精神依存形成につながるおそれがあるので観察を十分に行い慎重に投与すること。
その他の副作用
精神神経系
頻度
5%以上
その他の副作用
その他の副作用頭痛、傾眠、感覚減退、痙攣発作、筋緊張低下、しびれ
精神神経系
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用錯感覚、見当識障害、嗜眠、昏睡、幻覚、情緒不安定、思考異常、アジテーション、うつ状態、重圧感、不眠症、会話障害、言語機能障害、歩行困難、反応性遅延、無力症、頸部痛、背部痛、筋緊張(亢進)、振戦、視神経調節障害
循環器
頻度
5%以上
その他の副作用
その他の副作用血圧低下
循環器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用高血圧、期外収縮
*循環器
頻度
頻度不明注)
その他の副作用
その他の副作用徐脈
呼吸器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用鼻咽頭炎、呼吸困難、呼吸抑制、低換気、肺炎
消化器
頻度
5%以上
その他の副作用
その他の副作用悪心、嘔気(嘔吐)、腹部膨満感、便秘
消化器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用胃部不快感、排便障害、下痢(便失禁)、口内乾燥、唾液分泌亢進
泌尿器・生殖器
頻度
5%以上
その他の副作用
その他の副作用排尿困難、尿失禁、尿閉
泌尿器・生殖器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用性機能障害、頻尿、副睾丸炎、前立腺炎、前立腺特異性抗原増加
過敏症
頻度
5%以上
その他の副作用
その他の副作用そう痒症
過敏症
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用発疹等
全身症状
頻度
5%以上
その他の副作用
その他の副作用発熱、脱力感、倦怠感、異常感、めまい(ふらつき)、疼痛
全身症状
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用悪寒、ほてり、灼熱感、筋力低下
その他
頻度
5%以上
その他の副作用
その他の副作用冷感、CK(CPK)上昇
その他
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用浮腫、耳管開放、胸部不快感、皮膚潰瘍、転倒、CRP上昇、LDH上昇、カテーテル留置部位異常感覚、四肢重感
〈参考:ギャバロン錠〉
精神神経系

精神神経系
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用眠気、頭痛、頭重、知覚異常(しびれ等)、筋肉痛、鎮静、抑うつ、不眠、痙攣発作、意識障害、幻覚、情緒不安定、嚥下力低下、歩行障害等
〈参考:ギャバロン錠〉
精神神経系

精神神経系
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用せん妄、酩酊感、構音障害、舌の運動障害、不随意運動、顔面チック、痙縮増悪、耳鳴、視神経調節障害等
〈参考:ギャバロン錠〉
精神神経系

精神神経系
頻度
頻度不明注)
その他の副作用
その他の副作用眼振
〈参考:ギャバロン錠〉
循環器

循環器
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用血圧低下、下肢うっ血、頻脈
〈参考:ギャバロン錠〉
循環器

循環器
頻度
頻度不明注)
その他の副作用
その他の副作用徐脈
〈参考:ギャバロン錠〉
肝臓

肝臓
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用肝障害
〈参考:ギャバロン錠〉
肝臓

肝臓
頻度
頻度不明注)
その他の副作用
その他の副作用AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇等
〈参考:ギャバロン錠〉
消化器

消化器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、下痢、便秘、腹痛、腹部膨満感、口渇、胸やけ
〈参考:ギャバロン錠〉
消化器

消化器
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用流涎、空腹感
〈参考:ギャバロン錠〉
泌尿器・生殖器

泌尿器・生殖器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用尿失禁、排尿困難、頻尿
〈参考:ギャバロン錠〉
泌尿器・生殖器

泌尿器・生殖器
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用勃起消失
〈参考:ギャバロン錠〉
過敏症

過敏症
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用発疹等
〈参考:ギャバロン錠〉
過敏症

過敏症
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用蕁麻疹
〈参考:ギャバロン錠〉
全身症状

全身症状
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用脱力感、筋力低下、ふらつき、めまい、全身倦怠感
〈参考:ギャバロン錠〉
全身症状

全身症状
頻度
頻度不明注)
その他の副作用
その他の副作用低体温、薬剤離脱症候群
〈参考:ギャバロン錠〉
その他

その他
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用浮腫、胸部圧迫感
〈参考:ギャバロン錠〉
その他

その他
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用発汗
〈参考:ギャバロン錠〉
その他

その他
頻度
頻度不明注)
その他の副作用
その他の副作用味覚異常、呼吸困難、血糖値上昇
上記の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
注)自発報告又は海外において認められている副作用のため頻度不明。

高齢者への投与

高齢者への投与
高齢者への投与高齢者では生理機能が低下していることが多く、比較的低用量で筋力低下、倦怠感等があらわれることがあるので、低用量(25μg)から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物実験(妊娠ラット静脈内投与試験)で胎盤を通過することが報告されている。]
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(分娩後ラット静脈内投与試験)で乳汁中に移行することが報告されている。]

小児等への投与

小児等への投与
小児等への投与小児においては、ポンプ植込みに十分な体格であることを考慮すること(本剤専用のポンプの添付文書を参照すること)。
小児等への投与
小児等への投与小児等には慎重に投与すること。[特にてんかん及びその既往歴のある患者では発作を誘発するおそれがある。なお、国内では7歳未満、海外では4歳未満の患者における使用経験は得られていない。また、国内では脊髄疾患に由来する重度の痙性麻痺患者における使用経験はない。]

過量投与

カテーテルの開存性又は位置を確認する際、カテーテル内の薬液を不注意に送達することにより過量投与が生じることがある。また、ポンプシステムのプログラミングミス、極端に急激な増量、経口バクロフェンとの併用、あるいはポンプの機能異常等が原因で発現することがある。
(1)徴候・症状
特徴的な症状は傾眠、意識障害、呼吸抑制、昏睡等の中枢神経抑制症状である。また、痙攣、錯乱、幻覚、全身筋緊張低下、反射低下・消失、血圧低下、徐脈、低体温等があらわれることがある。
(2)処置
速やかにポンプを停止させる(プログラマが無い場合には、ポンプ内の残存薬液をすべて抜き取ることでも薬液注入は停止する)。呼吸抑制がみられる場合、人工呼吸あるいは必要に応じて挿管するとともに心血管系の機能保持のための処置を行う。本剤は主として腎から排泄されるため、水分の供給を十分に行い、可能ならば利尿薬を併用する。腎機能が低下している場合には血液透析等を考慮する。痙攣が発現した場合にはジアゼパムを慎重に静脈内注射する。症状の発現直後であれば、髄液中バクロフェン濃度を低下させるために、腰椎穿刺又はポンプアクセスポートより30〜40mLの髄液を抜き取ることも有効である。ただし、その場合、低髄圧症状、ヘルニア等の発現に注意しながら急激には抜き取らないこと。なお、過量投与による症状が改善した後もポンプを停止させたままで放置した場合には、離脱症状が発現する可能性があるため、症状が改善した後には、患者の痙縮の状態を十分観察しながら、過量投与を起こす前の用量あるいはそれに近い用量で本剤の投与を再開すること。

適用上の注意

適用上の注意
適用上の注意本剤の長期持続投与は、本剤の髄腔内持続投与用に承認された専用の植込み型プログラマブルポンプを用いること。本ポンプは本剤を保存するリザーバを内蔵し、本剤の充填は、注射器に0.22μmのフィルターを必ず装着し、ポンプの充填用薬剤注入口へ行う。本ポンプは、体外からの専用プログラマを使用して用量の変更が可能である。本ポンプはいくつかの投与モードを内蔵しているが、臨床試験は主に単純連続モードで実施されており、単純連続モード以外のモードに関する有効性及び安全性は確立されていない。詳細に関しては、本ポンプの添付文書、説明書等を参照すること。
適用上の注意
適用上の注意離脱症状や過量投与は、一般にカテーテル及びポンプの障害、誤った用量設定等によって起こるおそれがあるので、ポンプ、カテーテル及びプログラマ等の説明書の指示及び注意に従い、ポンプ及びカテーテルの植込み、本剤の補充、用量の調節等を適切に行うこと。
適用上の注意
適用上の注意本剤は、いずれのアンプルも1回使い切りの製剤であり、未使用の残液は廃棄すること。
適用上の注意
適用上の注意薬液を補充する際は、ポンプ内の薬液を抜き取り、新しい薬液を補充すること。また、薬液の補充は、前回の充填から3か月以内に行うこと。
適用上の注意
適用上の注意本剤のスクリーニングならびにポンプシステム植込み時に、頭痛、悪心、嘔吐等を発現することがある。意思表示をできない小児等の場合、観察を十分に行い、必要に応じて適切な処置を行うこと。
開封時
適用上の注意
適用上の注意アンプルカット時の異物混入を避けるため、エタノール消毒綿等で清拭しカットすること。

その他の注意

その他の注意
その他の注意本剤は錐体外路系疾患(パーキンソン症候群、アテトーシス等)の治療には適当でない。
その他の注意
その他の注意本剤使用中に本剤に対し耐薬性を生じ、効果が減弱することがある。[米国の臨床試験中、662例中27例(4.1%)に耐薬性が認められ本剤の休薬が行われている。]ポンプ又はカテーテルの不具合(移動、外れ、中折れなど)によって、効果が減弱する場合もあるので、ポンプ内の薬液残量検査、X線検査等によりポンプ又はカテーテルに不具合がないか確認すること(「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項参照)。耐薬性が発現したと判断された場合には、本剤の投与を2〜4週間休止する。休止にあたっては、本剤の急激な投与中断による離脱症状の発現に注意し、投与量を徐々に減量するなど慎重に行うこと。なお、本剤の投与再開は、用量設定期における初回投与量から始めること。

薬物動態

1.髄液中及び血漿中濃度
重度痙性麻痺患者(8名)に本剤50μgを髄腔内単回投与した場合、投与2時間後までの髄液中濃度は350〜1320ng/mLであり、2〜4時間後では29〜950ng/mLであった。投与1〜4時間後までの血漿中濃度は0.4〜0.6ng/mLであった1)1)。
(1)参考(動物実験)
雄性イヌに14C14C-バクロフェン250μg(約0.019mg/kg)を髄腔内単回投与した場合、髄液中放射能濃度は投与0.58時間後で最高濃度(Cmax、11263.7ng/mL)に達し、生物学的半減期は0.54時間(投与2又は4時間後まで)及び8.2時間(投与4又は6時間後以降)であった。血漿中放射能濃度は投与0.50時間後でCmax(20.5ng/mL)に達し、生物学的半減期は8.0時間であった2)2)。
2.代謝
バクロフェンを経口投与した場合、大部分が未変化体として存在するが、一部は酸化的脱アミノ化されて4-hydroxy-3-(4-chlorophenyl)butyric acidに代謝される3)3)。
3.排泄
健康成人にバクロフェン5mg、10mgを経口投与した場合、尿中排泄率は投与24時間後でそれぞれ投与量の約81%、79%であった。漸増法により連続投与した場合、累積投与量に対して尿中排泄率は1日目80.8%、2日目75.8%であり、3日目以降は62〜63%と一定であった4)4)。
(1)参考(動物実験)
雄性イヌに14C14C-バクロフェン250μg(約0.019mg/kg)を髄腔内単回投与した場合、投与72時間後までの尿中及び糞中排泄率は、それぞれ投与量の98.5%、0.1%であった2)2)。

臨床成績

1.[国内]5)5)
重度痙性麻痺患者30例[脊髄損傷12例、脊髄小脳変性症4例、脊髄血管障害3例、後縦靭帯骨化症1例、頸部脊椎症1例、脳性麻痺2例、頭部外傷2例及び小児脳性麻痺(7歳以上)5例]を対象とした、本剤25μg(4例:成人1例、小児3例)、50μg(25例:成人23例、小児2例)又は75μg(成人1例)の髄腔内単回投与によるスクリーニング試験の結果、主要評価項目である下肢平均Ashworth評点は投与前3.79から投与4時間後には1.76となり、有意な低下が認められた。「有効」例数の割合は96.7%(30例中29例)であった。さらに、スクリーニング試験における有効例を対象とした本剤専用ポンプシステム植込み後6か月までの長期持続投与試験(25例:成人20例、小児5例)ならびに6か月以降長期フォローを行った長期安全性試験(24例:成人19例、小児5例)の結果、主要評価項目の下肢平均Ashworth評点について成人患者では36か月後まで、小児患者では27か月後までの各評価時期で有意な低下が認められ、抗痙縮効果が長期間持続することが確認された。

ポンプシステム植込み後のAshworth評点の変化(国内)

2.[海外]6〜10)6〜10)
脊髄損傷による重度痙性麻痺患者を対象とした2つのスクリーニング試験、脳性麻痺(4歳以上)による重度痙性麻痺患者を対象とした2つのスクリーニング試験及び外傷等の脳損傷による重度痙性麻痺患者を対象としたスクリーニング試験の結果、いずれの試験においても主要評価項目である下肢平均Ashworth評点の有意な低下がみられ、本剤による抗痙縮効果が確認された。また長期持続投与試験の結果、抗痙縮効果は24か月以上にわたり持続することが確認された。

臨床成績の表

 原疾患名 症例数下肢平均Ashworth評点
下肢平均Ashworth評点
下肢平均Ashworth評点
注1)
脊髄由来脊髄損傷6) 313.801.56P<0.001
脊髄由来多発性硬化症6) 123.781.51P<0.001
脊髄由来脊髄損傷7) 153.81.1P<0.0001
脊髄由来多発性硬化症7) 144.21.2P<0.0001
脳由来注2)脳性麻痺8) 513.362.14P<0.001
脳由来注2) (4〜6歳)(14)(3.29)(2.14)(P<0.001)
脳由来注2) (7〜16歳)(29)(3.48)(2.14)(P<0.001)
脳由来注2) (17歳〜)(8)(3.36)(2.45)(P=0.02)
脳由来注2)脳性麻痺9) 482.771.99P<0.001
脳由来注2) (4〜6歳)(7)(2.82)(1.83)(P=0.02)
脳由来注2) (7〜16歳)(26)(2.60)(1.85)(P<0.01)
脳由来注2) (17歳〜)(15)(2.99)(2.22)(P<0.01)
脳由来注2)外傷等の脳損傷10) 114.162.16P=0.001
注1)Wilcoxon符号付順位和検定(投与前値と4時間後値の比較)
注2)50μg投与の成績

薬効薬理

バクロフェンはγ-アミノ酪酸(GABA)の誘導体で、脊髄の単シナプス及び多シナプス反射の両方を抑制し、γ- 運動ニューロンの活性を低下させる抗痙縮剤である。
(1)脊髄反射の抑制作用
脊髄の単シナプス反射及び多シナプス反射の両方の反射を抑制し、特に単シナプス反射をより強く抑制することが認められている。これらの反射抑制作用は持続的である(髄腔内投与:ラット11)11)、ウサギ12)12)、静脈内投与:ラット13)13)、ヒヨコ13)13)、ネコ14)14)、in vitro :カエル13)13))。
(2)運動ニューロン活性の抑制作用
γ-運動ニューロン活性を持続的に抑制することが認められている(静脈内投与:ラット13)13)、ネコ14)14))。なお、脊髄反射及び運動ニューロンの抑制用量では筋紡錘ならびに神経筋接合部に対する末梢作用は認められていない。
(3)実験的固縮の抑制作用
上丘-下丘間除脳固縮(γ-固縮)及び貧血性除脳固縮(α-固縮)の両方の固縮を用量依存的に抑制することが認められている(髄腔内投与:ラット15)15)、静脈内投与:ラット13)13)、ネコ14)14))。
(4)筋電図学的改善作用
遺伝性痙性ラット11)11)において筋電図活性を用量依存的に抑制することが認められている(髄腔内投与及び腹腔内投与)。痙性麻痺患者において他動的伸展反射及び誘発筋電図法による検討の結果、クローヌス等の減少16)16)及びH波回復曲線の改善作用17, 18)17, 18)が認められている(いずれも経口投与)。
(5)鎮痛作用
圧刺激法等で調べると痛覚閾値を上昇させ、鎮痛作用が認められている(髄腔内投与:ラット19)19)、ネコ19)19)、サル20)20)、腹腔内投与:マウス13)13)、ラット13)13))。

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名
バクロフェン(Baclofen)
2.化学名
(3RS )-4-Amino-3-(4-chlorophenyl)butanoic acid
3.分子式
C10H12ClNO210H12ClNO2
4.分子量
213.66
5.構造式
6.性状
白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、水に溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸に溶ける。

承認条件

本剤の安全性及び有効性を十分に理解し、施術に関する十分な知識・経験のある医師によってのみ用いられるよう、本剤を納入する前に予め講習(ポンプシステムに関する事項を含む)を実施する等の適切な措置を講じること。

包装

ギャバロン髄注0.005% (1mL) 1アンプル
ギャバロン髄注0.05% (20mL) 1アンプル
ギャバロン髄注0.2% (5mL) 1アンプル

主要文献及び文献請求先

社内資料:髄腔内単回投与後の髄液中及び血漿中バクロフェン濃度推移の検討(成人患者)
社内資料:髄腔内単回投与後の髄液中及び血漿中バクロフェン濃度推移の検討(雄性イヌ)
Faigle JW, al.:Postgrad J. 1972; 48(S-5):9-13
高杉紀雄ほか:日本薬学会講演要旨集(第97回) 1977:237
社内資料:国内臨床成績
社内資料:海外臨床成績
社内資料:海外臨床成績
Gilmartin R, al.:J Neurol. 2000; 15(2):71-77
社内資料:海外臨床成績
Meythaler JM, al.:Arch Rehabil. 1996; 77(5):461-466
Schwarz M, al.:Local-spinal spasticity.Berlin:Springer-Verlag; 1988:65-79
Kroin JS, al.:Exp Res. 1984;54(1):191-194
福田英臣ほか:応用薬理 1977; 13(5):611-626
Fehr HU, al.:J Res. 1974; 2:36-47
Kuroiwa M, al.:Pharmacol Res. 2009;60(5):392-396
津山直一ほか:薬理と治療 1976; 4(4):959-970
糸賀叡子ほか:診断と治療 1976; 64(9):1772-1776
玄番央恵ほか:臨床脳波1977; 19(6):395-399
Wilson PR, al.:Eur Pharmacol. 1978; 51(4):323-330
Yaksh TL, al.:Anesthesiology 1981; 54(6):451-467

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製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
第一三共株式会社
東京都中央区日本橋本町3-5-1
提携先
メドトロニック社(米国)

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
1249401A1022 ギャバロン髄注0.005% バクロフェン 0.005%1mL1管 1139
1249401A2029 ギャバロン髄注0.05% バクロフェン 0.05%20mL1管 22751
1249401A3025 ギャバロン髄注0.2% バクロフェン 0.2%5mL1管 22751

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