マイページ

薬剤師ネクスト経営塾

エストラーナテープ0.72mg

作成又は改訂年月

**2015年9月改訂(第15版)
*2014年2月改訂

日本標準商品分類番号

872473

日本標準商品分類番号等

再審査結果公表年月(最新)
2009年6月
効能又は効果追加承認年月(最新)
*2014年2月
国際誕生年月
1999年10月

薬効分類名

経皮吸収型エストラジオール製剤

承認等

販売名

エストラーナテープ0.72mg

販売名コード

2473700S2076

承認・許可番号

承認番号
21900AMX01357000
欧文商標名
ESTRANA 0.72mg

薬価基準収載年月

2007年12月

販売開始年月

2000年2月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温(高温を避けて保存)
*使用期限
使用期限等包装に表示の使用期限内に使用すること
*注意
使用期限等【取扱い上の注意】の項参照

規制区分

処方箋医薬品
説明事項(注意−医師等の処方箋により使用すること。)

組成

成分・含量
組成1枚(9cm2)中にエストラジオール0.72mgを含有する。
添加物
組成クロタミトン、ジブチルヒドロキシトルエン、水素添加ロジングリセリンエステル、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、ポリイソブチレン、流動パラフィン、その他1成分を含有する。

性状

**外観・性状
性状無色の膏体をうすいだいだい色の支持体に展延した楕円形のテープ剤である。
外形・平面図
性状
外形・断面図
性状
識別コード
性状HP371T
大きさ(約)
性状長径:3.7cm、短径:3.1cmの楕円形

一般的名称

エストラジオール貼付剤

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
1.(次の患者には使用しないこと)
エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
乳癌の既往歴のある患者1)1)
未治療の子宮内膜増殖症のある患者[子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合があるため。]
血栓性静脈炎や肺塞栓症のある患者、又はその既往歴のある患者[卵胞ホルモン剤は凝固因子を増加させ、血栓形成傾向を促進するとの報告がある。]
動脈性の血栓塞栓疾患(例えば、冠動脈性心疾患、脳卒中)又はその既往歴のある患者(「9.その他の注意」の項参照)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦(「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
重篤な肝障害のある患者[代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。]
診断の確定していない異常性器出血のある患者[出血が子宮内膜癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]

効能又は効果

用法及び用量

1.*更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う下記症状
血管運動神経症状(Hot flush及び発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状
通常、成人に対しエストラジオールとして0.72mgを下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。
2.*閉経後骨粗鬆症
通常、成人に対しエストラジオールとして0.72mgを下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。
3.*性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症
通常、成人に対しエストラジオールとして0.72mgから開始する。下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替え、症状に応じ増減する。
小児では、エストラジオールとして0.09mgから開始する。下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。その後、エストラジオールとして0.18mg、エストラジオールとして0.36mg、エストラジオールとして0.72mgへ段階的に増量する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

1.
「閉経後骨粗鬆症」に本剤を使用する場合、使用後6カ月〜1年後に骨密度を測定し、効果が認められない場合には使用を中止し、他の療法を考慮すること。
2.
*成人の「性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症」の治療を目的に本剤を使用する場合は、定期的に中止又は漸減の判断を行い、最少量で治療を行うこと。
3.
*小児の「性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症」の治療を目的に本剤を使用する場合は、使用後6カ月〜1年を目処に増量を検討すること。また、定期的に症状や血中エストラジオール濃度等を確認し、増量や中止又は漸減の判断を行うこと。

(次の患者には慎重に投与すること)

薬物動態

1.血清中濃度20)20)
閉経後の健康女性にエストラーナテープ0.72mg1枚を48時間単回貼付したとき、血清中エストラジオール(E22)濃度は貼付後緩やかに上昇し、貼付後8〜12時間後から除去時までほぼ一定のE22濃度(52.0〜53.8pg/mL)を維持し、除去後は速やかに減少した。血清中エストロン(E11)濃度については、貼付前から内因性のE11濃度が検出され、本剤貼付による明らかな濃度の上昇は認められなかった。また、除去後のE22消失半減期は約2時間であった。
2.蓄積性21)21)
閉経後の健康女性にエストラーナテープ0.72mg1枚を7回(14日間)反復貼付したとき、血清中E22濃度は第2回貼付以降から定常状態に達し、各貼付時の貼付48時間後の濃度は平均で52.5〜60.5pg/mLであった。また、尿中排泄においても第1回目の排泄量に対する第7回目との比は平均でそれぞれ1.21±0.24(総E22)、1.34±0.37(総E11)であり、蓄積傾向は認められなかった。

臨床成績

1.更年期障害及び卵巣欠落症状22〜25)22〜25)
更年期障害及び卵巣欠落症状を有する患者を対象とした一般臨床試験及び比較試験において、診断名別の全般改善度(中等度改善以上)は、更年期障害で86.5%(211/244)、卵巣欠落症状では84.2%(85/101)であり、評価したすべての症状項目(血管運動神経症状、泌尿生殖器の萎縮症状)に高い改善率が認められた。
2.閉経後骨粗鬆症26)26)
DXA法による骨密度の変化率は、閉経後骨粗鬆症146例で平均4.83±0.389%の増加を示し、骨密度の改善が確認された。

薬効薬理

1.血管運動神経症状に対する作用
(1)
卵巣摘出ラットにエストラジオール(E22)0.3又は1.0μg/匹/日を浸透圧ミニポンプにより持続皮下投与すると、卵巣摘出による尾部皮膚温上昇を有意に抑制する27)27)。
(2)
更年期症状を有する閉経後の女性にエストラジオール貼付剤を貼付したとき、hot flushの発現頻度と血清中E22濃度との間に負の相関が認められ、回帰直線から求めたhot flushを50%及び100%減少させる血清E22濃度は、それぞれ61及び122pg/mLである(外国人でのデータ)28)28)。
2.骨代謝に対する作用
(1)
卵巣摘出ラットにE22 10μg/kg/日を35日間皮下投与したとき、破骨細胞面、骨芽細胞面及び骨形成率を正常化し、海綿骨量の減少を抑制した29)29)。
(2)
卵巣摘出ラット(6,12,30カ月齢)にE22 10μg/kg/48時間を59日間皮下投与した実験で、卵巣摘出による骨代謝回転の亢進を抑制することにより骨量減少を抑制し、また、加齢により減少した骨量を増加させることが示された30)30)。
(3)
E22は、単核骨髄細胞、骨芽細胞並びに骨髄間質細胞に作用して骨吸収性サイトカイン産生を抑制した。その結果として破骨細胞の分化形成及び活性を抑制し、アポトーシスを促進することが示唆された。さらに破骨細胞に直接作用して骨吸収活性を抑制すると考えられた。これらの作用を通して骨吸収を抑制することにより、E22はエストロゲン欠乏により亢進した骨代謝回転を調節し、骨密度を改善すると推察される31〜36)31〜36)。

有効成分に関する理化学的知見

1.構造式
2.一般名
エストラジオール(Estradiol)
3.化学名
Estra-1,3,5(10)-triene-3,17β-diol
4.分子式
C1818H2424O22
5.分子量
272.38
6.性状 
白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末でにおいはない。1,4-ジオキサン又はN,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、アセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。硫酸に溶ける。吸湿性である。
7.融点 
175〜180℃
8.分配係数
12(鉱油/水、30℃)

取扱い上の注意

1.
**,*患者には包装のまま本剤を渡し、使用するときに包装から取り出すように指示すること。

包装

エストラーナテープ0.72mg:(分包品)70枚、140枚

主要文献及び文献請求先

Holmberg, L. al. : 363(9407), 453, 2004
Grady, D. al. : Obstet. Gynecol. 85(2), 304, 1995
Chlebowski, R.T. al. : 289(24), 3243, 2003
Stefanick, M.L. al. : 295(14), 1647, 2006
Beral, V. al. : 362(9382), 419, 2003
Manson, J.E. al. : N. Engl. J. Med. 349(6), 523, 2003
Anderson, G.L. al. : 291(14), 1701, 2004
Wassertheil-Smoller, S. al. : 289(20), 2673, 2003
Hendrix S.L. al. : 113(20), 2425, 2006
Shumaker, S.A. al. : 289(20), 2651, 2003
Rapp, S.R. al. : 289(20), 2663, 2003
Shumaker, S.A. : 291(24), 2947, 2004
Espeland, M.A. al. : 291(24), 2959, 2004
Rodriguez, C. al. : 285(11), 1460, 2001
Lacey, J.V.Jr. al. : 288(3), 334, 2002
Beral, V. al. : 369(9574), 1703, 2007
Anderson, G.L. al. : 290(13), 1739, 2003
Cirillo D.J., al. : 293(3), 330, 2005
Beral, V. al. : 350(9084), 1047, 1997
中道 昇:臨床医薬 12(16), 3477, 1996
中道 昇:臨床医薬 12(16), 3497, 1996
友田 豊ほか:臨床医薬 12(16), 3535, 1996
武谷 雄二ほか:臨床医薬 12(18), 4047, 1996
武谷 雄二ほか:臨床医薬 12(18), 4097, 1996
伊吹 令人ほか:臨床医薬 12(18), 4081, 1996
久光製薬社内資料(閉経後骨粗鬆症の臨床試験のまとめ)
久光製薬社内資料(卵巣摘出ラットの尾部皮膚温上昇に対する17β-estradiolの作用)
Steingold, K.A. al. : J. Clin. Endocrinol. Metab. 61(4), 627, 1985
Wronski, T. J. al. : 123(2), 681, 1988
Gaumet, N. al. : 44(3), 132, 1998
Kimble, R.B. al. : 136(7), 3054, 1995
Kimble, R.B. al. : J. Biol. Chem. 271(46), 28890, 1996
Jilka, R.L. al. : 257(5066), 88, 1992
Girasole, G. al. : J. Clin. Invest. 89(3), 883, 1992
Hughes, D.E. al. : Nat. Med. 2(10), 1132, 1996
Mano, H. al. : Biochem. Biophys. Res. Commun. 223(3), 637, 1996

文献請求先

問い合わせ先主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

久光製薬株式会社 学術部 お客様相談室
〒100-6330 東京都千代田区丸の内2-4-1
フリーダイヤル 0120-381332
FAX.(03)5293-1723

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
久光製薬株式会社
〒841-0017 鳥栖市田代大官町408

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
2473700S2076 エストラーナテープ0.72mg エストラジオール (0.72mg)9c㎡1枚 106.2

Related Attachments

Title
PDFファイル ブラウザで表示
インタビューフォーム ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15.sgm ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig01.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig03.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig04.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig09.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig08.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig02.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig10.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig05.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig06.gif ブラウザで表示
650034_2473700S2076_1_15_fig07.gif ブラウザで表示