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薬剤師ネクスト経営塾

20%フルクトン注

作成又は改訂年月

** 2011年4月改訂 (_部、第7版)
* 2010年1月改訂

日本標準商品分類番号

87 3232

日本標準商品分類番号等

再評価結果公表年月(最新)
1977 年10 月

薬効分類名

糖類剤

承認等

販売名

20%フルクトン注

販売名コード

3232400A6030

承認・許可番号

承認番号
16000AMZ00542
商標名
20% injection

薬価基準収載年月

薬価基準収載

販売開始年月

2002年9月

貯法・使用期限等

貯法:
室温保存
使用期限:
容器に表示の使用期限内に使用すること。
使用時及び保管:
取扱い上の注意の項参照

基準名

日本薬局方 果糖注射液

規制区分

処方せん医薬品注)
注)注意−医師等の処方せんにより使用すること

組成

本剤は1 管(20mL)中に果糖(C6126
熱量:
16kcal/20mL

性状

本剤は無色〜微黄色澄明の注射液である。
pH(5%濃度に希釈して測定)
約5.1(製造直後の平均実測値)
3.0 〜 6.5(規格値)
浸透圧比
約5(生理食塩液に対する比)

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
遺伝性果糖不耐症の患者[果糖が正常に代謝されず、低血糖症等が発現し、更に肝不全や腎不全が起こるおそれがある。]
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こる。このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある。]
遺伝性果糖不耐症の患者[果糖が正常に代謝されず、低血糖症等が発現し、更に肝不全や腎不全が起こるおそれがある。]
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こる。このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある。]

効能又は効果

用法及び用量

*通常、成人1 回20 〜 500mLを静脈内注射する。
注射剤の溶解希釈には適量を用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
尿崩症の患者[本症には適切な水分、電解質管理が必要であり、本剤の投与により電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。]

副作用

副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
(1)大量・急速投与:
果糖の大量を急速投与すると、電解質喪失を起こすことがある(第一次再評価結果その13、1977年)。
(2)大量投与:
発汗、潮紅(いずれも頻度不明)があらわれることがある(第一次再評価結果その13、1977年)。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。

適用上の注意

1.投与経路:
静脈内に投与すること。
皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
2.投与前:
投与に際しては、感染に対する配慮をすること(患者の皮膚や器具消毒)。
寒冷期には体温程度に温めて使用すること。
開封後直ちに使用し、残液は決して使用しないこと。
3.投与時:
ゆっくり静脈内に投与すること。

その他の注意

果糖の大量を急速投与すると、乳酸アシドーシス、高尿酸血症、血栓性静脈炎、胸部又は胃部の不快感・痛みがあらわれたとの報告がある1〜5)1〜5)。

薬物動態

成人男子に10%果糖液(0.5g/kg)を約30分間あるいは50%果糖液(0.5g/kg)を3〜5分間で静注し、血中果糖濃度を測定した。その結果、注入終了後それぞれ15分で約40mg/dL、5分で約110mg/dLの値を示し、logarithm曲線的に下降した。緩徐に注入した場合、主としてピルビン酸、乳酸を経て分解燃焼するが、短時間で注入した場合は過剰の果糖が一時ブドウ糖に変化した6)6)。また、10%果糖液静注時の血糖及び尿糖を測定した結果、血糖値はほとんど変化せず、尿糖の排泄も認められなかった7)7)。
果糖は主に肝臓で代謝され、fructokinase(ketohexokinase)によりfructose 1-phosphateとなり、ketose 1-phosphate aldolaseによりdihydroxyacetone phosphateとglyceraldehydeになり、glyceraldehydeは直接あるいはglycerolやglycerateを経て、それぞれ解糖系へ入る8)8)。

臨床成績

術前・術後の肝機能障害患者や術後経口投与不能例の全身衰弱高度な患者等36例に対して5〜20%のフルクトン注20〜1500mLを使用した。その結果、全身状態の悪化を阻止し、良好な経過をたどった7)7)。

薬効薬理

1.エネルギー補給
果糖はブドウ糖に比べてグリコーゲン生成能が大で9,10)9,10)、容易に乳酸に分解されるため11,12)11,12)、速やかにエネルギー源となり、糖尿病状態時や肝障害時でも利用される13,14)13,14)。
2.インスリン非依存性
果糖は主として肝に存在するfructokinase(ketohexokinase)により代謝され、インスリンの影響を受けず、糖尿病状態時にも使用できる15,16)15,16)。
3.蛋白節約作用
果糖は体内窒素平衡に関与し、ブドウ糖に比べて強い蛋白節約作用があり、糖尿病状態時でもその作用を示す17,18)17,18)。
4.解毒作用
果糖はアルコール及び種々有毒物質の解毒を促進する19〜21)19〜21)。

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名:
果糖(Fructose)
2.化学名:
β−DD−Fructopyranose
3.構造式:
4.分子式:
C66H1212O66
5.分子量:
180.16
6.性状:
無色〜白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は甘い。水に極めて溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸湿性である。

取扱い上の注意

包装内に水滴が認められるものや内容液が着色又は混濁しているものは使用しないこと。

包装

*20%フルクトン注
20mL 50 管 プラスチックアンプル入り

主要文献及び文献請求先

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Woods, H.F. al.:Lancet. 1972;II 1354−1357
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Clark,W.C.,et al.:Q. J. Stud. Alcohol 1958;19 :47−53

文献請求先

問い合わせ先 **株式会社大塚製薬工場 輸液DIセンター
**〒101‐0048 東京都千代田区神田司町2‐2
**TEL:0120-719-814
**FAX:03-5296-8400

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

販売提携
大塚製薬株式会社
東京都千代田区神田司町2−9
製造販売元
株式会社大塚製薬工場
徳島県鳴門市撫養町立岩字芥原115

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
3232400A6030 20%フルクトン注 果糖 20%20mL1管 96

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