マイページ

薬剤師ネクスト経営塾

**クリンダマイシンリン酸エステル注300mg「F」

作成又は改訂年月

**2015年6月改訂(第11版、販売名変更に伴う改訂)
*2014年8月改訂

日本標準商品分類番号

876112

日本標準商品分類番号等

効能又は効果追加承認年月(最新)
*2014年8月

薬効分類名

リンコマイシン系抗生物質製剤

承認等

販売名

**クリンダマイシンリン酸エステル注300mg「F」

販売名コード

6112401A1160

承認・許可番号

承認番号
**22700AMX00122

薬価基準収載年月

**2015年6月

販売開始年月

1996年7月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等外箱に表示(2年)

基準名

日本薬局方
基準名クリンダマイシンリン酸エステル注射液

規制区分

処方箋医薬品注)
説明事項注) 注意―医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分
組成日局 クリンダマイシンリン酸エステル
含量
組成300mg(力価)
容量
組成2mL
添加物
組成ベンジルアルコール 18.9mg
塩酸(pH調節剤) 適量
水酸化ナトリウム(pH調節剤) 適量

性状

pH
性状6.0〜7.0
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
性状約3
色調・性状
性状無色〜淡黄色澄明の液
剤形
性状注射剤(アンプル)

販売名

**クリンダマイシンリン酸エステル注600mg「F」

販売名コード

6112401A2174

承認・許可番号

承認番号
**22700AMX00123

薬価基準収載年月

**2015年6月

販売開始年月

1996年7月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等外箱に表示(2年)

規制区分

処方箋医薬品注)
説明事項注) 注意―医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分
組成日局 クリンダマイシンリン酸エステル
含量
組成600mg(力価)
容量
組成4mL
添加物
組成ベンジルアルコール 37.8mg
塩酸(pH調節剤) 適量
水酸化ナトリウム(pH調節剤) 適量

性状

pH
性状6.0〜7.0
浸透圧比(生理食塩液に対する比)
性状約3
色調・性状
性状無色〜淡黄色澄明の液
剤形
性状注射剤(アンプル)

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
禁忌
禁忌本剤の成分又はリンコマイシン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

用法及び用量

用法及び用量
用法及び用量
1.[点滴静脈内注射]
通常成人には、クリンダマイシンとして1日600〜1,200mg(力価)を2〜4回に分けて点滴静注する。
通常小児には、クリンダマイシンとして1日15〜25mg(力価)/kgを3〜4回に分けて点滴静注する。
なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、成人では1日2,400mg(力価)まで増量し、2〜4回に分けて投与する。
また、小児では1日40mg(力価)/kgまで増量し、3〜4回に分けて投与する。
点滴静注に際しては、本剤300〜600mg(力価)あたり100〜250mLの日局5%ブドウ糖注射液、日局生理食塩液又はアミノ酸製剤等の補液に溶解し、30分〜1時間かけて投与する。
2.[筋肉内注射]
通常成人には、クリンダマイシンとして1日600〜1,200mg(力価)を2〜4回に分けて筋肉内注射する。
なお、症状により適宜増減する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

用法及び用量に関連する使用上の注意
用法及び用量に関連する使用上の注意本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
慎重投与内容
慎重投与内容
1.
高齢者及び衰弱患者、大腸炎等の既往歴のある患者[偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれるおそれがある(「重要な基本的注意」1.の項参照)。]
2.
肝障害のある患者[胆汁排泄のため、消失半減期が延長するおそれがある。]
3.
腎障害のある患者[腎排泄は本剤の主排泄経路ではないが、消失半減期が延長するおそれがある。]
4.
アトピー性体質の患者[重症の即時型アレルギー反応があらわれるおそれがある。]
5.
重症筋無力症の患者[本剤は筋への直接作用により収縮を抑制するので、症状が悪化するおそれがある。]

重要な基本的注意

重要な基本的注意
重要な基本的注意
1.
本剤の投与により、まれに発熱、腹痛、白血球増多、粘液・血液便を伴う激症下痢を主症状とする重篤な大腸炎で、内視鏡検査により偽膜斑等の形成をみる偽膜性大腸炎があらわれることがある。
発症後直ちに投与を中止しなければ電解質失調、低蛋白血症等に陥り、特に高齢者及び衰弱患者では予後不良となることがある。
したがって本剤の投与を考慮する場合には、次の注意が必要である。
(1)
次の場合には投与しないことが望ましい。
(1)
軽微な感染症
(2)
他に有効な使用薬剤がある場合
(2)
投与患者に対し、投与中又は投与後2〜3週間までに腹痛、頻回な下痢があらわれた場合には、直ちに医師に通知するよう注意すること。
また、症状が重篤な場合には輸液、バンコマイシンの経口投与等の適切な処置を行うこと。
2.
静脈内投与を行う場合は、用法・用量にしたがって希釈し、30分〜1時間かけて点滴静注すること。なお、急速静注は行わないこと。[心停止を来すおそれがある。]
3.
本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。
(1)
事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
(2)
投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
(3)
投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。特に、投与開始直後は注意深く観察すること。

相互作用

併用禁忌

併用禁忌
(併用しないこと)
エリスロマイシン
 (エリスロシン等)
併用しても本剤の効果があらわれないと考えられる。
細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性が本剤より高い。

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
末梢性筋弛緩剤
 スキサメトニウム塩化物水和物
 ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物 等
臨床症状・措置方法
筋弛緩作用が増強される。
機序・危険因子
本剤は神経筋遮断作用を有する。

副作用

副作用等発現状況の概要
頻度
副作用の概要
副作用の概要本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
頻度
重大な副作用
重大な副作用
1.ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
ショックを起こすことがある。また、呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、じん麻疹等のアナフィラキシーを伴うことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、血圧の維持、体液の補充管理、気道の確保等の適切な処置を行うこと。
2.偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、輸液、バンコマイシンの経口投与等の適切な処置を行うこと。(「重要な基本的注意」1.の項参照)
3.中毒性表皮壊死融解症(Toxic Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4.薬剤性過敏症症候群1)1)(頻度不明)
初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
5.間質性肺炎、PIE症候群(頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
6.心停止(頻度不明)
急速な静注により心停止があらわれたとの報告がある。(「重要な基本的注意」2.の項参照)
7.汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少(頻度不明)
汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
8.肝機能障害、黄疸(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
9.急性腎不全(頻度不明)
急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
その他の副作用
消化器
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要下痢、悪心・嘔吐、食欲不振、腹痛、舌炎
過敏症注1)注1)
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要発疹、そう痒、紅斑、浮腫
血液注2)注2)
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要好酸球増多、白血球減少、顆粒球減少
腎臓注3)注3)
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要BUNの上昇、クレアチニンの上昇、窒素血症、乏尿、蛋白尿
神経系
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要耳鳴、めまい
菌交代症注4)注4)
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要口内炎、カンジダ症
注射部位
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要筋肉内投与による疼痛・硬結、静脈内投与による血栓性静脈炎、筋肉内投与による壊死・無菌膿瘍
その他
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要苦味、顔面のほてり、発熱、頭痛、けん怠感、腟炎、小水疱性皮膚炎、多発性関節炎
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
注2)血液検査等の観察を十分に行うこと。
注3)定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行うこと。
注4)異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

高齢者への投与
高齢者への投与一般に高齢者では生理機能が低下しているので、慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
1.妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
2.授乳婦
授乳中の女性には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行する。]

小児等への投与

小児等への投与
小児等への投与
1.
低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していないので、特に必要とする場合には慎重に投与すること。
2.
低出生体重児に使用する場合には十分注意すること。[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、Gasping症候群が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加物としてベンジルアルコールを含有している。]

適用上の注意

適用上の注意
適用上の注意
1.
本剤は用法・用量にしたがって、点滴静脈内注射又は筋肉内注射のみに使用すること。本剤の使用に際しては、以下の点に注意すること。
(1)静脈内注射時
急速静注は行わないこと。(「重要な基本的注意」2.の項参照)
(2)筋肉内注射時
筋肉内注射にあたっては、神経・組織等への影響を避けるため下記の点に注意すること。
(1)
筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ必要最小限に行うこと。
同一部位への反復注射は行わないこと。
特に低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には注意すること。
(2)
神経走行部位を避けること。
(3)
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
(3)アンプルカット時
本品はワンポイントカットアンプルであるが、アンプルのカット部分をエタノール綿等で清拭してからカットすることが望ましい。

薬物動態

薬物動態
薬物動態
1.生物学的同等性試験
クリンダマイシンリン酸エステル注「F」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ2mL(クリンダマイシンリン酸エステルとして300mg(力価))健康成人男子に筋肉内投与して血漿中クリンダマイシン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。22



※血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

薬効薬理

薬効薬理
薬効薬理
1.作用機序
細菌のリボゾーム50S Subunitに作用し、ペプチド転移酵素反応を阻止し蛋白合成を阻害する。
2.抗菌作用3)4)3)4)
(1)
クリンダマイシンリン酸エステルは生体内で加水分解され、クリンダマイシンとして抗菌力を示す。
(2)
ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌等の好気性グラム陽性球菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属等の嫌気性菌及びマイコプラズマ属に対し抗菌作用を示す。

有効成分に関する理化学的知見

理化学的知見
理化学的知見
1.一般名
クリンダマイシンリン酸エステル(Clindamycin Phosphate)
2.化学名
Methyl 7-chloro-6,7,8-trideoxy-6-[(2S,4R)-1-methyl-4-propylpyrrolidine-2-carboxamido]-1-thio-L-threo-α-D-galacto-octopyranoside 2-dihydrogenphosphate
3.構造式
4.分子式
C1818H3434ClN22O88PS
5.分子量
504.96
6.性状
白色〜微黄白色の結晶性の粉末である。
水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)にほとんど溶けない。

取扱い上の注意

取扱い上の注意
取扱い上の注意
1.安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験(25±2℃、相対湿度60±5%、2年)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、クリンダマイシンリン酸エステル注300mg「F」及びクリンダマイシンリン酸エステル注600mg「F」は通常の市場流通下において2年間安定であることが確認された。5)5)

包装

クリンダマイシンリン酸エステル注300mg「F」  300mg(力価)/2mL 10アンプル
クリンダマイシンリン酸エステル注600mg「F」  600mg(力価)/4mL 10アンプル

主要文献及び文献請求先

厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
富士製薬工業株式会社 社内資料 (生物学的同等性試験)
二宮敬宇ほか:Jpn.J.Antibiot.,26,157, 1973
出口浩一:Jpn.J.Antibiot.,34,419, 1981
富士製薬工業株式会社 社内資料 (安定性試験)

文献請求先

問い合わせ先主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。

富士製薬工業株式会社 富山工場 学術情報課
〒939-3515 富山県富山市水橋辻ヶ堂1515番地
(TEL) 076-478-0032
(FAX) 076-478-0336

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
富士製薬工業株式会社
富山県富山市水橋辻ヶ堂1515番地

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
6112401A2174 クリンダマイシンリン酸エステル注600mg「F」 クリンダマイシンリン酸エステル 600mg1管 238
6112401A1160 クリンダマイシンリン酸エステル注300mg「F」 クリンダマイシンリン酸エステル 300mg1管 166

Related Attachments

Title
PDFファイル ブラウザで表示
インタビューフォーム ブラウザで表示
670109_6112401A1160_1_01_fig03.gif ブラウザで表示
670109_6112401A1160_1_01_fig01.gif ブラウザで表示
670109_6112401A1160_1_01.sgm ブラウザで表示
670109_6112401A1160_1_01_fig02.gif ブラウザで表示