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薬剤師ネクスト経営塾

テオフィリン錠50mg「TYK」

作成又は改訂年月

2013年8月作成 (第1版)

日本標準商品分類番号

872251

薬効分類名

キサンチン系気管支拡張剤

承認等

販売名

テオフィリン錠50mg「TYK」

販売名コード

2251001F1089

承認・許可番号

承認番号
22500AMX01707
商標名
THEOPHYLLINE Tab.50mg「TYK」

薬価基準収載年月

薬価基準収載

販売開始年月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
3年(外箱に表示)

規制区分

処方せん医薬品
注意−医師等の処方せんにより使用すること

組成

成分
日局 テオフィリン
含量
1錠中 50mg
添加物
乳糖水和物、エチルセルロース、ステアリン酸カルシウム、軽質無水ケイ酸

性状

白色の徐放性素錠
外形

直径
6.0mm
厚み
3.7mm
質量
約113mg
識別コード(本体)
FP50
識別コード(PTP)
TYK120

一般的名称

テオフィリン徐放錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)

効能又は効果

喘息性(様)気管支炎:発熱を伴うことが多く、他の治療薬による治療の優先を考慮すること(テオフィリン投与中に発現した痙攣の報告は、発熱した乳幼児に多い)。

用法及び用量

通常、テオフィリンとして、成人1回200mg(本剤4錠)を、小児1回100〜200mg(本剤2〜4錠)を、1日2回、朝及び就寝前に経口投与する。また、気管支喘息については、テオフィリンとして成人1回400mg(本剤8錠)を、1日1回就寝前に経口投与することもできる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

本剤投与中は、臨床症状等の観察や血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与すること。
なお、小児の気管支喘息に投与する場合の投与量、投与方法等については、学会のガイドライン※等、最新の情報を参考に投与すること。

※日本小児アレルギー学会:小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2012
(1)テオフィリン1回投与量の目安(通常の用法は、1日2回投与とされている)
(1)年齢:6ヵ月未満
テオフィリン1回投与量の目安:原則として投与しない
(2)年齢:6ヵ月〜1歳未満
テオフィリン1回投与量の目安:3mg/kg
(3)年齢:1歳〜2歳未満
テオフィリン1回投与量の目安:4〜5mg/kg
(4)年齢:2歳〜15歳
テオフィリン1回投与量の目安:4〜5mg/kg
(2)注意すべき投与対象等
2歳以上の重症持続型の患児を除き、他剤で効果不十分な場合などに、患児の状態(発熱、痙攣等)等を十分に観察するなど適用を慎重に検討し投与する。なお、2歳未満の熱性痙攣やてんかんなどのけいれん性疾患のある児には原則として推奨されない。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
1.てんかんの患者〔中枢刺激作用によって発作を起こすことがある。〕
2.甲状腺機能亢進症の患者〔甲状腺機能亢進に伴う代謝亢進、カテコールアミンの作用を増強することがある。〕
3.急性腎炎の患者〔腎臓に対する負荷を高め、尿蛋白が増加するおそれがある。〕
4.うっ血性心不全の患者〔テオフィリンクリアランスが低下し、テオフィリン血中濃度が上昇することがあるので、血中濃度測定等の結果により減量すること。〕
5.肝障害のある患者〔テオフィリンクリアランスが低下し、テオフィリン血中濃度が上昇することがあるので、血中濃度測定等の結果により減量すること。〕
6.高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
7.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人、産婦、授乳婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
8.小児
小児、特に乳幼児は成人に比べて痙攣を惹起しやすく、また、テオフィリンクリアランスが変動しやすいのでテオフィリン血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与すること。なお、次の小児にはより慎重に投与すること。
てんかん及び痙攣の既往歴のある小児〔痙攣を誘発することがある。〕
発熱している小児〔テオフィリン血中濃度の上昇や痙攣等の症状があらわれることがある。〕
6ヵ月未満の乳児〔乳児期にはテオフィリンクリアランスが一定していない。6ヵ月未満の乳児ではテオフィリンクリアランスが低く、テオフィリン血中濃度が上昇することがある。〕
低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

重要な基本的注意

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
他のキサンチン系薬剤
   アミノフィリン
   コリンテオフィリン
   ジプロフィリン
   カフェイン 等
中枢神経興奮薬
   エフェドリン塩酸塩
   マオウ 等
臨床症状・措置方法
過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある(「過量投与」の項参照)。
副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
併用により中枢神経刺激作用が増強される。
薬剤名等
交感神経刺激剤(β刺激剤)
   イソプレナリン塩酸塩
   クレンブテロール塩酸塩
   ツロブテロール塩酸塩
   テルブタリン硫酸塩
   プロカテロール塩酸塩水和物 等
臨床症状・措置方法
低カリウム血症、心・血管症状(頻脈、不整脈等)等のβ刺激剤の副作用症状を増強させることがある。
副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
心刺激作用をともに有しており、β刺激剤の作用を増強するためと考えられる。
低カリウム血症の増強についての機序は不明である。
薬剤名等
ハロタン
臨床症状・措置方法
不整脈等の副作用が増強することがある。また、連続併用によりテオフィリン血中濃度が上昇することがある。
副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
テオフィリンとハロタンの心臓に対する作用の相加又は相乗効果と考えられる。
薬剤名等
ケタミン塩酸塩
臨床症状・措置方法
痙攣があらわれることがある。
痙攣の発現に注意し、異常が認められた場合には抗痙攣剤の投与など適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
痙攣閾値が低下するためと考えられる。
薬剤名等
シメチジン
メキシレチン塩酸塩
プロパフェノン塩酸塩
アミオダロン塩酸塩
エノキサシン
ピペミド酸三水和物
塩酸シプロフロキサシン
ノルフロキサシン
トスフロキサシントシル酸塩水和物
パズフロキサシンメシル酸塩
プルリフロキサシン
エリスロマイシン
クラリスロマイシン
ロキシスロマイシン
チアベンダゾール
チクロピジン塩酸塩
ベラパミル塩酸塩
ジルチアゼム塩酸塩
フルボキサミンマレイン酸塩
フルコナゾール
ジスルフィラム
デフェラシロクス
臨床症状・措置方法
テオフィリンの中毒症状があらわれることがある(「過量投与」の項参照)。
副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
肝薬物代謝酵素が阻害され、テオフィリンクリアランスが低下するため、テオフィリン血中濃度が上昇すると考えられる。
薬剤名等
アシクロビル
バラシクロビル塩酸塩
インターフェロン
イプリフラボン
シクロスポリン
アロプリノール
臨床症状・措置方法
テオフィリンの中毒症状があらわれることがある(「過量投与」の項参照)。
副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
テオフィリン血中濃度の上昇によると考えられる。
薬剤名等
ザフィルルカスト
臨床症状・措置方法
テオフィリンの中毒症状があらわれることがある(「過量投与」の項参照)。
副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
またザフィルルカストの血中濃度を低下させることがある。
機序・危険因子
肝薬物代謝酵素が阻害され、テオフィリンクリアランスが低下するため、テオフィリン血中濃度が上昇すると考えられる。
ザフィルルカストの血中濃度低下についての機序は不明である。
薬剤名等
リファンピシン
フェノバルビタール
ランソプラゾール
リトナビル
臨床症状・措置方法
テオフィリンの効果が減弱することがある。
テオフィリン血中濃度が低下することがあるので、適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
肝薬物代謝酵素の誘導によりテオフィリンクリアランスが上昇するため、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる。
薬剤名等
フェニトイン
カルバマゼピン
臨床症状・措置方法
テオフィリン及び相手薬の効果が減弱することがある。
テオフィリン血中濃度が低下することがあるので、適切な処置を行うこと。
また、相手薬の効果減弱や血中濃度の低下に注意すること。
機序・危険因子
肝薬物代謝酵素の誘導によりテオフィリンクリアランスが上昇するため、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる。
薬剤名等
ジピリダモール
臨床症状・措置方法
ジピリダモールの作用を減弱させることがある。
機序・危険因子
アデノシン拮抗作用による。
薬剤名等
ラマトロバン
臨床症状・措置方法
ラマトロバンの血中濃度が上昇することがある。
機序・危険因子
ラマトロバンの血中濃度上昇についての機序は不明である。
薬剤名等
リルゾール
臨床症状・措置方法
リルゾールの作用を増強(副作用発現)するおそれがある。
機序・危険因子
in vitro試験でリルゾールの代謝を阻害することが示唆されている。
薬剤名等
タバコ
臨床症状・措置方法
禁煙(禁煙補助剤であるニコチン製剤使用時を含む)によりテオフィリンの中毒症状があらわれることがある(「過量投与」の項参照)。
副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
機序・危険因子
喫煙により肝薬物代謝酵素が誘導され、テオフィリンクリアランスが上昇し、テオフィリン血中濃度が低下すると考えられる。また、禁煙により血中濃度が上昇すると考えられる。
薬剤名等
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
臨床症状・措置方法
本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。
機序・危険因子
セイヨウオトギリソウにより誘導された肝薬物代謝酵素が本剤の代謝を促進し、クリアランスを上昇させるためと考えられている。
本剤は主として肝薬物代謝酵素CYP1A2で代謝される。

副作用

副作用等発現状況の概要
重大な副作用
痙攣、意識障害急性脳症横紋筋融解症消化管出血赤芽球ろうろう
赤芽球ろうがあらわれることがあるので、貧血があらわれた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
アナフィラキシーショック肝機能障害、黄疸頻呼吸、高血糖症
その他の副作用
過敏症
そう痒感、発疹、蕁麻疹、固定薬疹、紅斑(多形滲出性紅斑等)
精神神経系循環器消化器泌尿器代謝異常肝臓血液その他
けん怠感、むくみ、胸痛、関節痛、四肢痛、発汗、低カリウム血症、鼻出血、しびれ(口、舌周囲)

高齢者への投与

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

小児等への投与

過量投与

症状
テオフィリン血中濃度が高値になると、血中濃度の上昇に伴い、消化器症状(特に悪心、嘔吐)や精神神経症状(頭痛、不眠、不安、興奮、痙攣、せん妄、意識障害、昏睡等)、心・血管症状(頻脈、心室頻拍、心房細動、血圧低下等)、低カリウム血症その他の電解質異常、呼吸促進、横紋筋融解症等の中毒症状が発現しやすくなる。なお、軽微な症状から順次発現することなしに重篤な症状が発現することがある。
処置
過量投与時の処置には、テオフィリンの除去、出現している中毒症状に対する対症療法がある。消化管内に残存するテオフィリンの除去として催吐、胃洗浄、下剤の投与、活性炭の経口投与等があり、血中テオフィリンの除去として輸液による排泄促進、活性炭の経口投与、活性炭を吸着剤とした血液灌流、血液透析等がある。なお、テオフィリン血中濃度が低下しても、組織に分布したテオフィリンにより血中濃度が再度上昇することがある。
痙攣、不整脈の発現がない場合
服用後短時間しか経過していないと思われる場合、嘔吐を起こさせることが有効である。服用後1時間以内の患者では特に有効である。
下剤を投与する。ただし、体液、電解質の異常に注意すること。
活性炭を反復投与し、テオフィリン血中濃度をモニターする。
痙攣の発現が予測されるようなら、フェノバルビタール等の投与を考慮する。ただし、フェノバルビタールは呼吸抑制作用を示すことがあるので、使用に際しては注意すること。
痙攣の発現がある場合
気道を確保する。
酸素を供給する。
痙攣治療のためにジアゼパム静注等を行う。痙攣がおさまらない場合には全身麻酔薬投与を考慮する。
バイタルサインをモニターする。血圧の維持及び十分な水分補給を行う。
痙攣後に昏睡が残った場合
気道を確保し、酸素吸入を行う。
大口径の胃洗浄チューブを通じて下剤及び活性炭の投与を行う。
テオフィリン血中濃度が低下するまでICU管理を継続し、十分な水分補給を続ける。活性炭を反復経口投与しても血中濃度が下がらない場合には、活性炭による血液灌流、血液透析も考慮する。
不整脈の発現がある場合
不整脈治療としてペーシング、直流除細動、抗不整脈薬の投与等適切な処置を行う。
バイタルサインをモニターする。血圧の維持及び十分な水分補給を行う。また、電解質異常がある場合はその補正を行う。

適用上の注意

1.薬剤交付時
本剤は徐放性製剤なので、かまずに服用するよう指導すること。
水とともに経口投与するよう指導すること。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

薬物動態

1.生物学的同等性試験1)1)
テオフィリン錠50mg「TYK」と標準製剤をクロスオーバー法により、それぞれ4錠(テオフィリンとして200mg)を健康成人男子に空腹時及び食後単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。
(1)<空腹時投与>


(3)<食後投与>


血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
2.溶出挙動2)2)
本剤は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたテオフィリン徐放錠(2)の溶出規格(b)に適合していることが確認されている。

薬効薬理

テオフィリンは、気管支平滑筋に直接作用し、気管支を拡張する。作用機序として、ホスホジエステラーゼ活性を阻害して、細胞内cyclicAMPの増加、細胞内Ca動態への直接・間接的な作用、アデノシン受容体の拮抗作用などが考えられている3)

有効成分に関する理化学的知見

一般名化学名
1,3-Dimethyl-1H-purine-2,6(3H,7H)-dione
分子式
C7H8N4O2
分子量構造式

性状
白色の結晶又は結晶性の粉末である。
N,N-ジメチルホルムアミドにやや溶けやすく、水又はエタノール(99.5)にやや溶けにくい。
0.1mol/L塩酸試液に溶ける。
融点

取扱い上の注意

安定性試験4)4)

包装

テオフィリン錠50mg「TYK」:100錠(PTP10錠×10)

主要文献及び文献請求先

大正薬品工業(株):社内資料(生物学的同等性試験)
大正薬品工業(株):社内資料(溶出試験)
第十五改正日本薬局方解説書,廣川書店 2006;C-2545
大正薬品工業(株):社内資料(安定性試験)

文献請求先・製品情報お問い合わせ先

問い合わせ先 主要文献欄に記載の文献・社内資料は下記にご請求下さい。
問い合わせ先 テバ製薬株式会社 DIセンター
〒453-0801 名古屋市中村区太閤一丁目24番11号
TEL 0120-923-093
FAX 052-459-2853

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

販売元
テバ製薬株式会社
名古屋市中村区太閤一丁目24番11号
製造販売元
大正薬品工業株式会社
滋賀県甲賀市甲賀町大原市場3番地

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
2251001F1089 テオフィリン錠50mg「TYK」 テオフィリン 50mg1錠 6.7

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