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薬剤師ネクスト経営塾

未来のリーダーは勇気が必要

こんにちは 仁成堂薬局の大谷です

3月に入り、山口でもやっとインフルエンザが落ち着いてきました。それと入れ替わるように花粉と薬歴未記載報道が飛び交い始め、両方に該当する方ににはつらい時期だと思います。
私はまだ花粉症はなく、薬歴未記載報道しかダメージがありませんが、それでも、報道が出始めてから心の晴れない日が続いています。

そんな訳で今回は報道を聞いて、私が感じたことをツラツラと書いてみたいと思います。

経営理念

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世の中の衰退する会社、倒産する会社をよく調べると、競争相手に倒された例はあまりなく、多くは会社の内部の問題が原因で衰退・倒産に至っているそうです。そういう意味で、今回の件は今後の調剤報酬にマイナス作用する可能性が大きい業界内部の深刻な問題であり、その対処の仕方は大変重要だと思います。
そしてこういった危機的状況に直面した時こそ、明日を夢見て行動する勇気が必要だと思います。

もちろん原因究明と再発防止の措置ももちろん大切です

私はTV報道などで会社の不祥事などを見かけると、その会社の経営理念を調べる習慣があります。何かの本で読んだ「経営の判断に迷ったときは、経営理念に基づいて判断すべきだ」のフレーズがとても気に入り、それ以来、経営理念に書かれていることから、今回の事件がなぜ起きたのかを自分なりに考えるようにしています。

といっても、難しいことをしている訳ではなく、

・不祥事の原因になるような表現があれば、社風の問題なのかな?

・不祥事を防ぎうる表現があれば、組織の仕組みや制度の問題なのかな?

と大雑把に類推する程度です。

今回の件でも、報道のあった会社の経営理念を見てみましたが、「信頼」「誠実」という言葉はあるものの「安心」「安全」という言葉が示されていませんでした。

小売業は消費者への商売を行うことが生業であり、そのニーズに応えるという意味で「信頼」「誠実」の言葉が入るのは当然のことです。また上場企業として、株主からの配当ニーズに応えるという観点からも「信頼」「誠実」といった言葉が入ることは理解しやすいです。

しかしながら医薬品販売の歴史は偽薬の歴史です。
まがい物、偽物、毒物を市場からどう排除するのかを模索し続けた歴史であり、薬局および薬剤師はその医薬品を「安心」「安全」に供給することが仕事であり、時には消費者のニーズに応じないこともあります。

勿論、なぜそういったことが起きてしまったのか、外部からは本当のところはわかりません。あくまで一個人の想像に過ぎませんが、経営理念を見ると「安心」「安全」を確保するという医薬品供給者の使命が消費者や株主からの圧力に負けてしまったのかな?と感じます。

また、そういう観点で再発防止を考えると、①「安心」「安全」の視点を入れた経営理念の見直し②そういった医薬品供給が実現できる組織体制や制度設計の見直しが必要なのかな?とは思います。そして根本的には、③医薬品を取り扱う企業の配当上限の設定、なども業界としては求めていく必要があるのかな?と感じています。

勇気を持つ

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そして明日を夢見て行動する勇気の話。

こういった状況では、当事者も含めてすべての人が批判や反省をしています。そして苛立ちのあまり、他人を必要以上に批判する人もいます。
この傾向は、今の調剤薬局の社長世代に多いような気がします。日薬会長の「会員であっても守れない」という発言は、そういう意味で私たちの父親世代の薬剤師らしい反応だなと思いました。

でもそういった警鐘を鳴らすだけでは、現場の特に若い薬剤師は委縮し、失望するのではないでしょうか?

個人的には今こそ現場で日々お客さんと対応している若い人が未来を語る時だと思います。

今の社長さん達の世代は競争の時代を生き抜いてきました。

でもこれからは共創の時代です。地域の薬局が協働し、価値共創する時代です。
そしてその時代にリーダーシップを発揮できるのは今まさに現場で患者さんと接している私たち世代の薬剤師なのではないでしょうか?

因みに、世界的には私たちの世代(1970年代後半から2000年代初頭)は「ジェネレーションY」と呼ばれています。

そしてその特徴は、

①日常的にインターネットをはじめとした、デジタル環境に親しんでおり、テクノロジーへのアレルギーもない。
②データの取り扱いに慣れている。
③誰かと繋がっていたい欲求が強い。
④遠方とのコミュニケーションに抵抗を感じない。
⑤協働の価値観に柔軟に対応できること。

だそうです。

私たち一人一人が未来のリーダーです。今回の報道はとても不幸なことですが、反面チャンスだと思います。普段感じていること、考えていることを、社内や上司、そして全国の仲間に伝えるチャンスだと思います。

ただし私たち世代の意見は、今の社長さん達の世代から、とても幼く、理想論であり、受け入れがたい、リスキーなものとして写りがちです。拒絶されることも当然あるはずです。実際にその通りの事も多いと思います。でも勇気を出して普段感じていることを表現することが大切だと思います。

そして、このチャンスをうまく生かさないと次はもっと大きな危機に直面することになるのではないでしょうか?

とまぁ偉そうに書いてみました。期待半分、自戒半分です。批判と思考はだれでもできます。「仁成堂は仁で成り立つ薬局です」自分の店舗におかしなところはないかだろうか?
今一度見直す考える必要があるなと感じています。

それに近年の薬剤師バブルのせいでルーズで、ヒマで、給料の高い職場を好み、なおかつお客さんの身になって考える習慣と感性に欠けた薬剤師(?)な人がいるのも事実ですよね・・もう!薬剤師ならプロ意識持ってよ!(はい、愚痴と批判です)

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