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薬剤師ネクスト経営塾

ケイツーカプセル5mg

作成又は改訂年月

**2005年4月改訂(第4版)
*2002年12月改訂

日本標準商品分類番号

87316

日本標準商品分類番号等

再評価結果公表年月(最新)
1988年1月
効能又は効果追加承認年月(最新)
2002年3月

薬効分類名

止血機構賦活ビタミン

承認等

販売名

ケイツーカプセル5mg

販売名コード

3160002M1021

承認・許可番号

承認番号
14700AMZ01044000
商標名
Kaytwo

薬価基準収載年月

1987年9月

販売開始年月

1987年9月

貯法・使用期限等

貯  法
使用期限等室温保存
外箱開封後は光を遮り保存すること(光により分解し、含量が低下する)。
使用期限
使用期限等外箱又はラベルに表示の使用期限内に使用すること。

組成

組成*本剤は、1カプセル中にメナテトレノン5mgを含有する上半分黄赤色不透明、下半分淡黄赤色不透明の硬カプセル剤である。
添加物として黄色5号、結晶セルロース、ゼラチン、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウムを含有する。

性状

販売名
性状ケイツーカプセル5mg
剤形
性状硬カプセル
識別コード
性状KZ05
外形
性状
全長
性状14.5mm
質量
性状170mg
号数
性状4号
性状
性状カプセル
上半分:黄赤色不透明
下半分:淡黄赤色不透明
内容物
淡黄色の粉末

一般的名称

メナテトレノン製剤

効能又は効果

ビタミンK拮抗作用を有し、低プロトロンビン血症を生じる殺鼠剤として、ワルファリン、フマリン、クマテトラリル、ブロマジオロン、ダイファシノン、クロロファシノン等がある。投与にあたっては抗凝血作用を有する殺鼠剤の中毒であることを血液凝固能検査にて確認すること。

用法及び用量

1.新生児低プロトロンビン血症、分娩時出血
妊婦に分娩1週間前より1日メナテトレノンとして20mg(4カプセル)を連日投与する。
2.抗生物質投与中に起こる低プロトロンビン血症
通常、成人には1日メナテトレノンとして20mg(4カプセル)を朝・夕2回に分けて食後に経口投与する。
3.クマリン系殺鼠剤中毒時に起こる低プロトロンビン血症
通常、成人には1日メナテトレノンとして40mg(8カプセル)を朝・夕2回に分けて食後に経口投与するが、症状、血液凝固能検査結果に応じて適宜増減する。

使用上の注意

(次の患者には慎重に投与すること)

重要な基本的注意

本剤の対象はビタミンKの欠乏による疾患及び症状であり、例えば、プロトロンビン時間等によりビタミンK依存性凝固因子の異常が認められた症例にのみ投与すること。
本剤の投与は出来るだけ短期にとどめ、効果がないのに長期間漫然と投与しないこと。
本剤を継続的に使用する場合には定期的に上記検査を行うこと。
出血の見られる場合又は血液凝固能検査より出血の危険性が高いと考えられる場合にはメナテトレノン注射剤の投与を考慮すること。なお、重篤な出血が見られる場合には、メナテトレノン注射剤の投与と共に新鮮凍結血漿の輸注等の適切な処置を行うこと。
クマリン系殺鼠剤の中には長時間作用型のものもあるので、一時的に凝固能が戻った場合でも引き続き凝固能検査を実施し、完全に回復するまで投与を継続すること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
クマリン系抗凝血薬
 ワルファリンカリウム
臨床症状・措置方法
併用に注意すること。
機序・危険因子
ワルファリンの作用を減弱する。

副作用

副作用等発現状況の概要
副作用の概要
副作用の概要総症例636例中、10例(1.57%)の副作用が報告されている。(副作用発現頻度調査終了時)
消化器
頻度
0.1〜5%未満
副作用の概要
副作用の概要胃部不快感、悪心・嘔吐、下痢
過敏症注)注)
頻度
0.1〜5%未満
副作用の概要
副作用の概要発疹
注)このような症状があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

適用上の注意

1.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜に刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)

薬物動態

1.血中濃度
健康成人男子10名に、メナテトレノンとして30mg(6カプセル)を食後経口投与したとき、最高血漿中濃度(Cmaxmax)は322ng/mLで、Cmaxmaxに達する時間(tmaxmax)は4.9時間であった。また血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC)は1130ng・hr/mLであった。

臨床成績

1.分娩時出血
妊娠末期の婦人に本剤1日20mgを1週間経口投与し、母体の分娩時出血量と新生児の凝固障害に対する効果を、プラセボを対照とした二重盲検試験により比較検討した。
その結果、ビタミンK22(以下K22)群は、プラセボ群に比較し、平均出血量及び400mL以上の出血の発生頻度を有意に減少させ、止血効果が確認された。1)1)
2.抗生物質投与中に起こる低プロトロンビン血症
抗生物質投与中に起こる低プロトロンビン血症に対する改善効果が一般臨床試験、二重盲検試験により確認されている。
二重盲検試験では本剤1日20mg内服投与と、ビタミンK11(以下K11)1日30mg内服投与を比較した。
その結果K22群は、投与後3日目のプロトロンビン時間の値がK11群に比べ有意に高く、K22の速効性が確認された。2)2)
3.クマリン系殺鼠剤中毒時に起こる低プロトロンビン血症
外国において、クマリン系殺鼠剤中毒患者にビタミンK製剤を投与し、回復したとの報告がある。3) 4)3) 4)

薬効薬理

1.作用機序
ビタミンK22(以下K22)は、血液凝固因子(プロトロンビン、VII、IX、X)の蛋白合成過程で、グルタミン酸残基が、生理活性を有するγ‐カルボキシグルタミン酸に変換する際のカルボキシル化反応に関与する。
すなわち、K22は、正常プロトロンビン等の肝での合成を促進し、生体の止血機構を賦活して生理的に止血作用を発現する。5)5)
2.低プロトロンビン血症改善作用
ワルファリンカリウムにより低プロトロンビン血症を誘発した雄ラット(正常動物の約15%の凝血活性)にK221mg/kgを経口投与し、2、4、6時間後に凝血活性をヘパプラスチンテストで測定したところ、K22投与後2時間から効果が発現し、時間経過と共に凝血能が改善され、6時間後では正常動物の65%の凝血活性を示した。6)6)
健康成人男子5名にワルファリンカリウム40mgを経口投与して低プロトロンビン血症を誘発させ、低下した凝血能に対する回復効果をクロスオーバー法でビタミンK11(以下K11)30mgあるいはK230mg230mgを単回経口投与して比較検討した。プロトロンビン時間(%)の回復はK22投与群がK11投与群より速やかであった。7)7)
健康成人男子4名にワルファリンカリウム20mgを経口投与して低プロトロンビン血症を誘発させ、凝血能改善におけるK22単回経口投与の用量検討を行った。K260mg注)260mg注)90mg注)注)投与で6時間後から有意な凝血能の改善効果が認められ、30mg群では12時間後から有意な改善効果があった。K22経口投与後6時間、9時間、12時間、24時間、36時間のいずれの時点においてもK22の用量・反応関係が認められた。8)8)
注)60、90mg投与は承認外用量である。
雄ラットを角砂糖で飼育しながら、N‐メチルテトラゾールチオール基側鎖を持つ抗生剤ラタモキセフを300mg/kg/日を3日間腹腔内投与して作製した低プロトロンビン血症モデルにK2020.08、0.4、2mg/kgを経口投与して経時的に凝血能の回復を観察した。K22投与後3時間から作用が発現し、3時間後及び6時間後ともにK22の用量に依存した改善効果が認められた。9)9)
ラタモキセフ投与により低プロトロンビン血症を誘発した雄ラットにK2020.01〜1mg/kgを経口投与したところ、3時間後のヘパプラスチンテスト、活性化部分トロンボプラスチン時間、正常プロトロンビン及び異常プロトロンビン(PIVKA‐II:protein factor‐II)は投与量に応じて改善し、K2020.1mg/kg以上の用量で対照群に対して有意差が認められた。なお、この病態モデルにK2020.1mg/kgを1日1回、2日間経口投与したところ、ヘパプラスチンテスト活性及び正常プロトロンビン量は正常値に回復した。10)10)
3.止血作用
抗凝血薬ジクマロール50mg/kg/日を10日間反復投与によるマウスの出血死を、K11群は5mg/kg/日経口投与の併用により50%阻止したのに対して、K22群ではK11群と同量の経口投与で100%阻止した。11)11)

有効成分に関する理化学的知見

1.一 般 名
メナテトレノン(Menatetrenone)
2.化 学 名
2‐Methyl‐3‐[(2E,6E,10E)‐3,7,11,15‐tetramethylhexadeca‐2,6,10,14‐tetraen‐1‐yl]‐1,4‐naphthoquinone
3.分 子 式
C31H40O231H40O2
4.分 子 量
444.65
5.構 造 式
6.物理化学的性状
メナテトレノンは黄色の結晶、結晶性の粉末、ろう様の塊又は油状である。本品はヘキサンに極めて溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、2‐プロパノールにやや溶けにくく、メタノールに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
本品は光によって分解し、着色が強くなる。
7.融  点
約37℃

包装

ケイツーカプセル5mg:100カプセル(PTP)

主要文献及び文献請求先

真木正博ら:医学のあゆみ, 76, (1971) KTZ‐0097
小林紀夫ら:臨牀と研究, 65, (1988) KTZ‐0634
Chua, J.D. al.:Arch. Intern. Med., 158, (1998) KY‐0136
Sittert, N.J. al.:Toxicology, 91, (1994) KY‐0135
Stenflo, J. al.:Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 71, (1974) KY‐0071
秋山康博ら:ビタミン, 61, (1987) KTZ‐0619
森口尊文ら:新薬と臨床, 30, (1981) KTZ‐0138
真木正博ら:医学のあゆみ, 121, (1982) KTZ‐0195
秋山康博ら:基礎と臨床, 22, (1988) KTZ‐0632
原久仁子ら:ビタミン, 62, (1988) KTZ‐0629
田島鉄弥ら:日本薬理学雑誌, 67, (1971) KTZ‐0029

文献請求先・製品情報お問い合わせ先

問い合わせ先エーザイ株式会社 hhcホットライン
フリーダイヤル 0120-419-497

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

**製造販売元
エーザイ株式会社
東京都文京区小石川4‐6‐10

その他の説明(付属機器の取り扱い等)

妊婦に投与する場合について

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
3160002M1021 ケイツーカプセル5mg メナテトレノン 5mg1カプセル 24

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