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薬剤師ネクスト経営塾

オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「サンド」

作成又は改訂年月

*2015年12月改訂(第2版)
2015年8月作成

日本標準商品分類番号

874291

日本標準商品分類番号等

効能又は効果追加承認年月(最新)
*2015年11月

薬効分類名

抗悪性腫瘍剤

承認等

販売名

オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「サンド」

販売名コード

4291410A3145

承認・許可番号

承認番号
22700AMX00831000
商標名
Oxaliplatin 200mg/40mL[SANDOZ]

薬価基準収載年月

2015年12月

販売開始年月

2015年12月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存(「取扱い上の注意」の項参照)
使用期限
使用期限等2年(包装に表示)

規制区分

毒薬
処方箋医薬品
説明事項(注意−医師等の処方箋により使用すること)

組成

有効成分
組成オキサリプラチン
含量(1バイアル中)
組成200.0mg
添加物
組成乳糖水和物 1800.0mg

性状

色・剤形(又は性状)
性状無色〜微黄色澄明の液
容量
性状40mL
pH
性状4.0〜7.0
浸透圧比(日局生理食塩液に対する比)
性状約0.5

一般的名称

オキサリプラチン点滴静注液

警告

本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
本剤投与後数分以内の発疹、そう痒、気管支痙攣、呼吸困難、血圧低下等を伴うショック、アナフィラキシーが報告されているので、患者の状態を十分に観察し、過敏症状(気管支痙攣、呼吸困難、血圧低下等)が認められた場合には、本剤の投与を直ちに中止し適切な処置を行うこと。また、回復後は本剤を再投与しないこと(「重要な基本的注意」の項参照)。
本剤はレボホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法等との併用の場合に有用性が認められており、用法及び用量を遵守すること。また、本併用療法において致死的な転帰に至る重篤な副作用があらわれることがあるので、患者の状態を十分観察し、異常が認められた場合には、速やかに適切な処置を行うこと。なお、本剤の使用にあたっては、添付文書を熟読のこと。

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
機能障害を伴う重度の感覚異常又は知覚不全のある患者[末梢神経症状が増悪するおそれがある。]
本剤の成分又は他の白金を含む薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

効能又は効果

国内での結腸癌の術後補助化学療法に関する検討は行われていない(「臨床成績」の項参照)。
結腸癌の術後補助化学療法においては、臨床試験の投与対象及び病期ごとの結果を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと(「臨床成績」の項参照)。
治癒切除不能な膵癌の場合、患者の病期、全身状態、UGT1A1注)注)遺伝子多型等について、「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
注)イリノテカン塩酸塩水和物の活性代謝物(SN-38)の主な代謝酵素の一分子種である。
治癒切除不能な膵癌に対して、本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。
*治癒切除不能な進行・再発の胃癌に対して、本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

用法及び用量

*治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌及び結腸癌における術後補助化学療法にはA法又はB法を、治癒切除不能な膵癌にはA法を、治癒切除不能な進行・再発の胃癌にはB法を使用する。なお、患者の状態により適宜減量する。、治癒切除不能な進行・再発の胃癌にはB法を使用する。なお、患者の状態により適宜減量する。
(1)A法:
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオキサリプラチンとして85mg/m2(体表面積)を1日1回静脈内に2時間で点滴投与し、少なくとも13日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。22(体表面積)を1日1回静脈内に2時間で点滴投与し、少なくとも13日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
(2)B法:
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはオキサリプラチンとして130mg/m2(体表面積)を1日1回静脈内に2時間で点滴投与し、少なくとも20日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。22(体表面積)を1日1回静脈内に2時間で点滴投与し、少なくとも20日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
本剤を5%ブドウ糖注射液に注入し、250〜500mLとして、静脈内に点滴投与する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

本剤の用法及び用量は、「臨床成績」の項の内容を熟知した上で、本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤に応じて選択すること。
結腸癌の術後補助化学療法において、レボホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法との併用では投与期間が12サイクル、カペシタビンとの併用では8サイクルを超えた場合の有効性及び安全性は確立していない(投与経験がない)。
他社が実施した国内臨床第I相試験において、単剤では130mg/m22(体表面積)の耐容性が認められているが、1)1)本剤を単剤で用いた場合は、その有用性は確立していない(「臨床成績」の項参照)。2)2)
他社が実施した国内臨床第I/II相試験において、本剤は、レボホリナート及びフルオロウラシルの急速静脈内投与法での併用療法は、耐容性が認められているが、その有用性は確立していない(「臨床成績」の項参照)。3)3)
本剤の調製に際しては、配合変化に注意すること。
本剤は、錯化合物であるので、他の抗悪性腫瘍剤とは混合調製しないこと。
本剤は塩化物含有溶液により分解するため、生理食塩液等の塩化物を含む輸液との配合を避けること。
本剤は塩基性溶液により分解するため、塩基性溶液との混和あるいは同じ点滴ラインを用いた同時投与は行わないこと。
本剤のような白金化合物は、アルミニウムとの接触により分解することが報告されているため、本剤の調製時あるいは投与時にアルミニウムが用いられている機器(注射針等)は使用しないこと。
米国の添付文書中には、本剤とホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法との併用療法注1)注1)を行う場合、以下のような投与スケジュール(FOLFOX4法)を2週毎に行うことが推奨されるとの記載がある。4)4)
(1)第1日目
別々のバッグから5%ブドウ糖注射液250〜500mLに溶解した本剤85mg/m22及び5%ブドウ糖注射液に溶解したホリナート200mg/m22注2)注2)を120分かけて同時に点滴静注する。その後フルオロウラシル400mg/m22を2〜4分間で急速静脈内投与し、引き続き5%ブドウ糖注射液500mL(推奨)に溶解したフルオロウラシル600mg/m22を22時間かけて持続静注する。
(2)第2日目
ホリナート200mg/m22注2)注2)を120分かけて点滴静注し、その後フルオロウラシル400mg/m22を2〜4分間で急速静脈内投与、引き続き5%ブドウ糖注射液500mL(推奨)に溶解したフルオロウラシル600mg/m22を22時間かけて持続静注する。
また、米国の添付文書中には、次表の投与可能条件、減量基準の記載がある。
(1)2サイクル目以降の投与可能条件(投与予定日に確認し、当該条件を満たす状態へ回復するまで投与を延期する)
(1)種類:好中球数
程度:1,500/mm33以上
(2)種類:血小板数
程度:75,000/mm33以上
(2)減量基準(前回の投与後に発現した有害事象により判断する)
(1)種類:好中球数
最悪時の程度:500/mm33未満
(2)種類:血小板数
最悪時の程度:50,000/mm33未満
(3)種類:消化器系の有害事象(予防的治療の施行にもかかわらず発現)
最悪時の程度:Grade 3注3)注3)以上
(4)次回投与量
本剤を65mg/m22注4)注4)又は75mg/m22注5)注5)に減量
フルオロウラシルを20%減量(300mg/m22の急速静脈内投与及び500mg/m22の22時間持続静注)
注1)国内において、ホリナート注射剤の「結腸・直腸癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強」に関する効能又は効果は承認されていない。
注2)レボホリナート100mg/m22に相当する。
注3)「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」の場合はNCI-CTC 2.0(1998年)。「結腸癌における術後補助化学療法」の場合はNCI-CTC 1(1982年)。
注4)「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」の場合。
注5)「結腸癌における術後補助化学療法」の場合。
カペシタビンとの併用療法(XELOX法)を行う場合には、次の投与可能条件及び減量基準を参考にすること。
(1)2サイクル目以降の投与可能条件(投与予定日に確認し、当該条件を満たす状態へ回復するまで投与を延期する)
(1)種類:好中球数
程度:1,500/mm33以上
(2)種類:血小板数
程度:75,000/mm33以上
(2)減量基準
(1)種類:前回の投与後に発現した有害事象
最悪時の程度:Grade 3注6)注6)以上
(2)次回投与量
1回目発現時:本剤を100mg/m22に減量
2回目発現時:本剤を85mg/m22に減量
注6)CTCAE 3.0(2003年)。
イリノテカン塩酸塩水和物、レボホリナート、フルオロウラシルとの併用療法(FOLFIRINOX法)を行う場合には、次の投与可能条件、減量基準及び減量時の投与量を参考にすること。
(1)2サイクル目以降の投与可能条件(投与予定日に確認し、当該条件を満たす状態へ回復するまで投与を延期するとともに、「減量基準」及び「減量時の投与量」を参考に、投与再開時に減量すること。)
(1)種類:好中球数
程度:1,500/mm33以上
(2)種類:血小板数
程度:75,000/mm33以上
(2)減量基準
前回の投与後にいずれかの程度に該当する副作用が発現した場合は、該当する毎に、以下の減量方法に従って、投与レベルを1レベル減量する(「減量時の投与量」を参考にすること)。また、いずれかの程度に該当する好中球減少又は血小板減少が発現した場合は、以降のフルオロウラシル急速静脈内投与を中止する。
(1)副作用注7)注7):好中球減少
(1)程度
以下のいずれかの条件を満たす場合:
1)2サイクル目以降の投与可能条件を満たさず投与を延期
2)500/mm33未満が7日以上持続
3)感染症又は下痢を併発し、かつ1,000/mm33未満
4)発熱性好中球減少症
(2)減量方法
イリノテカン塩酸塩水和物を優先的に減量する。
ただし、イリノテカン塩酸塩水和物の投与レベルが本剤より低い場合は、イリノテカン塩酸塩水和物と同じレベルになるまで本剤を減量する。
(2)副作用注7)注7):下痢
(1)程度
発熱(38℃以上)を伴う
(2)減量方法
イリノテカン塩酸塩水和物を優先的に減量する。
ただし、イリノテカン塩酸塩水和物の投与レベルが本剤より低い場合は、イリノテカン塩酸塩水和物と同じレベルになるまで本剤を減量する。
(3)副作用注7)注7):下痢
(1)程度
Grade3注8)注8)以上
(2)減量方法
フルオロウラシル持続静注を減量する。
(4)副作用注7)注7):血小板減少
(1)程度
以下のいずれかの条件を満たす場合:
1)2サイクル目以降の投与可能条件を満たさず投与を延期
2)50,000/mm33未満
(2)減量方法
本剤を優先的に減量する。
ただし、本剤の投与レベルがイリノテカン塩酸塩水和物より低い場合は、本剤と同じレベルになるまでイリノテカン塩酸塩水和物を減量する。
(5)副作用注7)注7):総ビリルビン上昇
(1)程度
2.0mg/dL超3.0mg/dL以下
(2)減量方法
イリノテカン塩酸塩水和物を120mg/m22に減量する。
(6)副作用注7)注7):総ビリルビン上昇
(1)程度
3.0mg/dL超
(2)減量方法
イリノテカン塩酸塩水和物を90mg/m22に減量する。
(7)副作用注7)注7):粘膜炎
(1)程度
Grade3注8)注8)以上
(2)減量方法
フルオロウラシル持続静注を減量する。
(8)副作用注7)注7):手足症候群
(1)程度
Grade3注8)注8)以上
(9)減量方法
フルオロウラシル持続静注を減量する。
注7)複数の副作用が発現した場合は、薬剤毎に減量が最大となる基準を適用すること。
注8)CTCAE 4.0(2009年)。
(3)減量時の投与量(本剤85mg/m22、イリノテカン塩酸塩水和物180mg/m22、フルオロウラシル持続静注2,400mg/m22で投与を開始した場合)
(1)投与レベル:−1
(1)本剤
65mg/m22
(2)イリノテカン塩酸塩水和物
150mg/m22
(3)フルオロウラシル持続静注
1,800mg/m22
(2)投与レベル:−2
(1)本剤
50mg/m22
(2)イリノテカン塩酸塩水和物
120mg/m22
(3)フルオロウラシル持続静注
1,200mg/m22
(3)投与レベル:−3
(1)本剤
中止
(2)イリノテカン塩酸塩水和物
中止
(3)フルオロウラシル持続静注
中止

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
骨髄機能抑制のある患者[骨髄機能抑制が増悪するおそれがある。]
感覚異常又は知覚不全のある患者[末梢神経症状が増悪するおそれがある。]
重篤な腎機能障害のある患者[腎機能が低下しているので、副作用が強くあらわれるおそれがある。]
心疾患を有する患者[心疾患が増悪するおそれがある。]
感染症を合併している患者[本剤の骨髄機能抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
水痘患者[致命的な全身障害があらわれるおそれがある。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
小児(「小児等への投与」の項参照)

重要な基本的注意

手、足や口唇周囲部等の感覚異常又は知覚不全(末梢神経症状)が、本剤の投与直後からほとんど全例にあらわれる。また、咽頭喉頭の絞扼感(咽頭喉頭感覚異常)があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。患者に対しては、これらの末梢神経症状、咽頭喉頭感覚異常は、特に低温又は冷たいものへの曝露により誘発又は悪化すること、多くは本剤の投与毎にあらわれるが休薬により回復する場合が多いことを十分に説明するとともに、冷たい飲み物や氷の使用を避け、低温時には皮膚を露出しないよう指導すること。
末梢神経症状の悪化や回復遅延が認められると、手、足等がしびれて文字を書きにくい、ボタンをかけにくい、飲み込みにくい、歩きにくい等の感覚性の機能障害(外国では累積投与量850mg/m22で10%、1,020mg/m22で20%に認められたと報告されている)があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、感覚性の機能障害があらわれた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。
骨髄機能抑制等の重篤な副作用が起こることがあり、ときに致命的な経過をたどることがあるので、定期的に臨床検査(血液検査、肝機能検査、腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。
腎障害患者では、本剤の限外ろ過血漿中白金のクリアランスが減少するが、限外ろ過血漿中白金濃度と臨床における安全性及び有効性との薬力学的関係は明確ではない。このため腎障害のある患者に本剤を投与する場合には、観察を十分に行い、発現する副作用に対して適切な処置を行うこと。
気管支痙攣、呼吸困難、血圧低下等の重篤な過敏症状があらわれることがあり、重篤な過敏症状は本剤を複数回投与した後に発現する場合や、本剤の投与から数時間後に発現する場合があるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には直ちに中止し適切な処置を行うこと。5), 6)5), 6)
感染症、出血傾向の発現又は増悪に十分注意すること。
悪心、嘔吐、食欲不振等の消化器症状がほとんど全例に起こるので、患者の状態を十分に観察し、適切な処置を行うこと。
小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮すること。
*胃癌に本剤を使用する際には、関連文献(「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書:オキサリプラチン(切除不能進行・再発胃癌)」等)を熟読すること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
他の抗悪性腫瘍剤

放射線照射
臨床症状・措置方法
骨髄機能抑制等を増強することがあるので、併用療法を行う場合には、患者の状態を十分に観察し、必要に応じて減量するか又は投与間隔を延長する。
機序・危険因子
併用により殺細胞作用が増強される。

副作用

副作用等発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用
末梢神経症状
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用手、足や口唇周囲部の感覚異常又は知覚不全(末梢神経症状)、咽頭喉頭の絞扼感(咽頭喉頭感覚異常)があらわれるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。
末梢神経症状の悪化や回復遅延が認められると、手、足等がしびれて文字を書きにくい、ボタンをかけにくい、飲み込みにくい、歩きにくい等の感覚性の機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、感覚性の機能障害があらわれた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。
ショック、アナフィラキシー
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用発疹、そう痒、気管支痙攣、呼吸困難、血圧低下等を伴うショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、過敏症状(気管支痙攣、呼吸困難、血圧低下等)が認められた場合には、投与を直ちに中止し適切な処置を行うこと。
間質性肺炎、肺線維症
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用間質性肺炎、肺線維症があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の臨床症状を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、胸部X線等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
骨髄機能抑制
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用汎血球減少、血小板減少、白血球減少、好中球減少、発熱性好中球減少症、貧血があらわれることがあるので、定期的に血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。
溶血性尿毒症症候群
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用血小板減少、溶血性貧血、腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群があらわれることがあるので、定期的に血液検査及び腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬剤誘発性血小板減少症
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用免疫学的機序を介した血小板減少症があらわれることがあるので、紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等の症状を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
溶血性貧血
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用免疫学的機序を介したクームス試験陽性の溶血性貧血があらわれることがあるので、黄疸等の症状を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
視野欠損、視野障害、視神経炎、視力低下
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用視野欠損、視野障害、視神経炎、視力低下等の視覚障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血栓塞栓症
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用血栓塞栓症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心室性不整脈、心筋梗塞
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用心室性不整脈、心筋梗塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝静脈閉塞症
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用肝静脈閉塞症(VOD)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。また、肝静脈閉塞症等の肝障害による門脈圧亢進、脾腫、血小板減少症の発症に注意すること。
急性腎不全
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用間質性腎炎、尿細管壊死等により、急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、腎機能検査値(BUN、血清クレアチニン値等)に異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)があらわれることがあるので、歩行時のふらつき、舌のもつれ、痙攣、頭痛、錯乱、視覚障害等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高アンモニア血症
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用意識障害を伴う高アンモニア血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。
難聴
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用難聴、耳鳴等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
感染症
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用肺炎、敗血症等の感染症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
肝機能障害
頻度
頻度不明
重大な副作用
重大な副作用AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量、休薬、中止等の適切な処置を行うこと。
その他の副作用
精神神経系
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要味覚異常、頭痛、めまい、不眠、神経痛、頭重感、浮動性めまい、コリン作動性症候群、振戦、回転性眩暈、傾眠、うつ病、こわばり、硬直、失神、不安、構語障害、深部腱反射欠損、不全失語症、失調、神経過敏、レルミット徴候、脳神経麻痺、線維束攣縮、筋骨格硬直、不随意性筋収縮、脳神経障害
消化器
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要悪心注)、下痢、嘔吐注)、食欲不振、口内炎、便秘、しゃっくり、腹痛、胃部不快感、歯肉炎、腸閉塞、上腹部痛、メレナ、胃痛、腹部膨満感、下腹部痛、腹部不快感、大腸炎、歯周病、胃炎、歯肉出血、粘膜の炎症、歯痛、心窩部不快感、口内乾燥、腹水、齲歯、胃腸障害、肛門周囲痛、鼓腸、膵炎、胃食道逆流性疾患、胃腸音異常、痔核、直腸出血、直腸炎、しぶり腹、消化不良、歯の異常、腸内ガス、胃重圧感、腸壁気腫症、門脈ガス血症、消化管壊死
腎臓
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要クレアチニン上昇、蛋白尿、BUN上昇、血尿、尿糖、尿沈渣異常、尿ウロビリノーゲン異常、頻尿、腎機能障害、膀胱炎、側腹部痛、排尿困難、尿失禁、尿量減少
肝臓
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要ALP上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇
血液
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要白血球増加、プロトロンビン時間延長、白血球分画の変動、血小板増加
循環器
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要高血圧、低血圧、動悸、ほてり、頻脈、血管障害、上室性不整脈、アダムス・ストークス症候群
呼吸器
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要呼吸困難、鼻出血、咳嗽、鼻咽頭炎、上気道感染、発声障害、嗄声、咽頭炎、鼻粘膜障害、低酸素症、息切れ、喀血、肺障害、酸素飽和度低下
電解質
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要血清カリウムの異常、血清ナトリウムの異常、血清カルシウムの異常、血清クロールの異常
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要流涙、視覚障害、結膜炎、眼球周囲痛、眼のそう痒感、涙器障害、眼の異常感、涙道閉塞、白内障
皮膚
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要脱毛、手足症候群、色素沈着、潮紅、顔面潮紅、多汗、皮膚乾燥、皮膚剥脱、口唇炎、爪の障害、顔面のほてり、爪囲炎、皮膚障害、皮下出血、寝汗、ざ瘡様皮膚炎、色素変化、紫斑
過敏症
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要発疹、そう痒症、蕁麻疹、薬物過敏症、紅斑、アレルギー性鼻炎、気管支痙攣、鼻炎、紅斑性皮疹、血管浮腫
投与部位
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要注射部位反応、血管痛、血管炎、注射部位血管外漏出
その他
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要倦怠感、疲労、発熱、アルブミン減少、CRP上昇、浮腫、感染、体重減少、総蛋白減少、末梢性浮腫、高血糖、感冒、脱水、コレステロール上昇、関節痛、悪寒、胸部不快感、アミラーゼ上昇、背部痛、四肢痛、鼻汁、出血、胸痛、尿路感染、腰痛、CK(CPK)上昇、筋痛、熱感、カテーテル関連感染、胸部圧迫感、臀部痛、疼痛、筋脱力、骨痛、代謝性アシドーシス、体重増加、代謝障害、膣出血、下肢異常感、戦慄、多臓器不全、腫瘍穿孔
上記の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。
注)処置として制吐剤等の投与を行う。

高齢者への投与

高齢者では、一般に生理機能(骨髄機能、肝機能、腎機能等)が低下しているので、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[動物実験(ラット)において着床期胚に対する致死作用及び胎児の発育遅滞が報告されている。]
授乳婦に投与する場合には授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。[使用経験がない。]

過量投与

本剤の過量投与時の解毒剤は知られていない。過量投与時に予期される主な症状は、血小板減少等の骨髄機能抑制、末梢神経症状、悪心、嘔吐、下痢等である。過量投与が行われた場合には症状に応じた支持療法を行うこと。

適用上の注意

1.調製時
本剤は15℃以下で保存した場合、結晶を析出することがある。析出した場合は振盪するなどして、溶解させた後に使用すること。
本剤は細胞毒性を有するため、調製時には手袋を着用することが望ましい。皮膚、眼、粘膜に薬液が付着した場合には、直ちに多量の流水でよく洗い流すこと。
本剤は、錯化合物であるので、他の抗悪性腫瘍剤とは混合調製しないこと。
本剤は塩化物含有溶液により分解するため、生理食塩液等の塩化物を含む輸液との配合を避けること。
本剤は塩基性溶液により分解するため、塩基性溶液との混和あるいは同じ点滴ラインを用いた同時投与は行わないこと。
本剤のような白金化合物は、アルミニウムとの接触により分解することが報告されているため、本剤の調製時あるいは投与時にアルミニウムが用いられている機器(注射針等)は使用しないこと。
2.投与経路
本剤は必ず希釈した後、点滴静脈内投与とし、皮下、筋肉内には投与しないこと。
3.投与時
本剤は希釈後、できるだけ速やかに投与すること。
静脈内投与に際し、薬液が血管外に漏れると、注射部位に硬結・壊死を起こすことがあるので、薬液が血管外に漏れないように慎重に投与すること。

その他の注意

本剤のがん原性試験は実施していないが、細菌を用いた復帰突然変異試験、ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験及びマウス骨髄細胞を用いた小核試験において、いずれも陽性の結果が報告されており、がん原性を有する可能性がある。
単回静脈内投与によるサル安全性薬理試験並びに毒性試験において、9.1mg/kg以上の用量で、投与後QTc延長や心筋壊死が観察されたとの報告がある。
欧州などで実施された原発巣治癒切除後のStageII又はIIIの結腸癌を対象とした第III相臨床試験4), 7), 8)4), 7), 8)において、肝酵素上昇がオキサリプラチンとホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法との併用療法(FOLFOX4法)の投与群で57%(629/1,108例)、ホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法(LV5FU2法)の投与群で34%(379/1,111例)、アルカリホスファターゼ上昇がFOLFOX4投与群で42%(467/1,108例)、LV5FU2投与群で20%(222/1,111例)と、いずれもFOLFOX4投与群で高頻度に発現することが報告されている。

臨床成績

1.進行・再発の結腸・直腸癌に対する臨床成績
(1)FOLFOX4法等
(1)(外国で実施された第III相臨床試験)
米国及び欧州で実施された、5つの第III相臨床試験における臨床成績は表1のとおりであった。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
(2)(国内で実施された第I/II相臨床試験)
国内で実施された、併用第I/II相臨床試験の推奨投与量での成績は表2のとおりであった。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
(2)XELOX法及びXELOX法とベバシズマブ併用療法
(1)(外国で実施された第III相臨床試験)
米国及び欧州で実施された、2つの第III相臨床試験における臨床成績は表3のとおりであった。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
(2)(国内で実施された第I/II相臨床試験)
国内で実施された、併用第I/II相臨床試験の推奨投与量での成績は表4のとおりであった。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
(3)単独療法
(1)(国内で実施された第II相臨床試験)
国内で実施された、オキサリプラチン単独療法の成績は表5のとおりであった。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
2.結腸癌における術後補助化学療法の臨床成績
(1)FOLFOX4法
(1)(外国で実施された第III相臨床試験)
欧州などで実施された、原発巣治癒切除後のStageII又はIIIの結腸癌(直腸S状部癌を含む)を対象とした第III相臨床試験におけるホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法(LV5FU2法)並びにオキサリプラチンとホリナート及びフルオロウラシルの静脈内持続投与法との併用療法(FOLFOX4法)の成績は表6のとおりであった。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
(2)XELOX法
(1)(外国で実施された第III相臨床試験)
欧州などで実施された、原発巣治癒切除後のStageIIIの結腸癌(直腸S状部癌を含む)を対象とした第III相臨床試験におけるホリナート及びフルオロウラシルの静脈内投与法(5-FU/LV法)並びにオキサリプラチンとカペシタビンとの併用療法(XELOX法)の成績は表7のとおりであった。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
3.膵癌に対する臨床成績
(1)FOLFIRINOX法
(1)(外国で実施された第II/III相臨床試験)
欧州で実施された、化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌を対象とした第II/III相臨床試験におけるFOLFIRINOX法群(1サイクルを2週間として第1日目にオキサリプラチン85mg/m22、ホリナート400mg/m22、イリノテカン塩酸塩水和物180mg/m22を点滴静注し、引き続きフルオロウラシル400mg/m22を急速静脈内投与、フルオロウラシル2,400mg/m22を46時間かけて持続静注)とゲムシタビン塩酸塩(GEM)単独投与群(GEM 1,000mg/m22の週1回点滴投与を7週連続し、8週目は休薬する。その後は、週1回点滴投与を3週連続し、4週目は休薬として、これを4週毎に繰り返す)の中間解析時の成績は表8のとおりであった。14)14)対象患者はECOG注1)注1)Performance 0及び1であった。登録において2つの遺伝子多型(UGT1A16*6、UGT1A128*28)に関する基準は設定されなかった。また、登録時の選択基準として、好中球数(1,500/mm33以上)、総ビリルビン値(施設基準値上限の1.5倍以下)等が設定された。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)
注1)Eastern Group。
(2)(国内で実施された第II相臨床試験)
国内で実施された、化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌を対象とした第II相臨床試験におけるFOLFIRINOX法(1サイクルを2週間として第1日目にオキサリプラチン85mg/m22、レボホリナート200mg/m22、イリノテカン塩酸塩水和物180mg/m22を点滴静注し、引き続きフルオロウラシル400mg/m22を急速静脈内投与、フルオロウラシル2,400mg/m22を46時間かけて持続静注)の成績は表9のとおりであった。対象患者はECOG 0及び1であった。2つの遺伝子多型(UGT1A16*6、UGT1A128*28)について、いずれかをホモ接合体(UGT1A16*6/66、UGT1A128*28/2828)又はいずれもヘテロ接合体(UGT1A16*6/2828)としてもつ患者は除外された。また、1サイクル目の投与可能条件として、好中球数(2,000/mm33以上)、総ビリルビン値(施設基準値上限以下)等が設定された。
(エルプラット点滴静注液50mg・100mg・200mgの添付文書による)

臨床成績の表

疾患名奏効率
無増悪生存期間
生存期間
化学療法未治療の進行・再発の
4), 9) 注1)
45.2%
8.7か月19.5か月
化学療法未治療の進行・再発の
10) 注1)
50.0%
8.2か月16.2か月
化学療法未治療の進行・再発の
注1, 2)
49.0%
241.0日
565.0日
化学療法既治療の進行・再発の
4), 11) 注1)
9.9%
4.6か月
化学療法既治療の進行・再発の
注1)
20.2%
168.0日
402.0日
注1)オキサリプラチン85mg/m22(体表面積)を第1日に、ホリナート200mg/m22(体表面積)、フルオロウラシル急速静脈内投与400mg/m22(体表面積)、フルオロウラシル静脈内持続投与600mg/m22(体表面積)をそれぞれ第1、2日に投与することを2週毎に繰り返す(FOLFOX4法)。
注2)FOLFOX4法群とFOLFOX4法+プラセボ群を合わせた成績。
疾患名奏効率(有効例/適格例)
化学療法未治療の進行・再発の結腸・直腸癌3) 注1)64.3%(9/14)
注1)オキサリプラチン85mg/m22(体表面積)を第1、15日に、フルオロウラシル急速静脈内投与400mg/m22(体表面積)及びレボホリナート250mg/m22(体表面積)を第1、8、15日に投与し、13日間休薬する方法。
疾患名奏効率
無増悪生存期間
生存期間
化学療法未治療の進行・再発の
注1, 2)
47.0%
220.0日
572.0日
化学療法未治療の進行・再発の
注3)
45.7%
282.0日
650.0日
化学療法既治療の進行・再発の
注1)
23.1%
154.0日
393.0日
注1)オキサリプラチン130mg/m22(体表面積)を第1日に点滴投与し、カペシタビン1,000mg/m22を1日2回14日間連日経口投与することを3週毎に繰り返す(XELOX法)。
注2)XELOX法群とXELOX法+プラセボ群を合わせた成績。
注3)オキサリプラチン130mg/m22(体表面積)、ベバシズマブ7.5mg/kg(体重)を第1日に点滴投与し、カペシタビン1,000mg/m22を1日2回14日間連日経口投与することを3週毎に繰り返す(XELOX法とベバシズマブ併用療法)。
疾患名奏効率(有効例/適格例)
化学療法未治療の進行・再発の結腸・直腸癌12) 注1)66.7%(4/6)
化学療法未治療の進行・再発の結腸・直腸癌12) 注2)71.9%(41/57)
注1)オキサリプラチン130mg/m22(体表面積)を第1日に点滴投与し、カペシタビン1,000mg/m22を1日2回14日間連日経口投与することを3週毎に繰り返す(XELOX法)。
注2)オキサリプラチン130mg/m22(体表面積)、ベバシズマブ7.5mg/kg(体重)を第1日に点滴投与し、カペシタビン1,000mg/m22を1日2回14日間連日経口投与することを3週毎に繰り返す(XELOX法とベバシズマブ併用療法)。
疾患名奏効率
生存期間
フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍薬で治療抵抗性を
2) 注1)
8.8%
338日
注1)オキサリプラチン130mg/m22(体表面積)を点滴投与することを3週毎に繰り返す。
疾患名ITT解析対象
注1)
3年無病生存率

注1)
3年無病生存率

6年全生存率

注1)
6年全生存率

原発巣治癒切除後の結腸癌7), 8)全例
78.2%72.9%78.5%76.0%
原発巣治癒切除後の結腸癌7), 8)全例
P=0.002注2)P=0.002注2)P=0.046注2)P=0.046注2)
原発巣治癒切除後の結腸癌7), 8)StageIII
72.2%65.3%72.9%68.7%
原発巣治癒切除後の結腸癌7), 8)StageIII
P=0.0052注2)P=0.0052注2)P=0.023注2)P=0.023注2)
原発巣治癒切除後の結腸癌7), 8)StageII
87.0%84.3%86.9%86.8%
原発巣治癒切除後の結腸癌7), 8)StageII
P=0.2286注2)P=0.2286注2)P=0.986注2)P=0.986注2)
注1)オキサリプラチン85mg/m22(体表面積)を第1日に、ホリナート200mg/m22(体表面積)、フルオロウラシル急速静脈内投与400mg/m22(体表面積)、フルオロウラシル静脈内持続投与600mg/m22(体表面積)をそれぞれ第1、2日に投与することを2週毎に繰り返す(12サイクル)。
注2)log-rank検定。
疾患名ITT解析対象
注1)注2)
3年無病生存率

注1)
3年無病生存率

注2)
5年全生存率

注1)
5年全生存率

注2)
原発巣治癒切除後の結腸癌13)全例
71%67%78%74%
原発巣治癒切除後の結腸癌13)全例
P=0.0045注3)P=0.0045注3)P=0.1486注3)P=0.1486注3)
注1)オキサリプラチン130mg/m22(体表面積)を第1日に点滴投与し、カペシタビン1,000mg/m22を1日2回14日間連日経口投与することを3週毎に繰り返す(8サイクル)。
注2)ホリナート急速静脈内投与20mg/m22(体表面積)、フルオロウラシル急速静脈内投与425mg/m22(体表面積)をそれぞれ第1〜5日に投与することを4週毎に繰り返し、6サイクル行う。または、ホリナート静脈内点滴投与500mg/m22(体表面積)、フルオロウラシル急速静脈内投与500mg/m22(体表面積)をそれぞれ1〜6週の第1日に投与することを8週毎に繰り返す(4サイクル)。
注3)log-rank検定。
疾患名投与群例数
生存期間


生存期間


注2)
化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌FOLFIRINOX法12710.50.62
化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌GEM単独投与1286.90.62
注2)log-rank検定。
疾患名奏効率(有効例/適格例)
化学療法未治療の遠隔転移を有する膵癌38.9%(14/36)

薬効薬理

白金複合体であるオキサリプラチンは、DNAと反応してDNA鎖内およびDNA鎖間に架橋を形成する。このDNA付加体がDNAの複製と転写を阻害する。15)15)

有効成分に関する理化学的知見

1.構造式
2.一般名
オキサリプラチン(Oxaliplatin)
3.化学名
SP-4-2)-[(1R,2R)-Cyclohexane-1,2-diamine-κNN '][ethanedioato(2-)-κO11,κO22]platinum
4.分子式
C88H1414N22O44Pt
5.分子量
397.29
6.性状
白色の結晶性の粉末である。
水に溶けにくく、メタノールに極めて溶けにくく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
7.旋光度
[α]2020DD:+74.5〜+78.0゜(乾燥物に換算したもの0.25g、水、50mL、100mm)

取扱い上の注意

薬液が皮膚に付着した場合には、直ちに石鹸及び多量の流水で洗い流すこと。
包装開封後もバイアルを箱に入れて保存すること。
15℃以下での保存は推奨されない。
4.安定性試験16)16)
最終包装製品を用いた長期保存試験(25±2℃、相対湿度60±5%、2年)の結果、オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「サンド」は、通常の市場流通下において2年間安定であることが確認された。

包装

オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「サンド」:1バイアル

主要文献及び文献請求先

Shirao K. al. : Jpn. J. Clin. Oncol. 36, 295(2006)
Boku N. al. : Jpn. J. Clin. Oncol. 37, 440(2007)
Yamada Y. al. : Jpn. J. Clin. Oncol. 36, 218(2006)
他社米国添付文書
エルプラット点滴静注液 審査報告書
Larzilliere I. al. : Am. J. Gastroenterol. 94, 3387(1999)
Andre T. al. : N. Engl. J. Med. 350, 2343(2004)
Andre T. al. : J. Clin. Oncol. 27, 3109(2009)
Goldberg RM. al. : J. Clin. Oncol. 22, 23(2004)
de A. al. : J. Clin. Oncol. 18, 2938(2000)
Rothenberg ML. al. : J. Clin. Oncol. 21, 2059(2003)
Doi T. al. : Jpn. J. Clin. Oncol. 40, 913(2010)
Haller DG. al. : J. Clin. Oncol. 29, 1465(2011)
Conroy T. al. : N. Engl. J. Med. 364, 1817(2011)
グッドマン・ギルマン薬理書(下)薬物治療の基礎と臨床 第11版(廣川書店)1698(2007)
オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「サンド」の安定性試験に関する資料(サンド株式会社社内資料)

文献請求先

問い合わせ先主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。

サンド株式会社 カスタマーケアグループ
〒105-6333 東京都港区虎ノ門1-23-1
フリーコール 0120-982-001
FAX 03-6257-3633

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売
サンド株式会社
山形県上山市新金谷827-7

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
4291410A3145 オキサリプラチン点滴静注液200mg/40mL「サンド」 オキサリプラチン 200mg40mL1瓶 40613

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