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薬剤師ネクスト経営塾

ボルタレン SRカプセル37.5mg

作成又は改訂年月

**2016年7月改訂(第13版)
*2015年3月改訂

日本標準商品分類番号

871147

日本標準商品分類番号等

再審査結果公表年月(最新)
1996年12月

薬効分類名

徐放性鎮痛・抗炎症剤

承認等

販売名

ボルタレン SRカプセル37.5mg

販売名コード

1147002N1174

承認・許可番号

承認番号
22000AMX00680000
欧文商標名
Voltaren 37.5mg

薬価基準収載年月

2008年6月

販売開始年月

1990年12月

貯法・使用期限等

貯法:
使用期限等防湿、室温保存
使用期限:
使用期限等包装に表示の使用期限内に使用すること
使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用すること

規制区分

劇薬
処方箋医薬品
説明事項(注意-医師等の処方箋により使用すること)

組成

成分・含量
組成1カプセル中 ジクロフェナクナトリウム(日局) 37.5mg (速溶性顆粒と徐放性顆粒を3:7の割合で混合)
添加物
組成白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、トウモロコシデンプン、メタクリル酸コポリマーS、グリセリン脂肪酸エステル、タルク
カプセル本体にゼラチン、ラウリル硫酸ナトリウム、酸化チタン含有

性状

外観・性状
性状白色の3号硬カプセル
外形
性状
 
識別コード
性状CG 305
大きさ(約)
性状長径:15.8mm 短径:5.8mm 質量:0.27g

一般的名称

ジクロフェナクナトリウムカプセル

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
消化性潰瘍のある患者〔消化性潰瘍を悪化させる。〕
(ただし、「慎重投与」の項参照)
重篤な血液の異常のある患者〔副作用として血液障害が報告されているため血液の異常を悪化させるおそれがある。〕
(「副作用」の項参照)
重篤な肝障害のある患者〔副作用として肝障害が報告されているため肝障害を悪化させることがある。〕
(「副作用」の項参照)
重篤な腎障害のある患者〔腎血流量低下作用があるため腎障害を悪化させることがある。〕
重篤な高血圧症のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧をさらに上昇させるおそれがある。〕
重篤な心機能不全のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれがある。〕
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
アスピリン喘息 (非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作)又はその既往歴のある患者〔重症喘息発作を誘発する。〕
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
トリアムテレンを投与中の患者 (「相互作用」の項参照)

効能又は効果

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
慎重投与
慎重投与消化性潰瘍の既往歴のある患者〔消化性潰瘍を再発させることがある。〕
慎重投与
慎重投与血液の異常又はその既往歴のある患者〔血液の異常を悪化又は再発させるおそれがある。〕
慎重投与
慎重投与出血傾向のある患者〔血小板機能異常が起こることがあるため出血傾向を助長するおそれがある。〕
慎重投与
慎重投与肝障害又はその既往歴のある患者〔肝障害を悪化又は再発させることがある。〕
慎重投与
慎重投与腎障害又はその既往歴のある患者〔腎血流量低下作用があるため腎障害を悪化又は誘発することがある。〕
慎重投与
慎重投与腎血流量が低下しやすい患者〔心機能障害のある患者、利尿剤や腎機能に著しい影響を与える薬剤を投与中の患者、腹水を伴う肝硬変のある患者、大手術後、高齢者等では有効循環血液量が低下傾向にあり、腎血流量が低下しやすいので、腎不全を誘発するおそれがある。〕
慎重投与
慎重投与高血圧症のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため血圧をさらに上昇させるおそれがある。〕
慎重投与
慎重投与心機能障害のある患者〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくNa・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれがある。〕
慎重投与
慎重投与SLE (全身性エリテマトーデス)の患者〔SLE症状 (腎障害等)を悪化させるおそれがある。〕
慎重投与
慎重投与過敏症の既往歴のある患者
慎重投与
慎重投与気管支喘息のある患者〔気管支喘息患者の中にはアスピリン喘息患者も含まれており、それらの患者では重症喘息発作を誘発する。〕
慎重投与
慎重投与潰瘍性大腸炎の患者〔症状が悪化したとの報告がある。〕
慎重投与
慎重投与クローン病の患者〔症状が悪化したとの報告がある。〕
慎重投与
慎重投与食道通過障害のある患者〔食道に停留し食道潰瘍を起こすおそれがある。〕(「適用上の注意」の項参照)
慎重投与
慎重投与高齢者〔副作用、特に過度の体温下降・血圧低下によるショック症状があらわれやすい。〕(「重要な基本的注意」、「高齢者への投与」の項参照)
慎重投与
慎重投与非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者 (ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能又は効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。)

重要な基本的注意

消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
患者の状態を十分に観察し、副作用の発現に留意すること。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるので、特に高熱を伴う高齢者又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。
重篤な肝障害があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察すること。特に連用する場合は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい。また、肝障害に先行して、あるいは同時に急激な意識障害があらわれることがある。
慢性疾患 (関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
長期投与する場合には、定期的に臨床検査 (尿検査、血液検査及び肝機能検査等)を行うこと。また、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な措置を講ずること。
薬物療法以外の療法も考慮すること。
感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染症を合併している患者に対して用いる場合には適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。
他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
本剤投与中に眠気、めまい、霧視を訴える患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意すること。

相互作用

相互作用の概略
相互作用の概略の説明本剤は主に代謝酵素CYP2C9で代謝される。

併用禁忌

併用禁忌
(併用しないこと)
トリアムテレン (トリテレン)
急性腎不全があらわれたとの報告がある。
本剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、トリアムテレンの腎障害を増大すると考えられる。

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等 
CYP2C9を阻害する薬剤
  ボリコナゾール等
臨床症状・措置方法
本剤のCmaxとAUCが増加することがある。
機序・危険因子
これらの薬剤は本剤の代謝酵素であるCYP2C9を阻害する。
薬剤名等 
ニューキノロン系抗菌剤
  エノキサシン等
臨床症状・措置方法
痙攣を起こすおそれがある。痙攣が発現した場合には、気道を確保し、ジアゼパムの静注等を行う。
機序・危険因子
ニューキノロン系抗菌剤が脳内の抑制性神経伝達物質であるGABAの受容体結合を濃度依存的に阻害し、ある種の非ステロイド性抗炎症剤との共存下ではその阻害作用が増強されることが動物で報告されている。
薬剤名等 
リチウム
強心配糖体
  ジゴキシン等
メトトレキサート
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の血中濃度を高め、その作用を増強することがある。必要に応じて、これらの薬剤の用量を調節する。
機序・危険因子
本剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、これらの薬剤の腎クリアランスが低下するためと考えられる。
薬剤名等 
アスピリン
臨床症状・措置方法
相互に作用が減弱されることがある。
機序・危険因子
アスピリンは本剤の血漿蛋白結合を減少させ、血漿クリアランスを増加させることにより、その血中濃度を減少させる。逆に、本剤により、アスピリンの尿中排泄量が増加するとの報告がある。
薬剤名等 
アスピリン
臨床症状・措置方法
消化器系の副作用を増強させるおそれがある。
機序・危険因子
両剤とも消化管の障害作用をもつため、併用した場合その影響が大きくなるおそれがある。
薬剤名等 
非ステロイド性消炎鎮痛剤
臨床症状・措置方法
相互に胃腸障害等が増強されることがある。
機序・危険因子
両剤とも消化管の障害作用をもつため、併用した場合その影響が大きくなるおそれがある。
薬剤名等 
副腎皮質ステロイド剤
  プレドニゾロン等
臨床症状・措置方法
相互に副作用、特に胃腸障害等が増強されることがある。
機序・危険因子
両剤とも消化管の障害作用をもつため、併用した場合その影響が大きくなる。
薬剤名等 
降圧剤
    β-遮断剤
    ACE阻害剤
    アンジオテンシンII受容体拮抗剤等
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の降圧作用を減弱することがあるので、用量に注意すること。
機序・危険因子
本剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、これらの薬剤の血圧低下作用を減弱するおそれがある。
薬剤名等 
降圧剤
    β-遮断剤
    ACE阻害剤
    アンジオテンシンII受容体拮抗剤等
臨床症状・措置方法
腎機能を悪化させるおそれがある。
機序・危険因子
プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。
危険因子:高齢者
薬剤名等 
利尿剤
  ヒドロクロロチアジド
  フロセミド等
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の作用を減弱させることがある。利尿効果、血圧を観察し、必要に応じてこれらの薬剤の増量を考慮する。
機序・危険因子
本剤の腎プロスタグランジン合成阻害作用により、これらの薬剤の利尿効果を減弱するおそれがある。
薬剤名等 
カリウム保持性利尿剤
  スピロノラクトン
  カンレノ酸
抗アルドステロン剤
  エプレレノン
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の作用を減弱させることがある。また、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。
機序・危険因子
プロスタグランジン産生が抑制されることによって、ナトリウム貯留作用による降圧作用の減弱、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる。危険因子: 腎機能障害
薬剤名等 
抗凝血剤及び抗血小板薬
  ワルファリン
  レビパリン
  クロピドグレル
  エノキサパリン等
臨床症状・措置方法
出血の危険性が増大するとの報告がある。血液凝固能検査等出血管理を十分に行う。
機序・危険因子
本剤の血小板機能阻害作用とこれらの薬剤の作用により、出血の危険性が増大する。
薬剤名等 
シクロスポリン
臨床症状・措置方法
シクロスポリンによる腎障害を増強するとの報告がある。腎機能を定期的にモニターしながら慎重に投与する。
機序・危険因子
機序は十分解明されていないが、本剤はシクロスポリンによる腎障害に対して保護的な作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害し、腎障害を増大すると考えられる。
薬剤名等 
シクロスポリン
臨床症状・措置方法
高カリウム血症があらわれるおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
機序・危険因子
高カリウム血症の副作用が相互に増強されると考えられる。
薬剤名等 
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール
臨床症状・措置方法
高カリウム血症があらわれるおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
機序・危険因子
高カリウム血症の副作用が相互に増強されると考えられる。
薬剤名等 
コレスチラミン
臨床症状・措置方法
本剤の血中濃度が低下するおそれがある。コレスチラミンによる吸収阻害を避けるため、コレスチラミン投与前4時間若しくは投与後4〜6時間以上、又は可能な限り間隔をあけて慎重に投与すること。
機序・危険因子
コレスチラミンは陰イオン交換樹脂であり、消化管内で胆汁酸、陰イオン性物質や酸性物質等と結合してその吸収を遅延・抑制させる。
薬剤名等 
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 (SSRI)
  フルボキサミン
  パロキセチン
臨床症状・措置方法
消化管出血があらわれることがあるので、注意して投与すること。
機序・危険因子
これらの薬剤の投与により血小板凝集が阻害され、併用により出血傾向が増強すると考えられる。

副作用

副作用等発現状況の概要
副作用の概要
副作用の概要承認時までの調査例数1,121例中、113例(10.08%)に155件の副作用が認められた。症状としては胃痛、胃部不快感、腹痛等の消化器症状80例(7.14%)、浮腫等の一般的全身症状14例(1.25%)、そう痒感、発疹等の皮膚症状6例(0.54%)、頭痛、眠気等の精神神経系症状5例(0.45%)がみられている。
また、市販後の使用成績調査では、9,369例中、305例(3.26%)に369件の副作用が認められた。症状としては、胃痛、胃部不快感等の消化器症状232例(2.48%)が主で、その他に、浮腫等の一般的全身症状25例(0.27%)、AST(GOT)・ALT(GPT)上昇等の肝臓・胆管系症状16例(0.17%)がみられている。
      (承認時まで及び再審査終了時までの調査)
重大な副作用
ショック (胸内苦悶、冷汗、呼吸困難、四肢冷却、血圧低下、意識障害等)、アナフィラキシー (蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)
頻度
(頻度不明)
出血性ショック又は穿孔を伴う消化管潰瘍
頻度
(頻度不明)
**消化管の狭窄・閉塞 (消化管の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがある)消化管の狭窄・閉塞 (消化管の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがある)
頻度
(頻度不明)
再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少
頻度
(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症 (Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson症候群)、紅皮症 (剥脱性皮膚炎)
頻度
(頻度不明)
急性腎不全 (間質性腎炎、腎乳頭壊死等) (症状・検査所見:乏尿、血尿、尿蛋白、BUN・血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症等)、ネフローゼ症候群
頻度
(頻度不明)
重症喘息発作 (アスピリン喘息)
頻度
(頻度不明)
間質性肺炎
頻度
(頻度不明)
うっ血性心不全、心筋梗塞
頻度
(頻度不明)
無菌性髄膜炎 (項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等)〔特にSLE又はMCTD等のある患者では注意すること。〕
頻度
(頻度不明)
重篤な肝障害 (劇症肝炎、広範な肝壊死等)
頻度
(頻度不明)
急性脳症 (特に、かぜ様症状に引き続き、激しい嘔吐、意識障害、痙攣等の異常が認められた場合には、ライ症候群の可能性を考慮すること)
頻度
(頻度不明)
横紋筋融解症 (急激な腎機能悪化を伴うことがある) (症状: 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等)
頻度
(頻度不明)
脳血管障害
頻度
(頻度不明)
以上のような副作用があらわれることがある。
このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
**消化器
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用小腸・大腸の潰瘍、出血性大腸炎、クローン病又は潰瘍性大腸炎の悪化、膵炎、食道障害、吐血、下血
消化器
頻度
0.1%〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、口内炎、胃部不快感、胃痛、腹痛
消化器
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用消化性潰瘍、胃腸出血、便秘、口角炎、軟便、口渇、胃炎
血液 
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用出血傾向、血小板機能低下 (出血時間の延長)
血液 
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用貧血、白血球減少、好酸球増多
肝臓 
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用黄疸
肝臓 
頻度
0.1%〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用肝障害、AST(GOT)・ALT(GPT)上昇
肝臓 
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用ALP上昇
腎臓 
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用クレアチニン上昇、BUN上昇
皮膚 
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用光線過敏症、多形紅斑、紫斑
皮膚 
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用そう痒症
過敏症
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用喘息発作、アレルギー性紫斑、血管浮腫
過敏症
頻度
0.1%〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用発疹、顔面浮腫
過敏症
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用潮紅、蕁麻疹
精神神経系
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用神経過敏、しびれ、振戦、錯乱、幻覚、痙攣、抑うつ、不安、記憶障害
精神神経系
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用不眠、眠気、頭痛、めまい
感覚器
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用聴覚障害
感覚器
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用視覚異常(霧視等)、耳鳴、味覚障害
循環器
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用血圧上昇、血圧低下、動悸、頻脈
その他
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用発汗、脱毛、胸痛、血管炎
その他
頻度
0.1%〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用浮腫
その他
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用発熱、夜間頻尿、全身けん怠感

高齢者への投与

高齢者への投与
高齢者への投与高齢者では、副作用があらわれやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。(「重要な基本的注意」の項参照)

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。〔妊娠中の投与で、胎児に動脈管収縮・閉鎖、徐脈、羊水過少が起きたとの報告があり、胎児の死亡例も報告されている。また、分娩に近い時期での投与で、胎児循環持続症(PFC)、動脈管開存、新生児肺高血圧、乏尿が起きたとの報告があり、新生児の死亡例も報告されている。〕
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与子宮収縮を抑制することがある。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与本剤投与中は授乳を避けさせること。〔母乳中へ移行することが報告されている。〕

小児等への投与

小児等への投与
小児等への投与ジクロフェナクナトリウム製剤を解熱目的で投与後にライ症候群を発症したとの報告があり、また、同効類薬 (サリチル酸系医薬品)とライ症候群との関連性を示す海外の疫学調査報告がある。
〔ライ症候群: 水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣 (急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH、CK(CPK)の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。〕

過量投与

徴候、症状1)1):
過量投与
過量投与過量投与に関する情報は少なく、典型的な臨床症状は確立していない。
処置1)1):
過量投与
過量投与非ステロイド性消炎鎮痛剤による過量投与時には、通常次のような処置が行われる。
 ○ 催吐、胃内容物の吸引、胃洗浄。活性炭及び必要に応じて塩類下剤の投与。
 ○ 低血圧、腎不全、痙攣、胃腸障害、呼吸抑制等に対しては支持療法及び対症療法を行う。
蛋白結合率が高いため、強制利尿、血液透析等は、ジクロフェナクの除去にはそれほど有用ではないと考えられる。

適用上の注意

1.服用時
本剤はかまずに服用すること。
食道に停留し崩壊すると、食道潰瘍を起こすおそれがあるので、多めの水で服用させ、特に就寝直前の服用等には注意すること。
2.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)

その他の注意

その他の注意
その他の注意外国において、肝性ポルフィリン症の患者に投与した場合、急性腹症、四肢麻痺、意識障害等の急性症状を誘発するおそれがあるとの報告がある。
その他の注意
その他の注意非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある。2〜4)

薬物動態

1.吸収・血中濃度5)5)
健康成人にボルタレンSRカプセル37.5mgを1日2回7日間連続投与した場合の1回目及び13回目 (7日目)の平均血漿中濃度推移は下図のとおりである。



2.代謝・排泄5)5)
健康成人にボルタレンSRカプセル37.5mgを1日2回7日間連続投与した場合の血漿中代謝物及び尿中排泄物は次のとおりである。
(1)血漿中代謝物:
ジクロフェナクの代謝物のうち4'-OH体については連続投与により蓄積性が示唆されているが、投与後6日までに定常状態となる。5-OH体及び3'-OH体については連続投与においても血漿中では検出されない。
(2)尿中排泄:
1回目投与後12時間までの尿中に4'-OH体が投与量の14.2%、5-OH体が5.8%、未変化体が5.6%、3'-OH体が1.1%排泄され、いずれも0〜2時間での排泄はわずかで、6〜8時間で排泄量は最大となる。連続投与で尿中排泄は未変化体及び各代謝物とも1回目に比較して高値を示す。

臨床成績

臨床適用症例総計1,121例中、承認適応疾患の臨床効果について判定が行われた781例での最終全般改善度は次のとおりであった。

臨床成績の表

 症例数中等度
軽度
関節リウマチ27791
167
変形性関節症161116
144
腰痛症130104
120
肩関節周囲炎11366
94
頸肩腕症候群10063
83
数字は累積例数、( )内は累積パーセント

薬効薬理

1.抗炎症作用6〜9)6〜9)
(1)亜急性炎症に対する作用
ジクロフェナクナトリウムは、持続性浮腫、肉芽のう腫、肉芽腫、アジュバント関節炎等の実験的慢性炎症及び肉芽形成に対し優れた抑制作用を示す(ラット)。これらの作用は、インドメタシン及びプレドニゾロンに匹敵するものであり、フルフェナム酸、メフェナム酸あるいはフェニルブタゾンより明らかに強い。
(2)急性炎症に対する作用
ジクロフェナクナトリウムは、カラゲニン浮腫(ラット)に対してインドメタシンと同等の抑制作用を示し、紫外線紅斑(モルモット)に対してはインドメタシン又はフルフェナム酸より強い抑制作用を示す。また酢酸投与による毛細血管透過性亢進(マウス)に対しインドメタシンと同等の抑制作用を示す。
2.鎮痛作用6,8)6,8)
ジクロフェナクナトリウムは、Tail pinch法 (モルヒネ負荷マウス)、酢酸ストレッチ法(マウス)、Randall-Selitto法(ラット)等で、多くの場合インドメタシン及びフルフェナム酸より強い鎮痛効果を示す。
3.プロスタグランジン合成阻害作用10)10)
ジクロフェナクナトリウムは、ウシ精のうミクロソーム分画におけるプロスタグランジンの合成を低濃度で阻害し、その作用はインドメタシン、ナプロキセン等より強い。

有効成分に関する理化学的知見

1.構造式:
2.一般名:
ジクロフェナクナトリウム (Diclofenac Sodium)
3.化学名:
Monosodium 2-(2, 6-dichlorophenylamino) phenylacetate
4.分子式:
C14H10Cl2NNaO214H10Cl2NNaO2
5.分子量:
318.13
6.性状:
白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール(95)又はエタノールに溶けやすく、水又は酢酸(100)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。
7.分配係数:
13.4 〔1-オクタノール/水 (pH7.4のリン酸塩緩衝液)〕

包装

ボルタレンSRカプセル37.5mg:
 100カプセル(PTP)、1000カプセル(PTP)
 500カプセル(バラ)

主要文献及び文献請求先

「日本チバガイギー医薬品, 過量使用時の症状と処置」
日本チバガイギー株式会社・医薬情報部編集, 1987, p91   〔VOLS00703〕
Akil, M. al.:Br. J. Rheumatol. (1), 76, 1996         〔VOLM03650〕
Smith, G. al.:Br. J. Rheumatol. (5), 458, 1996       〔VOLM03676〕
Mendonca, L. L. F. al.:Rheumatology (8), 880, 2000   〔VOLM04908〕
角尾道夫ほか:Prog. Med.9(Suppl.2), 877, 1989        〔VOLJ00611〕
高島俊行ほか:基礎と臨床6(8), 1682, 1972          〔VOLJ00044〕
鶴見介登ほか:日本薬理学雑誌69(2), 299, 1973       〔VOLJ00050〕
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文献請求先

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*〒105-6333 東京都港区虎ノ門1-23-1
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製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売 
同仁医薬化工株式会社
東京都中野区弥生町5丁目2番2号
販売 
ノバルティス ファーマ株式会社
*東京都港区虎ノ門1-23-1

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
1147002N1174 ボルタレンSRカプセル37.5mg ジクロフェナクナトリウム 37.5mg1カプセル 21.1

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