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薬剤師ネクスト経営塾

アサコール錠400mg

作成又は改訂年月

**2012年4月改訂(第4版)
*2011年2月改訂

日本標準商品分類番号

872399

日本標準商品分類番号等

国際誕生年月
1984年11月

薬効分類名

潰瘍性大腸炎治療剤

承認等

販売名

アサコール錠400mg

販売名コード

2399009F3028

承認・許可番号

承認番号
22100AMX02265000
商標名
ASACOL 400mg

薬価基準収載年月

2009年12月

販売開始年月

2009年12月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
開封後は湿気を避けて保存すること
使用期限
使用期限等包装に表示の使用期限内に使用すること

規制区分

処方箋医薬品注)
説明事項注)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

成分・含量
組成1錠中にメサラジン400mgを含有する。
添加物
組成乳糖水和物,デンプングリコール酸ナトリウム,ステアリン酸マグネシウム,タルク,ポビドン,メタクリル酸コポリマーS,クエン酸トリエチル,黄色三二酸化鉄,三二酸化鉄,マクロゴール6000EP

性状

色・剤形
性状帯赤褐色〜褐色のpH依存放出性フィルムコーティング錠
外形
性状
外形
性状
大きさ
性状14.7mm
大きさ
性状5.9mm
大きさ
性状6.5mm
重量
性状547.9mg
識別コード
性状ZP65(PTPに記載)

一般的名称

メサラジン錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
サリチル酸塩類に対し過敏症の既往歴のある患者
[交叉アレルギーを発現するおそれがある。]
重篤な腎障害のある患者
[腎障害がさらに悪化するおそれがある。]
重篤な肝障害のある患者
[肝障害がさらに悪化するおそれがある。]

効能・効果

用法・用量

通常,成人にはメサラジンとして1日2,400mgを3回に分けて食後経口投与するが,活動期には,1日3,600mgを3回に分けて食後経口投与する。なお,患者の状態により適宜減量する。

用法・用量に関連する使用上の注意

1日3,600mgを,8週間を超えて投与した際の有効性及び安全性は確立していない。
患者の病態を十分観察し,重症度,病変の広がり等に応じて適宜減量を考慮すること(「臨床成績」の項参照)。

使用上の注意

慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
腎機能の低下している患者
[排泄が遅延し,副作用があらわれるおそれがある。]
肝機能の低下している患者
[代謝が遅延し,副作用があらわれるおそれがある。]
サラゾスルファピリジンに対し過敏症の既往歴のある患者[「重要な基本的注意」の項参照]

重要な基本的注意

ネフローゼ症候群,間質性腎炎1),2)1),2)が報告されているため,投与中は腎機能を検査するなど,患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には,減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
*肝炎3),4)3),4),肝機能障害,黄疸が報告されているため,投与中はAST(GOT),ALT(GPT)等の肝機能をモニターするなど,患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には,減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
メサラジンにより過敏症状(発熱,腹痛,下痢,好酸球増多等)が発現することがあり,また,潰瘍性大腸炎が悪化することがあるため,異常が認められた場合には,減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
**サラゾスルファピリジンに対し過敏症の既往歴のある患者に本剤を投与する場合には,慎重に投与すること5)5)。腹部の痙攣,腹痛,発熱,重症な頭痛又は発疹のような急性の過敏症の症状があらわれた場合には,投与を中止すること。
本剤をメサラジン注腸剤と併用する場合には,メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し,特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては適宜減量するなど,十分に注意すること。併用時に異常が認められた場合には,減量又は中止するなどの適切な処置を行うこと。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
アザチオプリン
メルカプトプリン
臨床症状・措置方法
**骨髄抑制があらわれるおそれがある6)6)。
機序・危険因子
メサラジンがチオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど,これら薬剤の代謝を阻害するとの報告がある7),8)7),8)。

副作用

副作用等発現状況の概要
国内臨床試験において安全性解析対象となった239例中116例(48.5%)に副作用(臨床検査値の異常を含む)が認められた。主な副作用は腹痛(2.9%),下痢(2.1%),頭痛(1.3%),腹部膨満(1.3%),潰瘍性大腸炎の悪化(1.3%),悪心(1.3%),大腸ポリープ(1.3%)等であった。臨床検査値の異常は尿中N−アセチルグルコサミニダーゼ(NAG)増加(13.0%),好酸球増加(7.9%),総ビリルビン増加(7.9%),直接ビリルビン増加(7.9%),CRP増加(6.7%)等であった(承認時)。
重大な副作用
骨髄抑制†)†),再生不良性貧血9)9),汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少症,好中球減少症,血小板減少症
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用骨髄抑制,再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少症,好中球減少症,血小板減少症があらわれることがあるので,投与期間中は血液検査を行うなど,患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
*心筋炎10)10),心膜炎,胸膜炎
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用心筋炎,心膜炎,胸膜炎があらわれることがあるので,患者の状態を十分に観察し,胸部痛,心電図異常,胸水等が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
**間質性肺疾患間質性肺疾患11),12)11),12)
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用間質性肺疾患(間質性肺炎,好酸球性肺炎等)があらわれることがあるので,患者の状態を十分に観察し,呼吸困難,胸痛,咳嗽があらわれた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
膵炎
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用急性膵炎があらわれることがあるので,投与期間中は血清アミラーゼの検査を行うなど,患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
間質性腎炎1),2)1),2),ネフローゼ症候群†)†),腎不全†)†)
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用間質性腎炎,ネフローゼ症候群,腎不全があらわれることがあるので,投与期間中は腎機能検査値に注意するなど,患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
*肝炎3),4),†)3),4),†),肝機能障害,黄疸
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用肝炎,AST(GOT),ALT(GPT),γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,投与期間中は肝機能検査値に注意するなど,患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
†)海外における情報を参考とした。
その他の副作用
過敏症
頻度
0.1〜1%未満
副作用の概要
副作用の概要蕁麻疹,そう痒
過敏症
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要発疹
血液
頻度
1%以上
副作用の概要
副作用の概要好酸球増加,白血球減少,単球増加
血液
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要貧血
消化器
頻度
1%以上
副作用の概要
副作用の概要腹痛,下痢,腹部膨満,悪心,血中アミラーゼ増加
消化器
頻度
0.1〜1%未満
副作用の概要
副作用の概要消化不良,鼓腸
**消化器
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要嘔吐,リパーゼ増加†),血便,下血
肝臓
頻度
1%以上
副作用の概要
副作用の概要ビリルビン増加,AST(GOT)増加,ALT(GPT)増加,γ-GTP増加,Al-P増加
肝臓
頻度
0.1〜1%未満
副作用の概要
副作用の概要LDH増加
腎臓
頻度
1%以上
副作用の概要
副作用の概要尿中NAG増加,BUN増加
腎臓
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要血中クレアチニン増加,クレアチニンクリアランス減少†)
その他
頻度
1%以上
副作用の概要
副作用の概要頭痛,CRP増加
その他
頻度
0.1〜1%未満
副作用の概要
副作用の概要めまい,関節痛
その他
頻度
頻度不明
副作用の概要
副作用の概要発熱,耳鳴,錯感覚(しびれ等),筋肉痛,体重減少†),脱毛症,ループス様症候群†),赤血球沈降速度増加†)
上記のような副作用があらわれた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
†)海外における情報を参考とした。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能(腎機能,肝機能等)が低下しているので,十分観察しながら慎重に投与すること。異常が認められた場合には,投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。なお,動物試験において,メサラジンによる催奇形性は認められていない。〕
授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが,やむを得ず投与する場合は授乳を避けること。〔ヒト乳汁中へ移行することが報告13)〜15)13)〜15)されている。〕

小児等への投与

未熟児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

適用上の注意

1.服用時
本剤は放出調節製剤であることより,かまずに服用すること。また,乳鉢による粉砕は避けること。
2.薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

その他の注意

便中に錠剤がみられる場合がある。

薬物動態

1.血漿中濃度16)16)
健康成人男性に本剤を空腹時単回経口投与した際の血漿中未変化体濃度の推移及び薬物動態学的パラメータ



本剤の血漿中未変化体の濃度推移に食事の影響はみられず,また,健康成人男性に本剤(メサラジンとして1回1200mg,1日3回)を7日間反復経口投与したときの血漿中未変化体の濃度推移は2日目より定常状態に達し,単回投与時と比較し大きな変動はないものと考えられた。
2.代謝・排泄16)16)
健康成人男性に本剤を単回経口投与(メサラジンとして400mg,1200mg,2400mg,4800mg)したときの投与後96時間までの各投与量に対する未変化体の尿中排泄率は0.3〜1.2%,アセチル体の尿中排泄率は17.1〜23.6%であった。また,メサラジンとして2400mg及び4800mgを単回経口投与したときの投与後96時間までの未変化体の糞中排泄率は40.1及び31.7%であった。また,アセチル体の糞中排泄率は5.9及び2.1%であった。また,本剤の尿中排泄及び糞中排泄に食事及び反復投与の影響はみられなかった。

薬物動態の表

投与量(mg)TmaxCmaxt1/2
40014.7±4.258.8±68.414.3±11.6
120012.3±6.3550.6±636.033.9±28.5
240014.0±5.9719.6±566.124.7±21.6
480018.0±11.01723.6±625.69.1±8.2
(Mean±S.D., n=6)

臨床成績

国内で活動期又は寛解期の潰瘍性大腸炎患者を対象に実施した二重盲検群間比較試験の結果,本剤の潰瘍性大腸炎に対する有用性が認められた。17),18)17),18)
(1)活動期の潰瘍性大腸炎患者に対する効果
表1〜表3 参照
(2)寛解期の潰瘍性大腸炎患者に対する効果
表4 参照

臨床成績の表

投与期間投与群
UC-DAIスコアの減少度(活動指数)
寛解率※※(%)有効率※※※(%)
8週間24001.5(n=58)
30.3(20/66)45.5(30/66)
8週間36002.9(n=62)
45.3(29/64)64.1(41/64)
※UC-DAIスコア:排便回数,血便,大腸内視鏡検査による粘膜所見,医師の全般的評価の4項目を点数化した合計点
減少度=(投与前のUC-DAIスコア)−(最終判定時のUC-DAIスコア)
※※※※寛解率:最終判定時におけるUC-DAIスコアが2以下,かつ血便スコアが0になった症例を寛解として算出した。
※※※※※※有効率:寛解に至らなかった症例のうちUC-DAIスコアの減少度が2以上であった症例を改善として,寛解例と改善例を有効として算出した。
投与期間重症度
投与群
UC-DAIスコアの減少度(活動指数)
8週間3以上5以下24001.7(n=23)
8週間3以上5以下36001.8(n=27)
8週間6以上8以下24001.3(n=35)
8週間6以上8以下36003.7(n=35)
※UC-DAIスコア:排便回数,血便,大腸内視鏡検査による粘膜所見,医師の全般的評価の4項目を点数化した合計点
減少度=(投与前のUC-DAIスコア)−(最終判定時のUC-DAIスコア)
投与期間病変の広がり投与群
UC-DAIスコアの減少度(活動指数)
8週間直腸炎型24001.8(n=22)
8週間直腸炎型36001.7(n=23)
8週間その他24001.3(n=36)
8週間その他36003.6(n=39)
※UC-DAIスコア:排便回数,血便,大腸内視鏡検査による粘膜所見,医師の全般的評価の4項目を点数化した合計点
減少度=(投与前のUC-DAIスコア)−(最終判定時のUC-DAIスコア)
投与期間投与群
血便の非発現率(%)
非再燃率※※※※(%)
48週間240076.9(50/65)
80.0(52/65)
※※※※※※※※非再燃率:血便スコア1以上,かつUC-DAIスコアが3以上になった症例を再燃と定義し,再燃とならなかった症例数の割合として算出した。

薬効薬理

1.実験的大腸炎モデルにおける効果19)19)
3%デキストラン硫酸ナトリウムで誘発された大腸炎モデルにおいて,メサラジン100mg/kgの経口投与により,血便の改善,赤血球数及びヘマトクリット値の増加及び白血球数の減少が認められた。
2.作用機序20),21)20),21)
in vitroにおいて,過酸化水素消去作用,一重項酸素消去作用,1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジルラジカル還元能,脂質過酸化抑制作用及びロイコトリエンB44産生抑制作用を有した。

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名
メサラジン(JAN),Mesalazine(JAN,INN)
2.化学名
5-Aminosalicylic acid
3.分子式
C77H77NO33
4.分子量
153.14
5.構造式
6.性 状
白色又は淡灰色又は淡褐色又は淡赤色の粉末又は結晶である。水に極めて溶けにくく,アセトン及びエタノール(95)にほとんど溶けない。希水酸化ナトリウム試液及び希塩酸に溶ける。
7.融 点
280℃(分解)

取扱い上の注意

吸湿により溶出性に影響を及ぼすことがあるため,服用直前にPTPシートから錠剤を取り出すこと。
分包した場合には,湿気を避けて保存すること。なお,自動分包機内での保存は避けること。
自動分包機内での落下により,錠剤に亀裂が入る可能性があるので,取扱いには注意すること。

包装

PTP包装
100錠(10錠×10)
500錠(10錠×10×5)

主要文献及び文献請求先

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尾崎朋子 他:メサラジンの活性酸素・フリーラジカルに対する作用(社内資料)
堀裕子 他:メサラジンのラット多形核白血球からのロイコトリエンB44産生抑制作用(社内資料)

文献請求先・製品情報お問い合わせ先

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協和発酵キリン株式会社 くすり相談窓口
〒100-8185 東京都千代田区大手町1-6-1
フリーダイヤル 0120-850-150

03(3282)0102

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

販売元
協和発酵キリン株式会社
東京都千代田区大手町1-6-1
製造販売元
ゼリア新薬工業株式会社
東京都中央区日本橋小舟町10-11

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
2399009F3028 アサコール錠400mg メサラジン 400mg1錠 76.2

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