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薬剤師ネクスト経営塾

ムコソルバンL錠45mg

作成又は改訂年月

2015年2月作成(第1版)

日本標準商品分類番号

872239

薬効分類名

徐放性気道潤滑去痰剤

承認等

販売名

ムコソルバンL錠45mg

販売名コード

2239001G2027

承認・許可番号

承認番号
22700AMX00348000
商標名
Mucosolvan 45mg

薬価基準収載年月

2015年6月

販売開始年月

2015年7月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等気密容器にて室温保存
使用期限
使用期限等外箱に表示

組成

有効成分・名称
組成アンブロキソール塩酸塩
有効成分・含量(1錠中)
組成45mg
添加物
組成セルロース
D−マンニトール
ヒドロキシプロピルセルロース
ステアリン酸マグネシウム
カルナウバロウ
その他4成分

性状

剤形
性状徐放性錠剤
色調・性状
性状白色〜微黄色、円形のフィルムコーティング錠
外形(表面)
性状
外形(裏面)
性状
外形(側面)
性状
質量
性状約283mg
識別コード
性状TJN MUT

一般的名称

アンブロキソール塩酸塩製剤

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
禁忌
禁忌本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能又は効果

用法及び用量

用法及び用量
用法及び用量通常、成人には1回1錠(アンブロキソール塩酸塩として45mg)を1日1回経口投与する。

使用上の注意

(次の患者には慎重に投与すること)

副作用

副作用等発現状況の概要
副作用の概要
副作用の概要本剤は、副作用発現頻度が明確となる臨床試験を実施していない。
(参考)
ムコソルバンLカプセル45mgの承認時及びその後の使用成績調査での安全性評価対象4,713例中60例(1.3%)に69件の副作用(臨床検査値の異常変動を含む)が認められた。
主な副作用は、胃不快感9件(0.2%)、嘔気7件(0.2%)等であった。
なお、錠、液、シロップ及びLカプセルを併せた総症例33,196例中副作用(臨床検査値の異常変動を含む)が報告されたのは221例(0.7%)であり、主な副作用は、胃不快感34件(0.10%)、嘔気27件(0.08%)等の消化器症状で、副作用全体の約60%であった(全剤形共に、承認時及び再審査終了時までの集計)。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、顔面浮腫、呼吸困難、血圧低下等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
頻度
(頻度不明)
重大な副作用
重大な副作用皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群) があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。消化器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用胃不快感
消化器
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用胃痛、腹部膨満感、腹痛、下痢、嘔気、嘔吐、便秘、食思不振、消化不良(胃部膨満感、胸やけ等)
過敏症注)注)
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用血管浮腫(顔面浮腫、眼瞼浮腫、口唇浮腫等)
過敏症注)注)
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用発疹、蕁麻疹、蕁麻疹様紅斑、そう痒
肝臓 
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用肝機能障害〔AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇等〕
その他
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用めまい
その他
頻度
0.1%未満
その他の副作用
その他の副作用口内しびれ感、上肢のしびれ感
注) このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

高齢者への投与

高齢者への投与
高齢者への投与一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること。なお、減量が必要な場合には、他の剤形(徐放性製剤を除く)を使用すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で母乳中へ移行することが報告されている。]

適用上の注意

服用時
適用上の注意
適用上の注意本剤は徐放性製剤であるため、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに服用するよう指導すること。[割ったり、砕いたり、すりつぶしたりして服用すると、本剤の徐放性が失われ、薬物動態が変わるおそれがある。]
薬剤交付時
適用上の注意
適用上の注意PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

その他の注意
その他の注意早朝覚醒時に喀痰喀出困難を訴える患者には、夕食後投与が有用である。

薬物動態

生物学的同等性試験
薬物動態
薬物動態健康成人男性にアンブロキソール塩酸塩として45mgを含有する本剤(ムコソルバンL錠45mg)1錠とムコソルバンLカプセル45mg1カプセルを、無作為割付け、2剤2期クロスオーバー法により絶食(n=18)又は食後(n=20)単回経口投与した。血漿中アンブロキソール未変化体濃度を測定し、薬物動態パラメータ(AUCt及びCmax)について統計解析を行った結果、対数値の平均値の差の90%信頼区間は、いずれの摂食条件でもすべて生物学的同等性の判定基準log(0.80)〜log(1.25)の範囲内であることから両剤の生物学的同等性が確認された1)

(表参照)





図 血漿中アンブロキソール未変化体濃度
    (前図:絶食、後図:食後)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
吸収(参考)
薬物動態
薬物動態健康成人男性にムコソルバンLカプセル45mgを単回経口投与したとき、消化管から速やかかつ良好に吸収された。血漿中の未変化体濃度は、投与後6〜8時間でピークに到達し半減期は10〜11時間であり、その後比較的速やかに減少した2)
連続的に5日間経口投与したときの血漿中未変化体濃度の推移は、単回投与の場合とほぼ一致し、連続投与によっても血中薬物動態の変化は認められなかった3)
血中濃度(参考)
薬物動態
薬物動態健康成人男性にムコソルバンLカプセル45mg1カプセルを経口投与し、クロスオーバー法によりムコソルバン錠15mg1回1錠、1日3回(45mg/日)との比較が行われた。ムコソルバンLカプセル45mgの単回投与は血中濃度に持続性が認められ、ムコソルバン錠15mg1日3回投与とほぼ同等の血中薬物動態を示した。また、ムコソルバンLカプセル45mgを1日1回夕食後服用時では、翌朝の血中濃度はムコソルバン錠15mgに比較し有意に高いことが示された2),4)


排泄(参考)
薬物動態
薬物動態健康成人男性にムコソルバンLカプセル45mgを単回経口投与したとき、投与後36時間までに尿中へ未変化体が5.34%排泄された4)

薬物動態の表

  AUCt(ng・h/mL)Cmax(ng/mL)tmax(h)t1/2(h)
絶食本剤
579.462±166.83928.985±7.0276.012.149±3.368
絶食Lカプセル
645.866±234.57427.641±6.8544.011.531±3.051
食後本剤
689.543±237.71835.256±10.0696.012.178±2.835
食後Lカプセル
697.838±219.15730.955±9.1406.013.384±5.355
(#:平均値±標準偏差、*:中央値)

臨床成績

1.臨床効果(参考)
ムコソルバンLカプセル45mgの承認時までに国内延べ139施設で実施された二重盲検試験を含む臨床試験の効果判定症例421例における有効率は下記のとおりであった。5),6)5),6)。
(表参照)
早朝覚醒時に喀痰喀出困難を訴える患者を対象に行った二重盲検試験で、ムコソルバンLカプセル45mgの夕食後1回投与の有効性が認められた6)6)。

臨床成績の表

疾患名\有効率(%)有効以上
急性気管支炎78.0%(39/50)
気管支喘息64.6%(42/65)
慢性気管支炎66.7%(84/126)
気管支拡張症64.5%(20/31)
肺結核66.7%(40/60)
塵肺症51.1%(24/47)
手術後の
61.9%(26/42)

薬効薬理

肺表面活性物質の分泌促進作用(正常ラット、レセルピン処理ラット、未熟ウサギ胎児、病態マウス、珪肺患者)7)〜13)7)〜13)
気道液の分泌促進作用(病態ウサギ、正常ウサギ)14)14)
線毛運動亢進作用(正常ハト、病態ウサギ)7),14)7),14)
これらが総合的に作用して喀痰喀出効果を示すものと考えられる。この際、肺表面活性物質の役割としては、線毛の存在しない肺胞や呼吸細気管支を含め気道中の粘性物質を排出しやすくするものと考えられている7)7)。

有効成分に関する理化学的知見

1.一般名
アンブロキソール塩酸塩(Ambroxol Hydrochloride)
2.化学名
trans -4-[(2-amino-3, 5-dibromobenzyl)amino]cyclohexanol hydrochloride
3.化学構造式
4.分子式
C13H18Br2N2O・HCl13H18Br2N2O・HCl
5.分子量
414.56
6.融点
約235℃(分解)
7.性状
白色の結晶性の粉末で、においはなく、わずかに特異な味がある。メタノールにやや溶けやすく、水又はエタノール(99.5)にやや溶けにくく、酢酸(100)に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。

取扱い上の注意

1.安定性試験
最終包装製品を用いた長期保存試験(25℃、相対湿度60%、24ヵ月)、加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であった15)15)。

包装

PTP:100錠(10錠×10)
    500錠(10錠×50)
    700錠(14錠×50)
瓶:300錠(プラスチック製瓶入り)

主要文献及び文献請求先

慶松元興ほか:新薬と臨牀,63(12)1964,2014
社内報告:薬物動態(健康成人、夕食後単回投与),1990
社内報告:薬物動態(健康成人、連続投与),1990
社内報告:薬物動態(健康成人、朝食後単回投与),1989
原澤道美ほか:Therapeutic Research,14(1)311,1993
長岡 滋ほか:Therapeutic Research,14(2)617,1993
長岡 滋ほか:薬理と治療,9(5)1845,1981
社内報告: 肺表面活性物質の分泌促進作用(ラット),1981
社内報告: 肺表面活性物質の分泌促進作用(ラット、用量相関性),1981
千田勝一ほか:薬理と治療,9(2)483,1981
前多治雄ほか:薬理と治療,9(2)487,1981
Curti, P. C.:Pneumonologie,147(1)62,1972
Curti, P. C. al.:Arzneim. -Forsch.,28(5a)922,1978
加瀬佳年ほか: 熊本大学薬学部報告(未発表):気道液分泌促進作用(ウサギ)、線毛運動亢進作用(ハト),1980
社内報告:ムコソルバンL錠45mgの安定性試験,2015

文献請求先

問い合わせ先主要文献に記載の社内報告につきましても下記にご請求ください。

帝人ファーマ株式会社 学術情報部
〒100-8585 東京都千代田区霞が関3丁目2番1号
フリーダイヤル 0120-189-315

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

提携
ベーリンガーインゲルハイムインターナショナル社
インゲルハイムアムライン (ドイツ)
製造販売元
帝人ファーマ株式会社
東京都千代田区霞が関3丁目2番1号

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
2239001G2027 ムコソルバンL錠45mg アンブロキソール塩酸塩 45mg1錠 62.3

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