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薬剤師ネクスト経営塾

タケルダ配合錠

作成又は改訂年月

*2014年6月改訂(第2版)
2014年3月作成

日本標準商品分類番号

873399

薬効分類名

アスピリン/ランソプラゾール配合剤

承認等

販売名

タケルダ配合錠

販売名コード

3399102F1026

承認・許可番号

承認番号
22600AMX00522
商標名
TAKELDA Tablets

薬価基準収載年月

*2014年5月

販売開始年月

*2014年6月

貯法・使用期限等

貯法
使用期限等室温保存
使用期限
使用期限等外箱に表示の使用期限内に使用すること。
(使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用すること。)

規制区分

処方箋医薬品
説明事項注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

1錠中の有効成分
組成アスピリンとして100mg及びランソプラゾールとして15mg
添加物
組成トウモロコシデンプン、結晶セルロース、カルメロース、メタクリル酸コポリマーLD、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリソルベート80、モノステアリン酸グリセリン、クエン酸トリエチル、無水クエン酸、乳糖・結晶セルロース粒、炭酸マグネシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース、タルク、酸化チタン、マクロゴール6000、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、D−マンニトール、クロスポビドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム

性状

剤形及び錠剤の色
性状白色〜帯黄白色の素錠で赤橙色〜暗褐色の斑点がある。
製剤表示
性状タケルダ
形状
性状 上面          下面         側面

直径(mm)
性状10.0
厚さ(mm)
性状約5.4

一般的名称

アスピリン/ランソプラゾール配合錠

禁忌

(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分又はサリチル酸系製剤に対する過敏症の既往歴のある患者
アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
消化性潰瘍のある患者
[アスピリンのプロスタグランジン生合成抑制作用により胃の血流量が減少し、消化性潰瘍を悪化させることがある。]
出血傾向のある患者
[アスピリンにより血小板機能異常が起こることがあるため、出血傾向を助長するおそれがある。]
アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者
[重篤なアスピリン喘息発作を誘発させることがある。]
出産予定日12週以内の妊婦(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)

効能又は効果

用法及び用量

用法及び用量
用法及び用量通常、成人には1日1回1錠(アスピリン/ランソプラゾールとして100mg/15mg)を経口投与する。

(次の患者には慎重に投与すること)

薬物動態

1.血中濃度
(1)単回投与1)1)
(1)アスピリン
健康成人24例(CYP2C19の遺伝子型がEM)にアスピリン/ランソプラゾールとして100mg/15mg(配合錠投与)又はアスピリン(腸溶錠)として100mg及びランソプラゾール(OD錠)として15mg(併用投与)をクロスオーバー法により朝食絶食下に1日1回投与した時のアスピリンの血漿中濃度推移及び薬物動態学的パラメータは下図及び表1のとおりである。

(2)ランソプラゾール
健康成人230例(CYP2C19の遺伝子型がEM)にアスピリン/ランソプラゾールとして100mg/15mg(配合錠投与)又はアスピリン(腸溶錠)として100mg及びランソプラゾール(OD錠)として15mg(併用投与)をクロスオーバー法により朝食絶食下に1日1回投与した時のランソプラゾールの血漿中濃度推移及び薬物動態学的パラメータは下図及び表2のとおりである。

(2)食事の影響1)1)
健康成人12例(CYP2C19の遺伝子型がEM)にアスピリン/ランソプラゾール配合錠として100mg/15mgを朝食開始30分後に投与した時、朝食絶食下投与と比較してアスピリンのCmaxmaxは2%減少、AUCは7.1%減少、ランソプラゾールのCmaxmaxは27.9%減少、AUCは10.7%減少した。
2.代謝
アスピリンは主に消化管や肝臓で加水分解されサリチル酸に代謝され、サリチル酸はグルクロン酸抱合やグリシン抱合を受けて代謝される。
ランソプラゾールは主にCYP2C19及びCYP3A4により代謝される。CYP2C19には遺伝多型が存在し、日本人をはじめとするアジア系のモンゴル人種では約10〜20%がPMであると報告されている。2,3)2,3)
3.蛋白結合4)4)
アスピリンの代謝物である[1414C]サリチル酸を250μg/mLの濃度でヒト血漿に添加したときの蛋白結合率は約79%であった。また、[1414C]ランソプラゾールを0.5μg/mLの濃度でヒト血漿に添加したときの蛋白結合率は96.4%以上であった(in vitro)。
4.排泄1)1)
健康成人12例(CYP2C19の遺伝子型がEM)にアスピリン/ランソプラゾール配合錠として100mg/15mgを朝食絶食下又は朝食開始30分後に投与した時、24時間後の尿中排泄率はアスピリン及びサリチル酸として71.2〜72.8%であった。また、ランソプラゾール代謝物の尿中排泄率は2.0〜2.3%であり、ランソプラゾール未変化体は検出されなかった。

薬物動態の表

 Cmax(ng/mL)Tmax(hr)AUC(0-inf)(ng・hr/mL)T1/2(hr)
配合錠670.6±327.54.0(1.0-9.5)910.2±345.40.5±0.2
単剤併用792.8±608.74.5(1.0-9.5)994.3±510.10.5±0.1
n=24、平均値±標準偏差、※中央値(最小値-最大値)
 Cmax(ng/mL)Tmax(hr)AUC(0-inf)(ng・hr/mL)T1/2(hr)
配合錠457.1±163.81.5(0.5-5.0)1,090±520.41.2±0.4
単剤併用406.8±149.01.5(1.0-5.0)1,009±486.21.2±0.4
n=227、平均値±標準偏差、※中央値(最小値-最大値)

臨床成績

1.低用量アスピリン投与時におけるランソプラゾールの胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制
(1)二重盲検比較試験5)5)
低用量アスピリン(1日81〜324mg)の長期投与を必要とし、かつ胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往歴を有する患者を対象としたランソプラゾール群(1日1回15mg経口投与)と対照群との二重盲検比較対照試験の結果、中間解析時におけるKaplan-Meier法により推定した治療開始361日時点の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の累積発症率は、ランソプラゾール群9.5%(95%信頼区間:0.00〜23.96)、対照群57.7%(95%信頼区間:29.33〜85.98)であり、対照群に対するハザード比は0.0793(95%信頼区間:0.0239〜0.2631)(logrank検定:p<0.00001)であった。また、最終解析時におけるKaplan-Meier法により推定した治療開始361日時点の胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の累積発症率は、ランソプラゾール群3.7%(95%信頼区間:0.69〜6.65)、対照群31.7%(95%信頼区間:23.86〜39.57)であり、対照群に対するハザード比は0.0989(95%信頼区間:0.0425〜0.2300)(logrank検定:p<0.0001)であった。


最終解析時におけるKaplan-Meier法による胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の累積発症率
(2)長期投与試験6)6)
上記、二重盲検比較試験後に非盲検下でランソプラゾールを継続あるいは対照群をランソプラゾールに切り替えて、1日1回15mgを24週間経口投与した長期継続投与試験において、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の発症は認められなかった。

薬効薬理

1.アスピリン7)7)
アスピリンは低用量で血小板シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)活性を阻害することから、トロンボキサンA22の生成を抑制し血小板凝集能抑制作用を示す。このアスピリンの血小板COX-1に対する作用は不可逆的で血小板の寿命である7〜10日間持続することから、アスピリンを反復投与すると血小板機能は累積的に抑えられ、血栓・塞栓形成の抑制作用を示す。
2.ランソプラゾール8〜11)8〜11)
ランソプラゾールは胃粘膜壁細胞の酸生成部位へ移行した後、酸による転移反応を経て活性体へと構造変換され、この酸転移生成物が酸生成部位に局在してプロトンポンプとしての役割を担っているH+,K+-ATPaseのSH基と結合し、酵素活性を抑制することにより、酸分泌を抑制すると考えられる。

有効成分に関する理化学的知見

1.アスピリン
(1)化学構造式
(2)一般名
アスピリン(Aspirin)〔JAN〕
(3)化学名
2-Acetoxybenzoic acid
(4)分子式
C99H88O44
(5)分子量
180.16
(6)融点
約136℃
(7)性状
アスピリンは白色の結晶、粒又は粉末で、においはなく、わずかに酸味がある。エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水に溶けにくい。水酸化ナトリウム試液又は炭酸ナトリウム試液に溶ける。湿った空気中で徐々に加水分解してサリチル酸及び酢酸になる。
2.ランソプラゾール
(1)化学構造式
(2)一般名
ランソプラゾール(Lansoprazole)〔JAN〕
(3)化学名
RS)-2-({[3-Methyl-4-(2, 2, 2-trifluoroethoxy)-2-pyridyl]methyl}sulfinyl)benzimidazole
(4)分子式
C1616H1414F33N33O22S
(5)分子量
369.36
(6)融点
約166℃(分解)
(7)性状
ランソプラゾールは白色〜帯褐白色の結晶性の粉末である。N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。

包装

100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)

主要文献及び文献請求先

アスピリン/ランソプラゾール配合錠の薬物動態試験成績(社内資料)
ランソプラゾールの代謝に関する検討
千葉 寛:日本薬理学雑誌,112(1):15, 1998.
蛋白結合に関する検討(社内資料)
Sugano K. al.:J. Gastroenterol. 46(6):724, 2011.
ランソプラゾールの臨床試験成績(社内資料)
監訳 折修二 他:グッドマン・ギルマン薬理書(第11版), 1889-90, 2007. 廣川書店
Satoh H. al.:J. Pharmacol. Exp. Ther., 248(2):806, 1989.
Nagaya H. al.: Jpn. J. Pharmacol., 55(4):425, 1991.
Nagaya H. al.:J. Pharmacol. Exp. Ther., 248(2):799, 1989.
Nagaya H. al.:J. Pharmacol. Exp. Ther., 252(3):1289, 1990.

文献請求先・製品情報お問い合わせ先

問い合わせ先 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご連絡ください。

武田薬品工業株式会社 医薬学術部 くすり相談室
〒103-8668 東京都中央区日本橋二丁目12番10号
フリーダイヤル 0120-566-587
受付時間 9:00〜17:30(土日祝日・弊社休業日を除く)

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売元
武田薬品工業株式会社
〒540-8645 大阪市中央区道修町四丁目1番1号

薬価

販売名コード 品名 成分名 規格 薬価
3399102F1026 タケルダ配合錠 アスピリン・ランソプラゾール 1錠 80.6

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