マイページ

薬剤師ネクスト経営塾

ベハイド錠4mg

作成又は改訂年月

**2013年5月改訂(第7版 会社住所の変更)
*2011年1月改訂

日本標準商品分類番号

872132

日本標準商品分類番号等

再評価結果公表年月(最新)
1998年3月

薬効分類名

利尿・降圧剤

承認等

販売名

ベハイド錠4mg

販売名コード

2132006F1048

承認・許可番号

承認番号
22000AMX02296000
欧文商標名
BEHYD 4mg

薬価基準収載年月

2008年12月

販売開始年月

1961年2月

貯法・使用期限等

貯 法:
貯法・使用期限等遮光、室温保存
使用期限:
貯法・使用期限等外箱、容器に表示

規制区分

処方箋医薬品注)
規制区分 注)注意−医師等の処方箋により使用すること。

組成

成分・含量(1錠中)
組成ベンチルヒドロクロロチアジド 4mg
添加物
組成乳糖水和物、バレイショデンプン、ステアリン酸マグネシウム

性状

剤形
性状裸錠
色調
性状白色
外形
性状

直径:6.5mm 厚さ:2.2mm 質量:約100mg
識別コード
性状KP-077

一般的名称

ベンチルヒドロクロロチアジド錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
1.無尿の患者
[無尿の患者に無効であり、また、本剤投与により高窒素血症を起こすおそれがある。]
2.急性腎不全の患者
[急性腎不全の患者に無効であり、また、本剤投与により高窒素血症を起こすおそれがある。]
3.体液中のナ卜リウム・カリウムが明らかに減少している患者
[本剤のナ卜リウム・カリウム排泄作用により、体液中濃度が更に減少し、電解質失調を悪化させるおそれがある。]
4.チアジド系薬剤又はその類似化合物(例えばクロルタリドン等のスルフォンアミド誘導体)に対する過敏症の既往歴のある患者
5.テルフェナジン又はアステミゾールを投与中の患者
[QT延長、心室性不整脈を起こすおそれがある。また、他の利尿剤(ループ利尿剤)でテルフェナジンとの併用によりQT延長、心室性不整脈を起こしたとの報告がある。]

効能・効果

用法・用量

用法・用量
用法・用量通常、成人にはベンチルヒドロクロロチアジドとして、1回4〜8mg(1〜2錠)を1日2回経口投与する。
用法・用量
用法・用量なお、年齢、症状により適宜増減する。
用法・用量
用法・用量維持量として、1週2〜3回間歇投与する。
用法・用量
用法・用量ただし、高血圧症に用いる場合には少量から投与を開始して徐々に増量すること。また、悪性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。

*使用上の注意

*慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
1.進行した肝硬変症の患者
[肝性昏睡を誘発することがある。]
2.心疾患のある高齢者、重篤な冠硬化症又は脳動脈硬化症の患者
[急激な利尿があらわれた場合、急速な血漿量減少、血液濃縮をきたし、血栓塞栓症を誘発するおそれがある。]
3.重篤な腎障害のある患者
[高窒素血症を起こすおそれがある。]
4.肝疾患・肝機能障害のある患者
[肝機能を更に悪化させるおそれがある。]
5.本人又は両親、兄弟が痛風、糖尿病の患者
[本剤は血中尿酸値、血糖値を上昇させることがあるので、痛風又は糖尿病の症状を悪化あるいは誘発させるおそれがある。]
6.下痢、嘔吐のある患者
[電解質失調があらわれることがある。]
7.高カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症の患者
[高カルシウム血症あるいは副甲状腺機能亢進症による高カルシウム血症を悪化させるおそれがある。]
8.ジギタリス製剤、糖質副腎皮質ホルモン剤又はACTHの投与を受けている患者(「相互作用」の項参照)
9.減塩療法時の患者
[低ナ卜リウム血症を起こすおそれがある。]
10.高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
11.乳児(「小児等への投与」の項参照)
(3)〜(11)項は「重大な副作用」の項及び「その他の副作用」の項の代謝異常参照
12.交感神経切除後の患者
[本剤の降圧作用が増強される。]

重要な基本的注意

本剤の利尿効果は急激にあらわれることがあるので、電解質失調、脱水に十分注意し、少量から投与を開始して、徐々に増量すること。
連用する場合、電解質失調があらわれることがあるので定期的に検査を行うこと。
夜間の休息が特に必要な患者には、夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望ましい。
降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

相互作用

併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等
バルビツール酸誘導体
臨床症状・措置方法
起立性低血圧を増強することがある。
機序・危険因子
これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の降圧作用による。
薬剤名等
あへんアルカロイド系麻薬
臨床症状・措置方法
起立性低血圧を増強することがある。
機序・危険因子
あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降があらわれることが報告されている。
薬剤名等
アルコール
臨床症状・措置方法
起立性低血圧を増強することがある。
機序・危険因子
血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強されることがある。
薬剤名等
カテコールアミン
ノルアドレナリン
アドレナリン
臨床症状・措置方法
カテコールアミンの作用を減弱することがある。
手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等を行うこと。
機序・危険因子
血管壁の反応性を低下させ、また交感神経終末からの生理的ノルアドレナリンの放出を減少させることが報告されている。
薬剤名等
ツボクラリン及びその類似作用物質
ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物
パンクロ二ウム臭化物
ベクロニウム臭化物
臨床症状・措置方法
これらの薬剤の麻痺作用を増強することがある。
手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等を行うこと。
機序・危険因子
利尿剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強すると考えられている。
薬剤名等
降圧作用を有する他の薬剤
ACE阻害剤
β遮断剤
ニトログリセリン等
臨床症状・措置方法
降圧作用を増強するおそれがある。
降圧剤の用量調節等に注意すること。
機序・危険因子
作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する。
薬剤名等
ジギタリス製剤
ジゴキシン等
臨床症状・措置方法
ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、不整脈等を起こすことがある。血清カリウム値に十分注意すること。
機序・危険因子
利尿剤による血清カリウム値の低下により多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。マグネシウム低下も同様の作用を示す。
薬剤名等
キニジン
臨床症状・措置方法
徐脈を起こすおそれがある。
機序・危険因子
尿をアルカリ性にし、非解離型キニジンの割合が増し、キニジンの血中濃度が上昇することがある。
薬剤名等
糖質副腎皮質ホルモン剤
ACTH
グリチルリチン製剤
臨床症状・措置方法
低カリウム血症が発現することがある。
機序・危険因子
両薬剤ともカリウム排泄作用をもつ。
薬剤名等
糖尿病用剤
SU剤
インスリン等
臨床症状・措置方法
糖尿病を悪化(糖尿病用剤の作用を減弱)させることがある。
慎重に併用すること。
機序・危険因子
機序は明確ではないが、利尿剤によるカリウム減少により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。
薬剤名等
炭酸リチウム
臨床症状・措置方法
振戦、消化器愁訴等、リチウム中毒を増強することがある。血清リチウム濃度に注意すること。
機序・危険因子
利尿剤は腎におけるリチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度を上昇させる。
薬剤名等
コレスチラミン
臨床症状・措置方法
利尿降圧作用の減弱。
機序・危険因子
コレスチラミンの吸着作用により、本剤の吸収が阻害される。
薬剤名等
非ステロイド性消炎鎮痛剤
インドメタシン等
臨床症状・措置方法
利尿降圧作用の減弱。
機序・危険因子
非ステロイド性消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用により、腎内プロスタグランジンが減少し、水・ナトリウムの体内貯留が生じて本剤の作用と拮抗する。

副作用

副作用等発現状況の概要
副作用等発現状況の概要
副作用等発現状況の概要本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度については文献、自発報告を参考に集計した。
副作用等発現状況の概要
副作用等発現状況の概要総症例313例中、副作用が発現したのは、18例(5.8%)であった。(再評価結果)
副作用等発現状況の概要
副作用等発現状況の概要以下の副作用は、頻度が算出できない副作用報告を含む。
重大な副作用
1.再生不良性貧血(頻度不明)
再生不良性貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。
2.*低ナトリウム血症(頻度不明)
けん怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、直ちに適切な処置を行うこと。
3.*低カリウム血症(0.1〜5%未満)
けん怠感、脱力感、不整脈等を伴う低カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、直ちに適切な処置を行うこと。
重大な副作用(類薬)
.間質性肺炎、肺水腫
類薬(ヒドロクロロチアジド)で間質性肺炎、肺水腫があらわれることが報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること1)
その他の副作用
精神神経系
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用眩暈、知覚異常 等
血液注1)
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用白血球減少、血小板減少、紫斑 等
肝臓
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用肝炎
代謝異常注2)
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用低マグネシウム血症、低クロール性アルカローシス、血中カルシウムの上昇等の電解質失調、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症
過敏症注1)
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用発疹
過敏症注1)
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用顔面潮紅、光線過敏症 等
消化器
頻度
0.1〜5%未満
その他の副作用
その他の副作用食欲不振、悪心、胃部不快感
消化器
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用嘔吐、下痢、便秘、膵炎、唾液腺炎 等
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用視力異常(霧視等)、黄視症 等
その他
頻度
頻度不明
その他の副作用
その他の副作用けん怠感、インポテンス、全身性紅斑性狼瘡の悪化、筋痙攣
その他の副作用
その他の副作用注1)観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止すること。
その他の副作用
その他の副作用注2)観察を十分に行い、異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

高齢者への投与

高齢者には、次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
高齢者では、急激な利尿は血漿量の減少をきたし、脱水、低血圧等による立ちくらみ、めまい、失神等を起こすことがある。
特に心疾患等で浮腫のある高齢者では、急激な利尿は急速な血漿量の減少と血液濃縮をきたし、脳梗塞等の血栓塞栓症を誘発するおそれがある。
高齢者ではー般に過度の降圧は好ましくないとされている。
[脳梗塞等が起こるおそれがある。]
高齢者では、低ナ卜リウム血症、低カリウム血症があらわれやすい。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠後期には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
[チアジド系薬剤では、新生児又は乳児に高ビリルビン血症、血小板減少等を起こすことがある。また、利尿効果に基づく血漿量減少、血液濃縮、子宮・胎盤血流量減少があらわれることがある。]
本剤投与中は授乳を避けさせること。
[類薬で母乳中に移行することが報告されている。]

小児等への投与

乳児は電解質バランスがくずれやすいため、慎重に投与すること。

臨床検査結果に及ぼす影響

甲状腺障害のない患者の血清PBIを低下させることがあるので注意すること。

適用上の注意

.薬剤交付時:
PTP包装の薬剤はPTPシー卜から取り出して服用するよう指導すること。
[PTPシー卜の誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

臨床成績

臨床成績
臨床成績3施設で総計64例について実施された臨床試験での高血圧症に対する有効率は64.4%(38/59)、各種浮腫に対する有効率は93.3%(14/15)であった。
臨床成績
臨床成績また、二重盲検比較試験において本剤の本態性高血圧症に対する有用性が確認された2)

薬効薬理

1.作用機序
ベンチルヒドロクロロチアジドはチアジド系の利尿・降圧剤である。一般的にチアジド剤の血圧降下作用は、腎尿細管におけるNa、Clの再吸収を抑制し、Na、Cl及び水の排泄を増加させ、循環血漿量を減少させ3)4)、また、動脈壁のNa含量を低下させ、交感神経刺激に対する感受性を低下させることによって降圧効果が得られるとされている5)
2.塩類排泄作用6)6)
経口投与でベンチルヒドロクロロチアジド1.0mg/kg以上の用量において用量依存的にNa及びClの尿中排泄を増加した(ラット)。
3.利尿作用6)6)
経口投与でベンチルヒドロクロロチアジド1.0mg/kg以上の用量より、無投与群に比し、有意に(P<0.05)尿の排泄を増加した(ラット)。
4.血圧降下作用7)7)
高血圧ラットにベンチルヒドロクロロチアジド10mg/kgを投与した場合、10%以上の降圧作用を示し、その作用は投与1時間後より始まり、5時間以上持続した。

有効成分に関する理化学的知見

有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見一般名:ベンチルヒドロクロロチアジド(Benzylhydrochlorothiazide) [JAN]
有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見化学名:6-Chloro-7-sulfamoyl-3-benzyl-3,4-dihydro-1,2,4-benzothiadiazine-1,1-dioxide
有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見分子式:C14H14ClN3O4S2
有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見分子量:387.86
有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見融点 :245〜253℃(分解)
有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見性状 :本品は白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。本品はn-ブチルアミンに溶けやすく、アセトンにやや溶けにくく、メタノールに溶けにくく、エタノール又はメチルイソブチルケトンに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見化学構造式
有効成分に関する理化学的知見
有効成分に関する理化学的知見

包装

ベハイド錠4mg
 PTP包装 :100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)
 バラ包装:500錠

主要文献及び文献請求先

Beaudry, C., Ann. Intern. Med., 78, 251(1973).
染谷一彦, 他, Geriat. Med., 12, 305(1974).
Earley, L., al., J. Clin. Invest., 43, 1495(1964).
Sullivan, L., al., J. Pharm. Exp. Ther., 151, 168(1966).
Friedman, M., al., Am. J. Physiol., 198, 148(1960).
入倉 勉, 他, 基礎と臨床, 11, 1901(1977).
岩城利一郎, 他, 日本体質学雑誌, 30, 170(1967).

** *文献請求先

問い合わせ先杏林製薬株式会社 くすり情報センター
〒101-8311 東京都千代田区神田駿河台4-6
電話 0120-409341
問い合わせ先受付時間 9:00〜17:00(土・日・祝日を除く)

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
杏林製薬株式会社
**東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
2132006F1048 ベハイド錠4mg ベンチルヒドロクロロチアジド 4mg1錠 5.4

Related Attachments

Title
PDFファイル ブラウザで表示
インタビューフォーム ブラウザで表示
230109_2132006F1048_1_04_fig01.gif ブラウザで表示
230109_2132006F1048_1_04_fig02.gif ブラウザで表示
230109_2132006F1048_1_04.sgm ブラウザで表示